半分、眠い 

東京新聞の文化・娯楽欄に掲載されている柘植文の漫画「喫茶アネモネ」に、お客たちのこんな会話があった。マスターが超高齢の喫茶店だ。
「あーダメダメ! そういう具体的なこと言っちゃ!」「いろいろ角がたつだろ!もっと雑に!」「よくいく喫茶店で時々会う/ちょっとした知り合いとのあいさつがわりの/あいまいな会話ができてこそ大人だ!」……「ダメだ! 具体的すぎる!」「す、すみません……」。ためになる。

                                     
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前立腺がんの手術をした知人の見舞いにがん研有明病院へ行く。彼は私が有明で前立腺の生検を受けた頃にやはりPSAが上がって悩んでいた。医師の指導の下にホルモン剤で対処していたが、それはがんを進行させる副作用もあったのだ。意外にもギリギリ手術できる大きさだったとか。職場で要職にあり多忙を極める生活がよくなかったとも言える。
手術そのものは医療ロボット・ダビンチで行う腹腔鏡手術なので一昔前のイメージとは大違い。患者の負担は大幅に軽減され、入院もわずか10日間で済む。排尿バッグは煩わしそうだが、元気な顔を見て安心した。退院後しばらくは尿漏れに悩まされるそうで、10年後には再発というリスクもつきまとうが、医学の進歩に期待したいものだ。ただし、同じ医療ロボットの手術でもTV「ブラックペアン」のカエサルみたいに小泉孝太郎先生が操ると、怖くて絶対受けたくないものに見えてくる。

                         
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まいばすけっとというイオン系のスーパーが近所のあちこちにできてよく利用している。どの店も同じ品揃えのようだが微妙に違う部分が困る。先日は清酒「あさ開」の四合瓶を買いに行ったらどこにもなく、4軒目でやっと入手した。「あさ開」は盛岡の酒で、南部らしい無骨でほどよい辛口ながら値段はリーズナブル。おすすめである。まいばすけっとには「桃川」も置いてあったが、「桃川」は私には甘すぎる。
ところでその途中、近所の猫の情報を教えてくれるオバさんに会った。そのオバさんとはよく猫の話をしていたのだが、最近その家が大家の家ともども取り壊されてしまい、オバさんの行方も分からなくなっていた。実は大家が去年の秋口に亡くなったのだそうで、跡地は建て売りにでもなるのではないかと言っていた。自分は近所に引っ越し、猫と一緒に暮らしているという。猫みたいに夜あちこち出歩くヘンなオバさんである。猫町では最近、家屋の取り壊しが加速している。
そういえば、先日久々に洲崎(江東区東陽)へ行ったら、入り口の交番がなくなっていた。下の写真のような広大な空き地が眠っており、飲み屋街や奥には古いアパートや家屋がまだ残っている景色にほっとした。

                       
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朝早く目が覚める症状はなかなか改善されない。寝付きはものすごくいいのだが、トータル睡眠5時間半がせいぜいだ。そのため昼食後に眠くなるのが困る。もっともこのところの寒さで目が覚めた日もあるが……。

丸八通り
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ワッハッハ!本舗 

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けたたましい電話の音で起こされ、時計を見ると8時前だ。相手は元同僚のY。不眠症の私がせっかく熟睡していたのに何をしやがる。嫌がらせもいい加減にしろ。急ぎの話でもなんでもない。内容は前日のことだから前日に電話すれば済むのに、老化とはこういうことか。自戒を込めて恨む。

木曜日は大久保。直前まですっかり忘れていた。席に着くや否や隣のT氏が「前回お金払わなかったんだって? そりゃまずいな、ワッハッハ!」。待ってくれ。どこでそういうコンセンサスができたか知らないが誤解だ。M君が私の分も払うというので厚意に甘えただけである。そういうことは前にも度々あったことで、今更問題にすることではなかろう。人数分の会費が集まればそれでよいはず。仕事をもらっているT氏は磊落な性格なので嫌味はないが、何だか釈然としない。
終わって例の如くカラオケに繰り出したが、声が潰れて高音が全く出ない。今回は惨敗だ。帰りはO氏と一緒だったので、「緑の洞門」を取り上げた「噂の!東京マガジン」に予告された彼のインタビューが出なかった件を訊いたところ、レポーターにのせられしゃべったが全部カットされたということだった。私の想像だが、ヒゲの数学教師の容貌がO氏のキャラクターとかぶったせいもあるのではないだろうか。

