空洞都市 

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脳がすっきりしない。相変わらず意気が上がらない。5時間は熟睡できるのだが……。水曜日、心臓の手術をしたT氏のお見舞い。6時間の大手術だったというのにすっかり元気でびっくり安心。病院を出ると携帯の電池表示が赤くなっている。ドコモショップに飛び込んで調べてもらうと、電池が半分しか機能していないという。新しい電池をすぐ送ってもらうよう頼む。千円ちょっと掛かった。土曜日は、5時半頃出かける予定がぽしゃり、コンビニであんこのかたまりみたいな大福を買って食べたら、1時間ぐらいして急に眠くなり、急いで布団を敷いて寝たが起きたのは何と9時。短い人生を無駄遣いした気分だ。たかしくんに教えてやりたい催眠効果だ。この間の成果としては、例の短歌を8首まとめてWordファイルでページ組みし、メールで送ったくらいか。歌の下にコメントとプロフィールを入れておく。
            
                                  

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知人の「ちび太」君は確か『空洞都市』という詩集を上梓しているが、豊洲新市場問題を聞いてこのタイトルを思い出した。地下ピットという名前があるのに、空洞だの地下空間だのと呼ぶのは小池流のイメージ戦略だという。あくまで用途不明の謎の空間ということにしておきたいらしい。自分が所属する自民党をゆさぶり、しかし官邸とも気脈を通じ、軽々と政界を泳ぎわたる小池の屈託のなさは、同じ蟹座生まれのこだわりの人岡田克也の対極にあるようだ。
不思議なのは地下ピットだが、あれは基礎を打ってその上にきちんと建設されたものなのかということだ。報道ではその点がどうもはっきりしない。そしてその上に建つ市場の棟とはちゃんと結合されているのだろうか。もちろん地下ピットという建物の構造の一部である以上そうでなければならないが、当初の報道では箱のようなものが盛り土の代わりに置かれたような感じだった。こういうことはGT氏の専門分野だが、彼とはささいな問題で断絶したままである。サンデーモーニングの岸井氏の話では、場合により「豊洲はナシ」ということにもなりかねない事件性があるとか。
                    
                         

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年末にKさんが越していった隣の部屋にようやく新しい人が入るらしい。修繕工事が始まるまで管理事務所もKさんが越したことを把握していないような妙な口ぶりで驚いたが、やっと借り手が付き、しかも日本人みたいでほっとしている。隣もここ30年間でもう5、6人代わっている。中には私が追い出した格好のSさん夫妻もいる。Sさん、あの時は申し訳ありませんでした。

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団地を戦車が通る日 

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やっと涼しくなったが、野辺地は雨ばかりでストーブをつけているそうだ。当方も体調がなかなか回復しない。胃の消化力低下が気になる。

団地の補修工事が終わり、最後の工程について説明がなかったことを工事会社(西武建設)に電話で問いただしたが、言を左右して責任を認めない。上の監理会社を詰問したが全く同じで済みませんとも言わない鉄面皮だ。いったいどうなっているんだろう。都市公団(JS)を追及する意欲は失せた。大臣にはからきし弱いくせに、庶民の借り主にはけんもほろろだ。
かと思うとこんなことがあった。だいたい夜8時から9時の間だが、団地の共用廊下を戦車のような音を立てて台車を走らせる輩がいた。見ると某宅配業者である。単に押すのではなく小走りに通過するので音がうるさいのだ。しかも台車は廊下の幅いっぱいなのでドアを開ければぶつかる恐れもある。営業所に電話したが全然つながらない。webサイトからクレームを送るがそれにも音沙汰がない。そこで猫路地の向こうにある営業所へ出向き、女性にこういうわけで困っている、心当たりの人間がいたら注意してくれないかと頼んだ。すると私の階は静かになったが、上だか下だかの階は相変わらず戦車が走っているようなのだ。そして次の日、4、5日経ってようやく営業所の所長という人からメールが届いた。騒音や安全に注意を払い集配するよう伝えた、台車も騒音の少ないものに交換するという内容。やれやれである。言わなければ変わらない。
                   
