原燃ワガネ 

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急に暑くなったのでちょっと外を歩いたらぐったりした。朝7時に目が覚めたので寝不足でもあったが……。それと、夜になって目がやたらしょぼつき文字が見にくい。考えてみると、電車の中で眼鏡を掛け岩波文庫の『窪田空穂歌集』をずっと読んでいたせいだ。
少し前の文庫本は文字が小さく、すこぶる目が疲れることは誰しも感じているだろう(30年以上前の文庫などとても読めない)。もう一つの要因は電車内の照明だ。同じ都営新宿線でも、都営の車両と乗り入れする京王の車両ではかなりの差がある。照明だけでなく、壁材などのグレード感、シートの座り心地などいずれも私鉄に軍配が上がる。新宿線の一つ前の世代、最初のLED照明車両はとても本が読めないほど暗い。新宿線の車両はJR東と同じタイプのようだが、なぜか都営地下鉄にはチープ感が漂う。最近はスマートフォンやタブレットの利用者が多いので、車内照明は重要視されなくなっていくのだろうか。新聞読みには春・秋の強力な送風も煩わしい。

                               
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我が野辺地町は一時人口が2万人に近づき、市への昇格も取り沙汰されたというが、このところ1万3,000人台に留まっている。町から『広報のへじ』を送ってもらい毎月読んでいると、人口や世帯数の推移もさることながら、苦しい小自治体の現状が朧気ながら分かる。ついでに「おくやみ」欄や誤植もチェックし、封筒はありがたく再利用させてもらう。
町では6月下旬に「町長とみんなでしゃべる会」という集会を8会場で実施、町の施策を説明するとともに町民との質疑応答を行った。その内容が公報の9月号に載っているのだが、いささか気になることがある。役場庁舎の建て替え問題である。現在の庁舎は昭和29年落成で築64年、戦前の映画やテレビのロケに使えそうなくらい古い。建て換えはやむを得ないとも言える。一方、熊本地震で災害時の行政の中枢拠点として庁舎の重要性が再認識され、市町村役場機能緊急保全事業が創設された。建設費用の内、最大90パーセントを地方債として借りることができるようになった。ただし、この優遇措置を受けるためには、32年度までに新庁舎が完成することが条件となる。


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そこで目を付けられたのが、年間1世帯当たり約6,000円交付されている原子力立地交付金(いわゆる原発マネー)である。これを減額、つまり本来各世帯に渡るお金の半分または全額を町に入れ建設費の返済に充てようというのだ。新庁舎の規模はまだ固まっていないが、仮に全額町に入れば年約1億3,000万円が返済できる計算になるとか。だがそのためには、六ヶ所村の再処理施設が存在し続けることが絶対条件となる。危なくて脱原発などとても口にできなくなるのではないか。お金はちゃんともらうが口も出す、そのくらいのしたたかさがなくちゃこの世は渡れないぞ。

                              
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しおりが落ちましたけど 

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なんだか意気の上がらない日が続く。日曜日は関口へ写真を見にいったが、やっと探し当てたギャラリーは、明かりが点いているのに5時で終わりだという役所みたいな対応。しかし、壁を一瞥したところあまり観たい写真とは思えなかった。やむなく近くのヒロマートギャラリー(こちら)でバーバラ・ローシーン『New York Jazz Scenes』を観て帰った。ジャズボーカリストで絵は独学だというバーバラのアクリル画の日本初個展。たまには原色が映えるこういう大らかな作品もいい。このギャラリーは昔、10年前くらいにモノクロ写真を観にいった記憶がある。神田川沿いの小さな企画画廊だが健闘しているようだ。 

                          
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土曜日は高円寺のバー鳥渡へちょっと顔を出す。この日は広瀬君ではなくミホさんという女性がカウンターに立っていた。隣になった桜井善茂さんと知り合い名刺交換したのだが、桜井さんは「モノクロ写真の世界へようこそ」(こちら)というサイトをつくっており、膨大な数のモノクロの写真展・モノクロ写真集、銀塩写真用語集のデータベースが必見。写真展は98年からで見逃したものもきちんとリストアップされている。モノクロに限られる上、文字などあまり見やすいとは言えないが、私がちまちまとハガキを取っておいたりする必要はもうなくなってしまう。参った。