                           
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新潟県知事選挙は時効系候補・花角某が辛くも競り勝った。県民党なるお得意の争点隠しと目先の利益誘導に原発再稼働という最大の争点がぼかされてしまった。池田陣営を前のめり、あまちゃんと評するのは簡単だが、花角の街頭演説で地元の商工会長が「新潟には女性知事は要らない」とセクハラ発言をしていたのに、保守メディアに事実をデマ扱いされ封印されたし、地元紙が池田候補に対するありもしない与太話を流すという選挙妨害行為もあった(LITERAの記事はこちら)。原発ムラが花角のために組織的に動いたのは当然だろう。ソフトな外見に騙されたのだろうが、花角は旧運輸省の大臣(二階俊博)秘書官を務め、海保では沖縄の反基地運動弾圧に動いた人物である。

土曜日、ギャラリー冬青へ行くと初日の次の日だからか誰もいない。台湾の作家だが既視感がある。可愛いお嬢さん(?)にお茶を入れてもらい、バスで中野駅へのメインストリートを通ると、区長選で5期を目指す田中大輔の事務所が煌々と明かりを付けていた。結局田中は落選、立憲民主などが推す新人に決まった。中野区議補選も立民候補が勝った。田中は顔を知るのみだが、付き合いのある者もいたようだ。

                           
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ところで上記の通り不眠症は治りつつある。足の指、特に人差し指がものすごくこっていて、朝もその違和感で起こされる。そこで入浴時に足の指を揉みほぐし、かつ人差し指には貼り薬を巻いてやる。更に湧泉のつぼにピップエレキバンの磁石(の使い古し)を3個ずつ紙絆創膏で貼り付ける。私の場合はこれでばっちりだ。

今回は手持ち画像がないので、ミルナくんから送られてきていた北上川の画像をUPしておく。UPするに際し、私のブログに合わせて解像度を適正化し、色味その他も修正したことを付記する。私の画像は最上段のみ。

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歌う婚活 

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メルマガの仕事が五月雨式に入ってくるので気が抜けない。期限まで多少余裕はあるはずなのだが、放っておくと忘れてしまったりするし、そもそも現在、原稿が不足気味らしいのだ。だから早めのUPを心がけている。某先生の原稿5本セットは毎月やりがいがありすぎてうれし涙が出る。こういう仕事は稼ぎより一種の癒やしになっているのが我ながら面白い。

                           
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いつも新聞のスキャンに使っているエプソンのGT-X820が不調になった。プレビューまではいいのだが、スキャンを行うとくぐもった音を出して進まず、スキャンできてもクオリティーが怪しい。電源を入れ直しても同じ。さて弱った。またなにがしかの出費を強いられるのか。メーカーにメールで修理を申し込もうとしたが、ふと朝の東京新聞の運勢欄を思い出した。そこには「先走って損をするな」みたいなことが書いてあった。そこで、もう一度よく考える。解像度を半分に落としてやるとちゃんとできる。それから通常の解像度300に戻すと今度はちゃんとできた。そこらへんに何か原因があったようだ。助かった。やっぱり東京新聞だ。が、新聞の山は更に高くなっている。たかしくんなど新聞を3紙も取っているというが、よく読む時間があるものだと感心してしまう。

