埴谷先生の文章にイチャモン? 

廃車

一仕事終わった後、シュハリ、蒼穹舎、バウハウスを廻る。いずれも写真のギャラリーである。シュハリは斎藤りこの「深海Vol.3」、蒼穹舎は小原里美のスエーデンの写真。いま若い女性作家の実力には端倪すべからざるものがある。問題は三番目のバウハウスだ。いつものように挨拶して観ようとすると、女性が来て「600円払って下さい!」というのには驚いた。すっかり気分が悪くなった。何か突っ込み所はないかと思いつつ下の階へ行くと、邑元舎のロバート・フランク写真集から抜いた埴谷雄高の文章が掲げられていた。読み進むと下の方に「軍一で、しかも……」とある。ピンと来た。OCRでよく生じる間違いである。女性に指摘すると、彼女は誤植というものを知らず、これは埴谷さんの文章そのままですからという。私が埴谷先生の文章にイチャモンを付けていると取られたらしい。「OCRじゃないの?」「??……」。話がかみ合わず、不快なままギャラリーを出た。
帰ってから写真集の版元にメールで確認すると、思った通り「單一」が取り間違えられたものだった。この展示は6月から始まっている。今まで誰も指摘しなかったのだろうか。それともあの女性の屁理屈に負けたか。事実、写真展のパネルやキャプションの誤植はとても多い。
(フランク展のチケットをよく見ると、9月からのPART IIも観られるものであった。つまり1回当たり300円だ。だがそれも口頭での説明は何もなし)

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青森空襲を想う 

小名木川

7月28日は青森空襲の日である。昭和20年の大戦末期、60機を超えるB-29が中継基地である硫黄島から発進して北辺の街を襲い、約70分間で83,000本もの焼夷弾を投下。市街地の約9割を焼き尽くした。犠牲者は約700人から約1800人まで諸説あり確定していない。この空襲で私の生家も焼かれ、借地に築かれた生活は壊滅して、野辺地でのままならない暮らしを余儀なくされることになった。当時私は1歳半、父は徴用で東京にいたが、ともかく皆無事であったことがなによりといえる。
アメリカ軍による日本に対する戦略爆撃。当初は高空から軍需施設を狙ったが効果は薄く、低空からの市街地に対する絨毯爆撃に切り替えた。非戦闘員・非戦闘地域への爆撃はジュネーブ協定違反ではないのか? 日本の軍需産業は家内工業の形で市街地に散在しているというのがアメリカの(司令官ルメイの)理屈であった。そのご都合主義は追及されることなくベトナム、イラク、アフガンで繰り返されていく。
アメリカが日本の市街地への爆撃に使ったのはナパーム焼夷弾とテルミット・マグネシウム焼夷弾だが、実際はそれを38本ないし48本束ねて投下する、いわゆる集束爆弾(クラスター爆弾)であった。集束爆弾は一定高度で散開し広い範囲に被害を及ぼす。青森空襲では初めて新型焼夷弾M74を束ねたE48 500ポンド集束焼夷弾が使われたことで知られる。この爆弾はナパームにリンを加えて着火を確実にし、煙が引き起こす混乱と消火活動の妨害をも狙ったものである。どれも人間に当たればひとたまりもなく、油脂による火災に水での消火は不可能だった。生きたままの人間が燃える地獄が現出したのである。

ドレッシングづくり 

ねこ02

朝はトマトジュースを飲んだあと、トースト、豆とカイワレのサラダ、インスタントコーヒーをとる。サラダに使うドレッシングは市販のものだとあっという間になくなってしまう。そこで自作ということになるが、市販のドレッシングのとろみが自分では出せない。市販品はキサンタンガムを使っているが、スーパーでは手に入らない。ネットで調べると片栗粉を使うという。私もそれはうすうす気づいていたが、やり方がわからなかった。このサイトによると、酢に酒を混ぜて加熱し、そこに水溶き片栗粉を流し込むのだとか。冷めてからサラダ油を加えて混ぜ合わせ味を調える。片栗粉のとろみは冷めると強くなるので、少なめから試行錯誤で。10年前の片栗粉を使ったが問題ない。砂糖は入れた方が味に丸みが出る。にんにく、レモン汁も入れる。よーし、これでOK。思い切って2週間分作ってやれ。朝が楽しいぞ。

しかし、このサイトの文章はひどい。だからあえてURLは載せないのでご了承を。