同期会がしんどい 

北砂4丁目
野牡丹

  ―― 『口をひらくと、物議をかもしますぜ』 (奥村真「やっとかめ」)

毎年開かれる高校の同期会が終わった。出席者は14人プラス1人。この1人というのは同期生の兄の嫁さんの姉妹という全然関係のない部外者。今年の幹事の女性が、近くに住んでいるというだけで独断で連れてきたらしい。その人とは口もきかなかったが、どうも入れ歯に異物が挟まったような感じがつきまとう。こういう場合の許容範囲はせいぜい配偶者あたりではなかろうか。この幹事はだいぶ前、東京の同窓会(我々の同期会の上部組織)が政治がらみ・商売がらみで無原則な運営を行っていたとき、こういう立場の人はそれも当たり前と言い放った権力志向の女である。

しかしいつもながら会合のはじめのスピーチが苦手だ。ブログにも書いたお墓の修理のことを話したら、座がシーンと白けた。マイナスイオンの効果抜群である。事務所の社長にもよく(大滝秀治の口調で)「お前のスピーチはつまらん」と言われる。以前、同期会に出てくるのは勝ち組ばかり、などと発言して物議を醸した。私も奥村真氏に次ぐ物議王なのである。岡部先生みたいに書くのも話すのもすばらしい人物になりたいものだが、もう遅い。しかし勝ち組というのはあながち冗談ではなく、私のように経済がピンチ(あるいはその予定)というのは1人もいない。その代わり食えない女がいるし、この頃は毎年というのが何だかしんどくなった。
   

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ルーツ 

小名木川
小名木川

昨日は国際反戦デーという人もいるだろうが、昭和18年の10月21日は全国で学徒出陣の壮行会が行われた日である。秋雨の神宮外苑で答辞を読んだのは東京帝大の江橋慎四郎。裏返り気味の絶叫に危うさが見える。米国では開戦と同時に総動員態勢に入っている。2年も経って悲愴な覚悟で学徒を動員していく日本のなんとめでたいことよ。

さて、巷ではH氏のルーツ探しが物議を醸したようだ。これに関し東京新聞のコラムや記事を読んだが、『創』編集長・篠田博之の「何回分かの展開を見極めてから判断してもよかったのでは」との意見が一番まともだった。それに、政治家が自分に不本意な記事を書かれたからと取材拒否する事態になったら、報道(の自由)は成り立たない。今回、マスコミ各社が同業他社への兵糧攻めに掩護もせず傍観を決め込んだことが気になる。
先日、俳優・谷原章介のルーツを辿るNHKの「ファミリーヒストリー」を興味深く観た。彼の父方の祖父・谷原準造は軍人だったという以外、昔のことを章介も両親も知らなかった。準造は広島県三原で神童といわれるほどの秀才だったが家に進学する余裕はない。そこで準造は学費を免除される東京高等商船学校に進み、卒業して大連汽船に入社。やがて海軍に召集され、特設砲艦北京丸の艦長として船団の護衛に当たる。昭和19年、北京丸はルソン島西岸で座礁。身動きとれないところに米潜水艦の魚雷を受けて大破・炎上し、部下10人を失ってしまう。そのことに責任を感じた準造は、家族にも戦争体験を語らぬまま70歳で没する。甘い顔の役者に意外なルーツがあった。

注)特設砲艦とは商船を徴用して大砲を乗せた俄造りの艦で防御力・攻撃力ともに弱い。
     
    

私が食器を洗うとき 

四谷4丁目
四谷4

Fs氏の料理には感服するが、こういうことを書けるのは非日常のイベントだからだろう。私にとって料理は日常のルーティンで他人に見せるものではない。もちろん部分的に、たとえばドレッシングのことなどは情報として書いておいた。さて、調理の中身ではないが、どうもあの合成洗剤が苦手である。新製品が出る度にいろんな薬品が追加されていくようだ。スポンジの除菌にポンプを8回押して洗剤を掛けグチョグチョせよという。それくらいならお湯でよく洗って乾燥させた方がいいんではないか。手にも良くない。
合成洗剤の代わりに私は固形の台所用石鹸をスポンジに擦りつけて使っている。合成洗剤と洗浄力に大差ないことは実証済みだ。ゲバラもゲリラ生活の手引きとして、石鹸があると様々に使えると書いている。しかし、石鹸はアルカリ性が強いのでアルマイト製品や塗り物、テフロン加工したものには不向きとされる。アルマイトなどにはかまわず使っている。アルマイトはアルミの酸化被膜だから、石鹸のアルカリで還元されて被膜が取れてしまうらしい。テフロンのフライパンや炊飯器の釜にはさすがに使わない。
小麦粉で食器が洗えることをご存じだろうか。小麦粉大さじ2、3杯をボールの水に溶かしそれで食器を洗うとよく落ちる。生態系への影響はかなり少ないと思う。