                           
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岡部隆志氏から大部の著書が送られてきた。三弥井書店『アジア「歌垣」論』。510ページ定価9000円の大著である。歌垣とは男女が即興の歌の掛け合いで行う求婚の儀式で、本書は結婚に繋がらないものを歌掛けとして区別している。まだ読み始めだが、このような歌掛け文化はアジア東南西部の稲作地帯、日本を含む照葉樹林文化地域に重なり、北の満州やアイヌには見られないという。著者は中国雲南省の文字を持たない少数民族・白(ペー)族の歌掛けを現地調査することで様々貴重な知見を得ている。後半約200ページは実際の歌掛けを採録した膨大な資料である。
歌垣は求婚のための即興の歌の駆け引きだから、歌が歌えなければ親が決めた異性と結婚するしかない。実際、共産革命以前は結婚相手を親が決めていたというし、文革時代は淫風として禁止された。現在の資本主義文化の下では、少数民族とはいえまどろっこい習俗は風化を免れないようだ。
我が国の盆踊りも歌垣の雰囲気を残した行事といえるのではないだろうか。

                             
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名医降臨 

その後、弟が素知らぬ顔でショートメールなどを送ってくるので、電話して「帰省の時の罵詈暴言に一言あってもいいのでは」と言うと、忘れてしまったのかそもそも覚えていないのか、何のことだといわんばかりの反応には驚かされた。ブログに(控えめに)書いたらすごい反響だったと言うと「都合のいいことだけを書いているんだろう」と、一向に反省がないばかりか、またゴチャゴチャ言い始めたので切ってしまった。

                          
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例によって国会予算委員会の集中審議をテレビで観る。もはや日本の「政治」はどうしようもなく溶解している。国会中継は苦痛でしかないが見続けないわけにはいかない。安倍政治の断末魔を見届けたいものだ。心配なのは日本的な無常観や融通無碍の心理が、政治をもなし崩しの風化、事実時効に導きはしないかと言うこと。東日本大震災の記憶さえ、原発再稼働や避難者の切り捨てなどで否応なく風化が進んでいることを考えると、危ういと思う。

身体がだるい。このところ3時間ぐらいで目が覚め、朝食を取ってまた寝るパターンがすっかり定着してしまった。不眠症の一種らしい。だるいのは不眠による疲れの累積だろうか。これはイカンと思い、寝る前に足の裏(特に親指や湧泉のつぼ)をよく揉みほぐし、足の親指の腹に貼り薬を貼って寝たらかなり眠れた。しばらくはこれを続けてみたい。ただし気をつけるべきは、貼り薬を貼りっぱなしにすると、剥がすときに親指の腹の皮膚が一緒に剥がれ、悲惨なことになりかねないことだ。

                         
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以前、歯茎が痛いということを書いた。指圧や灸などでは一向に改善されない。左下一番奥の歯の横が炎症を起こしたかその部分を外から押しても痛い。物を噛んだとき痛いのは少し前の歯のような気がするが、よく分からない。再び歯科クリニックに予約を入れ、診てもらった。歯科医師は左下奥の歯茎が食べかすなどで炎症を起こしているのが原因と言い、被せものを外し始めた。この歯は子供の頃にすっかり腐ってしまい、自分の歯はほとんどなく大半は金属の塊である。
いきなり被せものを外されたのには驚いたが、噛んで痛いのはここだったようで、急に痛みがなくなったのには驚いた。ひょっとして名医? 名医の説明によると金属の隙間から食物滓が入り込み、歯茎の炎症を引き起こしたという。確かにこの歯は最も歯ブラシの届きにくい場所であり、金属が被さっているので油断したとも言える。名医には専用の歯磨き剤も勧められて購入し、せっせとこれで磨いている。いずれにせよ、歯と骨は山羊座の急所である。せいぜいブラッシングを頻繁に丁寧にしたいものだ。

                       
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同じフロアで何軒か先の、いつも共用廊下に(時にブリーフ姿で)立って外を眺めていたご老人が、老人ホームが当たったと言って引っ越した。いきなりだった。多分に認知症掛かっていたのだろう。馴染みの顔がいなくなるのは淋しい。Sさん長生きしてください。
        