                       
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先日元同僚のY氏と会い、お金の話、昔の会社の話などで盛り上がったついでに、眞子様の婚約内定会見に話が及び、男のほうは仕事がどうこうでうまくなさそうだというので、そうかと相づちを打っていたが、リテラはこの婚約内定をネトウヨが無期延期せよなどとメチャクチャに叩いていると報じていた(こちら)。もっぱら男の氏素性がはっきりしない、(バイトみたいな仕事で)ちゃんと養えるのかなどと、これがY氏の話のネタ元らしいが、それだけではない。所功京都産業大学名誉教授やノンフィクション作家保阪正康氏まで二人の結婚に不安を吐露しているのだから驚く。そこには男の甲斐性といった古い価値観とともに、皇族の減少や皇統維持という問題があるという。そこを飛び越えた眞子様の自由な決断への非難が、小室氏の側に集中した格好だ。しかしあの中学生の芝居を観ているような内定会見のやり取りはなんだろう。これはこれで心配になってしまう。

                      
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民進党幹事長の座を逃した上に離党する羽目になった山尾志桜里騒動。岸井成格氏も「脇が甘すぎる」と苦言を呈していたが、日頃うるさい議員を紐付けしておいて、いざという時に操る古典的な手法にはめられたようだ。保坂氏が書いている東條による中野正剛代議士の自刃は未だに解明されていない。それにしても解党が怖いから前原を選んだはずなのに、スキャンダルを煽りまくって対応が問題だといって離党するんじゃ前原君も立つ瀬があるまい。だが、味噌の付き始めは(サンデー毎日の鈴木哲夫氏によると)山尾幹事長という情報が前原近辺から漏れたことらしい。あまちゃんにも程がある。

猫屋敷ははや更地に……
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猫屋敷の怪 

左右とも工事はだいぶ進んだ
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シルバーパスを得てあまり通らなくなった駅への小路に、窓によく猫の姿を見る二階建ての家があった。いつも数匹の白猫がテーブルの上を歩き回ったり寝そべったりし、その前で中年の奥さん(?)が黙ってスマホを見ているのである。部屋は生活の臭いが全然なく、奥さん以外の人影を見たことも声を聞いたこともない。殺風景な部屋の窓ガラスは汚れきっている……。覗いたわけではないが、直に道に面した一階の部屋でカーテンがないので、通り過ぎるときにイヤでも見えてしまうのだ。その家がこの夏、急に取り壊された。猫たちはどこへ行ったのか、そして奥さんの運命は……。気になる。(続く)

                                   
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国際ジャーナリストの木村太郎は、かつて東京新聞の連載コラム「太郎の国際通信」で、当時の海部俊樹総理が誰か外国の大統領と会った際、いきなりファーストネームで呼びかけたので卒倒しそうなくらい驚いたと書いていた。ロン-ヤスのような例外はあっても、大統領への呼びかけはあくまで「プレジデント」(総理ならばプライムミニスターか)でなければならないと木村はいう。
その忠告を端から無視しているのが東京新聞を取っていない安倍晋三だ。1日にも英国の首相と会い、恥ずかしげもなく「テリーザ」と呼んだと新聞は報じている。ロシア大統領と会ったときは確かに「ウラジーミル」と呼んでいた。ウラジ氏は神妙な顔をしていた。トランプの時は「ドナルド」と呼んだのだろうか。ドナルドは絶句し、やむなく手を握って見つめ合った。そんなところだろう。外国首脳は皆、アベのファーストネーム攻撃に戦戦兢兢のようだ。

