続ハイシャ復活戦 

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22日、歯科クリニックへ行く。10年ぶりなので改めて歯のX線写真を撮り、歯科衛生士にチェックしてもらう。すると意外なことが分かった。左上のかぶせた歯でデンタルフロスが切れるのは虫歯になっているからだという。かぶせ物の中で虫歯が進んでいたことになる。X線でも分かるくらいだから軽度のものではなかろう。右上には根っこがむき出しになっている歯もあるが、そこも虫歯ができているという。その他指摘されたのは、歯の表面が削れている部分がある(不適切なブラッシング)ことと、歯を食いしばったり歯ぎしりをしたりしていないかということだ。夜中のことは分からないものの、起きているときに歯を食いしばることはよくあるような気がする。歯を食いしばったりすると歯茎の中の骨がこぶみたいに出っ張るのだという。そういう個所がいくつかあった。これが進むとブラッシングがやりにくくなるのだ。
しかし全般的に親知らず以外の歯がほとんど残っていて優秀だと言われた。失った1本はやはりかぶせ物の中で虫歯が進行していたケースで、こちらは根管治療も全然やっていなかったのでしかたがない。子供の時の歯科医が悪いのだが、それ以上に甘いものを食べすぎた自分のせいだ。これは今ブリッジになっているが、将来の耐久性にいささか不安がある。ともあれ、今回は歯石をすっかり取ってもらいすっきり。次回の診察は4月5日の予定だ。

                              
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久々に本を2冊読み終えることができた。まず、光人社NF文庫の新刊『本土空襲を阻止せよ!』。著者の益井康一は元毎日新聞記者。陸軍報道班員として終戦まで中国にて取材を続けた。一号作戦をはじめB29の本土来襲を阻止すべく大陸で戦った日本軍の克明な戦闘記録。渡辺洋二『本土防空戦』の主要なネタ本の1つと見た。
もう1冊は高安国世歌集『光沁む雲』'75(現代歌人叢書)。高安は関西アララギから独立して「塔」創刊。弟子の永田和宏による後書きにこうある。「見える以上のものを見ていこうという意志を持続することは、真実が幾重にもカモフラージュされつつ隠蔽されている現在の情況にあって、何よりも必要なことであろう」(太字は原文傍点)。
                        
  夜に移る群衆か濃く流れつつ迷路地下街のいずこに果つる
  トランジスカンチア・アルビフローラ・アルボビッタータ呟けば小
  さき祈りのごとし
  燃えきわまる炎のごとき夕ぐれの一樹の声を聴きそびれたる
  薔薇の青き蕾鬱々と群れ立てりにがき歓びといえど遠しも
  湖に出て風は舞うらし繋がれし白きヨットの向き変わりゆく
                           
高安の歌は好きだが、短歌において見える以上のものを表現することはなかなか簡単ではない。

                       
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ハイシャ復活戦 

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土曜日、眼科へ行く。主訴は左目のかすみが強いことだが、視力検査ではある程度数値が出るためか先生の危機感は薄い。昨年は白内障が右目にあるとのことだったが、今年は両目にあると言われた。そのせいだろうというのだが、ではなぜ右にも症状が出ないのか納得のいく説明はない。それ以上聞くと切れそうな雰囲気なのでとりあえずは引き下がった。何とか病院の何とか部長をやったとの経歴がサイトに載っており、確かに診察は緻密で丁寧だが器が小さい。限界かもしれない。来週は数年ぶりに以前の歯科クリニックで歯を診てもらうことにしている。

