年の終わりに 

北砂4丁目
砂4

昨日は私の68歳の誕生日。30日は山羊座にとって厄日とされる。ともあれ、また1つ歳をとってしまったわけだ。誰もおめでとうを言ってくれないので、自問自答するしかない。30日は学校も職場も休みなので、昔から誰とも会わない寂しい誕生日を過ごしてきた。夕方冬の街に出て未納の介護保険料を支払い、ダイエー東大島店で小銭入れ、新宿西口のユニクロでセーターを、ジュンク堂で岩波文庫の『遠野物語・山の人生』を買った。誕生日にかこつけて散財したのも厄日のせいだろうか。

さてこのブログだが、きっかけは共立女短の岡部氏がブログは文章の鍛錬になるみたいなことを書いていたのを読んだからである。ブログを纏めて本を出している人も多い。私はもともと投書マニアに近く、東京新聞に何度も投稿し掲載されている。つまり発信するのが好きなのである。しかし新聞の投書欄は基本的にブログのような意味でのコメントはない。書きっぱなしである。しかも担当者の添削がひどいうえ、タイトルも担当者が恣意的に付けてしまう。私のような一種マニアックな文章は、載ったとしてもすっかり角を丸められ、惣菜屋の煮付けみたいにありきたりな味にされてしまうのである。新聞投書のレゾンデートルは読者がウン十万人の大新聞というステータスであり、自由に書けるブログを選ぶかどうかはステータスをどう判断するかに掛かっている。ブログの自由なテーマ設定と適度な分量が私の意図にぴったりだった。ぼんやり考えていることでもいざ書くとなれば調べなければならないし、ある種の客観性が求められる。これが頭の体操にもなるし表現の鍛錬になることは事実。少ないが「固定読者」も付き、コメントもその都度もらってまずまずの出だしかと思う。これが今年の大きな収穫であった。
   

降誕祭 

大島
庚申塚

今日は古紙回収の日。前夜3時過ぎまでかかって新聞をスキャンしていたので眼がショボショボ、肩がパンパンだが、なんとか今年最後の回収を終わった。回収業者のMさんには以前、連絡がうまくいかずに迷惑を掛けてしまったことがあり申し訳なく思っている。今回もトイレットペーパーをたくさんもらった。前にも書いた通りこの回収事業(?)は基本的に私のフロアだけで、私が日取りを決めチラシを入れて各戸に知らせ、Mさんに来てもらっているのである。それでも5、6軒は出してくれ続いているのはうれしい。5、6軒でも区に登録すれば助成金がもらえるのだろうが、そんなことをすると自治会が黙っていないだろう。Mさんも今のやり方がいいみたいだ。自治会の古紙回収自体、私が中心になってつくったものなのだが……。

昨日は事務所の忘年会で、三崎町に転居した事務所に社長以下10人ちょっとが集まり、酒を飲みながら勝手な歌を歌って騒いだ。長年多数の要請があったクライアントの仕事が今年はほぼ皆無となり、社長も頭を抱えたようだが何とか持ちこたえたらしい。おかげで私も超低空飛行を強いられている。昨年は忘年会がなかったのでずいぶん久しぶりの感じだ。新しい人、数年会わなかった人の顔もあり、何はともあれ改めてグループの絆を確認した次第。年々平均年齢は上がるが、このお馬鹿エネルギーを活かして再浮上を図ってもらたいものだ。
    
大阪弁=買(こ)うたんさい
    

真昼の暗黒 

麻布十番
麻布十番

15日から20日まで日曜込みでぶっ続けに雑誌の仕事である。労働時間はさほどでもないが、仕事の流れ方がバタバタとせわしない。かと思うと早めに上がりという日もあったりして、なかなか見通しが立てにくい。今年最後の仕事だから褌を締め直して頑張っているところだ。おかげでまた感動的な小説を何本か読ませてもらい、涙腺が緩む場面もあった。その間はむろん猫探しはできないし、ライフワークのギャラリー廻りも控えざるをえない。当然、ブログの更新も滞るわけである。

米軍は9年間駐留したイラクから完全撤退したが、他国に土足で踏み込みメチャクチャにしてしまった罪は限りなく重い。それどころか米国の経済は回復不能のダメージを被り、世界の基軸通貨だったドルの信認も風前のともし火である。ご記憶と思うが、2003年11月、イラクのティクリート・サマラ間のいわゆる魔のハイウェイで起きた日本人外交官殺害事件は、遺体が日本に移送され解剖などもとっくに終わっているはずなのに、その後何か手掛りが判明したという報を聞かない。イラク内務省の治安当局は旧バース党支部長の犯行と断定したというが、それっきりだ。一方で車から摘出された銃弾はテロリストが使う銃のものと、1つだけそれと違う米軍が使う銃器のものがあったという。つまり米軍による誤射を窺わせる証拠である。そこから考えると遺体に残された証拠の解明が進まない理由も何となくわかる。7年経つのに犯人を突きとめようという動きさえ封じ込められているのでは、殉職した外交官2人の御霊は浮かばれまい。