私上最悪の旅 

朝が寒くトイレに行って二度寝したら、昔の仕事類似の場面を夢に見てしまった。やっても聞いても勘が分からない。昔取った杵柄はウソだ。いやになって仕事場を出ると昔のあるギャラリーにいるが、もうギャラリーは閉めて物が散らかっているだけ。そこも出て自分でダミーの印刷物でもつくって出直そうかと考える。亡くなったS君に電話しようと思っているうちに、社長が後ろからやってきて、なぜかやはり亡くなったT君の話になる。T君の話は最近どこかで聞いたはずだが、思い出せない。社長がそのことでこぼすので「後で知らせましょうか?」と言っておくが、それもどこかのギャラリーでの噂話ではなかったか……。

                          
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さて、野辺地行きは日程で混乱したが、結果的に言えば今回は延期した方がよかったかもしれない。15日、東京は晴天。11:26上野発。青い森のダイヤが改正されて15時半には野辺地に着いてしまう。すぐ弟の車に乗りスーパーで花を買いお墓へ。墓は荒れ放題なので草を取り、すっかり洗って花を手向け、灯明を点すとやっと安心する。弟はお墓が嫌いで見ているだけ。手伝いもしなければ拝みもしない。親不孝者だ。
弟と別れ、Aさんの薬局へ寄って四方山話をした後、袋町・赤坂などディープな野辺地を探索する。日が長いので油断していたら7時になってしまった。弟はすっかり酔っ払ってしまい、何だかんだと難癖を付けいつになくしつこく罵詈雑言を吐きまくる。悪酔いしたタイミングで帰ったのがいけなかった。夜中に雨が降ったようだ。

               
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次の日は午前中例によって小中野開拓方面へ散策に出る。しかし今日はお昼まで時間がないので残念だが途中で引き返す。家も開拓道路も躑躅が咲き乱れている。昼ご飯の後、体育館の前の道を通り久々に観音様を訪ねた。お堂はすっかり朽ちて戸が開かない。それを無理矢理開けて入ると中も荒れっぱなし。少々の賽銭を入れて拝んだかどうだか忘れたが、戸をもと通りにして写真に収める。この荒れ方には涙が出そうだ。

                     
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ささやかなお土産をもって、気になっていた写真屋Nさんを訪ねる。Nさんは昔本町に店を開いていたが、その後奥に移り、その店もたたんでからは消息を聞かなくなった。Aさんに家を聞いて訪ねたのである。Nさんとは30年前にミルナくんと一緒に会い、次の日つたやという店でNさんとミルナくんがお昼を食べようとしたところに押しかけて食い逃げしたので、嫌われてしまった。今回会ってお詫びしたが、ご本人はそんなことがあったか覚えていないと言っていた。91歳だとのことで、高齢に加えて心臓の持病があると言うが、奥さん共々元気で安心した次第。
そこから町中を通って引き返そうとすると、駐車場で中年の夫婦がリードを付けて動物を散歩させているのが見えた。犬かと思ってよく見たら猫だ。近寄って写真を撮らせてもらう。猫は親子だという。トラの親は落ち着いているが子供の方は人見知りで逃げようとするばかり。夫はALSOKに勤めており、いま勤務が明けたばかりだと言っていた。
帰って最大の懸案である家の周りの草取りをする。

                 
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3日目は一転、朝から天気が悪い。畜産試験場へ行きクジラ森のお稲荷さんを拝もうとしたが、鳥インフルの恐れがあると言って入れてくれない。仕方なく手前の宅地を歩いていると階段がある。開拓道路へ抜けられそうだ。インコを手に乗せた奥さんに聞くと、階段は増水したときの避難路だという。以前、枇杷野川が溢れて水が来たことがあると言っていた。
その後、弟に石神方面へ送ってもらい、お墓に線香を上げ帰りがけに町のあちこちを撮る。駅前の稲荷様、二十三夜様や庚申塔も見る。閉めた松浦食堂の裏手に猫がたむろしていた。海風が冷たくて気温が下がり早めに戻ると、弟がまた難癖を付け始めたのでいたたまれず、電車の時間の1時間以上前に仏壇を拝んで退散した。

                    
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