                          
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松方弘樹に続き渡瀬恒彦が胆嚢がんで亡くなった。享年72。獅子座の生まれだ。いろんな作品に出ていたようでつぶさには知らないが、テレビの十津川警部シリーズ(TBS)は亀井刑事を伊東四朗が演じ、高橋英樹-愛川欽也コンビで30年続いたテレビ朝日の同シリーズともども楽しませてもらった。彼の映画で忘れられないのは巨匠山本薩夫の『皇帝のいない八月』である。確か名画座で『新幹線大爆破』と二本立てだったような気がする。渡瀬はクーデターを画策する若きリーダーを演じ、これが役者としての飛躍の契機になったという。当初の主役の想定は兄の渡哲也だったが、スケジュールの都合が付かず渡瀬にお鉢が回った。しかし三島由紀夫ばりのアジテーションをぶつ場面など、常識人の渡瀬に狂信的なカリスマ性は出せず、いささか残念な結果に終わった。むしろサブを務める三上真一郎がよい。
小林久三の同名小説を映画化。現体制に不満を抱く自衛隊の過激分子が三々五々首都をめざし、主力の渡瀬隊は寝台特急さくらを列車ジャックするのだが、当時の国鉄にも自衛隊にも協力を拒まれ、列車のシーンはセットとミニチュアで撮っている。そのため特急の疾走感が全然感じられず、銃撃戦の指揮の拙劣さと相まってフラストレーションが溜まった。『白い巨塔』の山薩ならではのオールスターキャスト大作だが完成度はイマイチ。象徴となるはずの交響曲「皇帝のいない八月」(佐藤勝作曲)もメリハリを欠いた。ラストはロボミーを施された三國連太郎の表情が不気味だった。

                            
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大久保辺りでは、60年安保世代の自死が取りざたされたらしい。仄聞する限りでは生活苦からの焼身自殺だったとか。おそらくは80歳前後。国家(行政)の施しは要らない、生活保護は受けないという自恃であったのか。かつて共同的営為が除外した生活――家族や老いや貧困や死という極私(きょくし)的なものがそれぞれに立ち塞がっているようだ。少し前に書いた友人Y君も全共闘の端くれだったらしいが……。
     

うろうろ、にょろにょろ 

9日、F病院へ大腸検査の結果を聞きに行く。約5ミリの管状腺腫で、陰性だが放っておけばがんになる可能性があるという。これが便潜血の元かどうかはわからないが、今後は潜血検査だけで済ませず、異状があれば検査を受けるべしとのアドバイスであった。医療保険給付を申請するための診断書を頼んだら、7千円なにがしの費用が掛かるそうだ。

                    
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さて、大腸検査を控えた前の週の土曜日、いきなり血尿が出たのには驚いた。血尿といっても出始めに鮮血が混じるタイプで程度は微量。痛みはない。月曜日にも少し見られ、出たり出なかったりで色は茶色に変わっている。火曜日、危ないので思い切ってA医院(泌尿器専門で区の健康診断を受けている医院)を受診した。尿の検査、血液検査、エコー、直腸診を受ける。腎臓などは何ともなく尿の出は正常だが、歳相応の前立腺肥大があると言われた。肥大があると血尿が出こともあるという。とりあえず抗生物質と止血剤を処方され、様子を見ることにする。
大腸検査が終わった週明けの火曜日、検査の結果を聞きにいく。尿に赤血球・白血球が混じっているのは想定内だったが、細菌が検出されたという。つまり感染症だったのである。よくある尿路感染症というヤツだろう。これについては薬は出さず、2、3か月後にもう一度検査するということになった。前立腺肥大が進めばその治療を行うとか。この日の検査でも尿の潜血が1+だった。

砂銀と、右は亀戸香取神社の参道商店街           
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尿路感染症では身に覚えがある。十数年前にもそれで猛烈な頻尿になり苦労したのだ。直前の治りにくい包皮炎がそもそもの原因だったらしいが、一般病院の診断にがっかりした。細菌は検出されず、今となっては膀胱炎がこじれたものと推測するしかない。悪いことに男の更年期とおぼしき心身の変調期と重なり、陰鬱な日々を過ごしたものだ。回復までほぼ1年を要した。
今回は勘ぐれば風呂水が怪しい。節水のため、いつも入った後に風呂水清浄剤を入れ4、5日は使うのだが、それが長すぎて濁り細菌が増殖したのかもしれない。清浄剤はふろ水ワンダーが元祖だが、高いのでエムズワンの風呂水マジックというのを使っている。この冬は冷え性が嵩じて風呂の水替えと掃除が間遠になったことも事実。少し早めに替えるよう努力したいが、どうなるか……。

よく見えるよう眺望はISO感度100で
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前の空き地にマンションが建つことになったことはお知らせしたが、思った通り北側のいわゆるサンクチュアリと呼んでいた養魚池の名残の部分も開発が始まるらしい。内容は分からないが既にガードレールが撤去され、樹木が切り倒され、クレーン車やパワーショベルが音を立てている。いつかはこうなるだろうと思っていたが、イヤな成り行きだ。

                 
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