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くらもち珈琲でマスターの写真展「温故知新」を観る。変わっていく下町の街並みと陰影を様々なアングルで撮っている。マスターの写真になぜか北砂はほとんど登場しない。今月20日まで。くらもち珈琲に程近い香取神社商店街に下北のアンテナショップみたいな小さな店がある。中に冬の野辺地駅の写真が飾ってあり、悔しいが私のよりいい写真だった。それを撮ったご主人がむつ出身だとのことで、下北の物産品が置いてある。ご主人はいなかったが、年一回しか捕れない「みなみや」の鯖詰310円がおすすめというので買ってみた。味はうーん、どうだろう。

短歌を載せないかという声が掛かった。もともと政治的な同人誌だがターゲットゾーンはかなり幅広く、最近では志賀直哉論が読ませた。そこでここ何十年かの作品を拾い出してみたが、東京歌壇が主戦場だと思っていたのに古いものはもう散逸している。なんとか記憶で10首プラスに纏められるかと思う。歌集は無理だがこちらは現実的だ。縁は大事にするものである。
                           
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シンポがなければ忘れられる 

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民進党の党首選のことで玉木雄一郎を持ち上げるようなことを書いたが、どうやらそんなもんではなさそうだ。9月5日付の日刊ゲンダイは「どの候補もバカ正直すぎる」と一刀両断。メディアへの露出を狙った政策論争は自殺行為と酷評する。前原・玉木ははっきり野党共闘にNOであるし、憲法では立憲主義を守るといいながら、対案を出す構えである。野党共闘、特に共産党との共闘には2人とも「理念の違う党とは一緒にやれない」と真っ先に線引きする。
他党(共産党だろう)に引きずられる共闘はまずいというのだが、ちょっと待てよ。自分たちに他党を引きずる度量がないんだからしょうがなかろう。党内保守派に媚び、野党の結束よりもメンツを優先するお坊ちゃまたちだ。共同会見での脳天気な3候補者のニコニコ顔を見ていたら、地獄への道は善意で敷き詰められているという箴言を思い出した。目の前には時効政権という海千山千の化け物が牙を研いでいるのに、国民はあきれ顔だ。

3日は白銀の自然植物園で関洋さんの写真展を見て、ついでに初めて同園内を散策し起伏豊かな森の深さに驚く。都心にこんな深山幽谷が残っているなんてね。4日は上野公園で地域博物館シンポジウム「新渡戸稲造の精神をどう活かすか」に出席した。十和田市にある新渡戸記念館の存廃問題に絡み、地域博物館のあり方を検証しようというテーマで行われたもので、冒頭には安倍昭恵とコシノジュンコの両氏が挨拶した。
                        
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そもそも、新渡戸記念館は『武士道』の著者で国際連盟の事務次長を務めた新渡戸稲造と、その父祖が行った三本木原開墾の歴史資料を展示する地域博物館である。稲造の祖父・新渡戸傳の蔵書や遺品を始め8千点に及ぶ資料を保有し、今年91周年を迎える。資料は市の指定文化財となっている貴重なものばかりである。発端は昨年2月、市が行った耐震診断の結果「極低強度」と判明したとして、資料保存の代替施設も示さないまま6月の市議会が早々に廃館・取り壊しを決めたことだ。一方、建築の専門家は補強は十分可能だと、この耐震診断に疑問を呈する。資料の所有者である新渡戸家は、記念館の廃館・取り壊し決定に対する差し止めと、設計図書に基づいた耐震診断の再調査を求めて青森地裁に提訴した。記念館はボランティアの手によって管理が続けられているが、市がエアコンを止めるようなことになれば資料はすぐダメになるという。
シンポジウムは東京文化財研究所セミナー室に120人を集めて行われた。講師・コーディネーター・パネリストは、建築学の泰斗である三井所清典芝工大名誉教授はじめ錚々たる面々。世界文化史における新渡戸稲造の再確認、生田勉が設計した同記念館の重要性、十和田・三本木原開墾の意義、地域博物館としての記念館の価値などが述べられ、5時間近い討議の中で地域社会の歴史と文化を人々が協同して護り、明日へつなげることの必要性が謳われた。
ただ、十和田市民の代表者が言っていたことが気になる。市民は市側の対応に疑問を持ちながら表だって意思表示しようとしない。反対すれば子供の就職などで不利益を被るおそれもあるからだという(現にその手の示唆があったとか)。田舎の因習に正義が負けるとすれば情けない。十和田観光電鉄の支援打ち切り問題といい、十和田市議会に市民側の反対勢力はいないのか不思議でならない。
                             
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