                        
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民進党新代表が前原誠司に決まったものの、いい反応が一つも聞こえないのは困ったね。2日の朝日新聞(デジタル)に前原のブレーンである井手英策のインタビューが載っていたが、自己責任社会になった日本から「私たち」を取り戻すために、皆が少しずつ負担し支え合う合意形成、それを「All for All」というキーワードに込めているようだ。国民的議論を呼びかけるにしても、始まりが制度的な欠陥の多い消費税に偏りすぎなのが気になるが……。
一方、日刊ゲンダイは、前原が小沢一郎とのパイプをつくったこと、推薦人に小沢寄りの名前が多かったことなどを見た上で、野党共闘の見直しは否定ではなく、共産との選挙協力+自由・社民・民進の解体合併という小沢の構想に、前原が乗れるかどうかだと説く。今度の新役員人事は意外なほど現実的だが、一部ヘンな顔も見えるから、ガラガラポンにならないように頼みたい。
             

ケーサツまだか? 

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来た来た来たーーーっ! 北のキッチン風水では凶だよ。お立ち会い……私にも来た、ミルナくんと同じ介護保険の追加料金が……。確定申告が遅れて所得階層が昨年分とずれちゃったせいだが、3,120円は痛い。つまりそれだけ値上がりしたと言ってもいいかな。この支払いはコンビニでもよかったのだが、ついでがあったので小郵便局へ行った。すると何だか知らないが前の2、3人が細々とやりとりして待たされること半端じゃない。やっと私の前のご老人(90歳前後)の番になったが、このやり取りがすごい。会話はほぼ筒抜けである。
かなりの金額の定額貯金を引き出そうとしたらしく、もう少し待てないんですか?……利息がどうのこうの……待てない、家を……修繕? お友達にやってもらう?……でもすぐ支払うわけじゃないでしょう? 1か月でも……ゴチャゴチャ……息子さんなりに付いてきてもらうわけにはいかないんですか? 興奮して反論、息子に付いてきてもらえるくらいなら苦労はしないよっ!とでも言ったのか……合間に我々のところへ来て、自分の金を下ろすのになぜゴチャゴチャ言われるのかとうんざりした様子。同感だ。
……行員が言う。何とかさん、あらかじめ聞いてなかったので用意がないんですよ。それにこういう場合は警察に来て立ち会ってもらうことになってます、今連絡しますからこちらでお待ちください、と応接室に招じ入れられる。しばらくして「警察まだこねーのか?」とぼやいている彼の声だけ聞こえた。やれやれであろう。がんばれ!
私の番になったので行くと、さっきからうすうす見えてはいたのだが、窓口横に乳がん検査の模型がおいてあり、お試しできる。つまりおっぱいの片方があるわけだが、近くで見ると全然美乳とは言えない。むしろグロだ。こんな所で触ってみる人がいるのだろうか。ゆうちょ銀行も悪趣味なことをするものだ。

新しいネコトモ、黒と呼んでる/「一時集合」……こう読むのか?
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21日、厄日。起きがけに寝返りを打つとやや強いめまいに襲われ、起き上がるときもまためまいがした。うーーん、こりゃ弱った。以前、10年以上前にやはりめまいがひどくて順天堂の高齢者医療センターを紹介され、MRI、MRA、眼振検査などを徹底して行ったが脳血管に異状はなく、三半規管も正常、ただ眼振の検査で脳梗塞の後遺症らしい形跡があると言われた。つまり光の追随がうまくない(遅れが見られる)ということだった。しかしそれで別に薬が出るわけでもなく、めまいもその内自然に治ってしまった。
今回はそれほどのことはなく、外出を控えたらだんだんよくなってきたが、最初のめまいを感じたとき首から肩に掛けてガチガチに固くなっていたので、慌てて血圧を測ったが正常だった。このところ慢性的寝不足と首・肩への負担が知らず知らず繰り越されてきたようだったので、その影響ではないかと思う。ミルナくんは血糖値のことを心配していたが、私は毎年の健診で血糖値を測って一度も指摘されたことはないから、それはないだろう。首・肩の凝りはまだよくないし、めまいも完全に解消とは言えないが、とりあえず様子を見よう。

民進党代表選……前原の井手理論は危うい。財務省に丸呑みされてしまいそうだ。室井佑月の日刊ゲンダイコラム「嗚呼、仰ってますが。」<民進代表選「All for All」がいちばん似合わない前原サン>に「いいね!」を押しておこう。

                                 
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やるきマンマン 

残暑見舞いを送った後、亀戸の養老でW君と納涼の一席と言いたいところだが、こう涼しくては納涼も何もない。16日間も雨続きなんてどうなったのか。野辺地はストーブを焚きっぱなしだろう。酒は抑制したつもりだったが、帰って風呂にも入らず録画したテレビも観ずにぼうっとして過ごす。疲れ知らず酔い知らずのW君に煽られてしまった。

                   
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さて、8月15日に合わせて放映されたNHKスペシャルは、新しい証言と証拠を全面的に取り入れてなかなか見応えがある内容だった。籾井がいなくなったことと関係があるのかどうか、思い切った報道姿勢を評価したい。
12日は「本土空襲 全記録」。軍事目標に対する精密爆撃の成果が上がらず苛立った米軍は、都市・住宅地への絨毯爆撃に移行した。都市が焼き尽くされると、護衛任務のP-51戦闘機に地上目標への銃撃が加わる。米軍はP-51にガンカメラを取り付け、銃撃シーンの一部始終をフィルムに記録していた。軍事目標を問わず地上の動く物はすべてが攻撃対象になった。日本軍が行う特攻(体当たり)作戦に対する恐怖心が攻撃の激しさを倍加させた。元米軍パイロットは支給される興奮剤を飲んで任務に当たったと証言している。
13日は「731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~」。森村誠一『悪魔の飽食』の間違った写真掲載問題などが記憶されるが、この番組はハバロフスク裁判の証言のほか、個人の資料、大学の記録に重点を置いて報道している。当時の大学が軍の研究と資金面でも人材面でも不可分な相互依存関係にあったことが見て取れる。731部隊に最も多く研究者を出していたのは京都帝大だったという。

                            
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14日は「樺太地上戦 終戦後7日間の悲劇」。樺太と呼ばれた地に40万人に及ぶ日本人が暮らしていた。終戦後の8月20日、ソ連軍が侵攻し、住民を巻き込んだ地上戦が7日間続いた。不可解な軍の「死守命令」は、北海道を分断しようとするソ連の企図を阻むため島を盾にしたのではないかという。保阪正康は、日本では下位の者ほど重い責任を取らされた、樺太戦の責任の所在は曖昧なままだと指摘していた。
15日は「戦慄の記録 インパール」だ。1993年に、NHKスペシャル「ドキュメント太平洋戦争」の第4集「責任なき戦場 ~ビルマ・インパール~」として放映されたことのある内容だが、今回は司令官牟田口廉也中将の肉声テープなど貴重な新資料を加えている。反省の色もなく戦局の挽回を図ったまでと言う牟田口。東條首相たち戦争指導部の中で反対論が封殺され無謀な作戦の決行が決まる。そのあたり、安倍政権もかくやと思わせる。だが後に大本営の服部卓四郎は、作戦は南方軍・ビルマ方面軍・第15軍が勝手にやったものと語っている。番組の最後に、牟田口の下にいて彼の言動を全て記録していた齋藤博圀元少尉が車いすで現れ、「よく(この資料を)見つけましたなあ」と語る姿が印象的であった。インパール作戦の戦死者は3万人、傷病者は4万人と言われる。元少尉も九死に一生を得て生還した。

                     
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9日のTBS「ひるおび!」が自民党の政調会長に就任した岸田文雄を生出演させ、「リテラ」は「“ポスト安倍忖度”」「自民党のPRに加担。これを“政権忖度番組”と言わずして、なんと呼べばよいのだろう」と論評している。私も観たが、ソフトな語り口の岸田が隠さない並々ならぬ野心に戸惑った。弛みきった安倍とは対照的だった。岸田への禅譲はあるのだろうか?

※以前放映されたNスペのタイトルが間違っていました。修正しました。放映年月日も正しました。