アルブミンから古典技法へ 

DSC09114bh.jpg DSC09173bh.jpg DSC09109bh.jpg

七転八倒してやっと東京歌壇へ投稿する短歌1首ができた。歌を考え出すと、ああでもないこうでもないと3日以上掛かるときもあり、頭脳が他へ回らなくなる。歌集1冊分の名歌を一気呵成にひねり出した啄木(実際それは白鳥の歌であった)でも天才茂吉でもない私には、他愛ない素材であれ考え抜くことが全てである。しかし、如何に苦心作で名作のつもりでも選者の佐佐木先生が認めてくれなければそれで終わり。現在は東京歌壇も錚々たる名手がひしめき合い、大変な難関になっているのだ。この際、先生に付け届けをするのも妙策だろう。

                    
DSC09151bh.jpg DSC09085bh.jpg DSC09160bh.jpg

年来の冷え性(寒い寒い病)について、たかしくんからアルブミン値をチェックせよというアドバイスがあった。血清アルブミンは肝臓で生成され食事で直接どうこうというものではないが、俗にいう老人は肉より魚という説はうそで、肉を食べた群の方が死亡率が低かったという。その指標となるのがアルブミンだということだ。実際アルブミンを上げる力は魚より肉が何倍も高い。
そのあたりの理屈はともかく、この間、食物の陰性陽性については気を配ってきたが、動物性タンパク質が知らず知らず少なくなっていたのは事実だ。牛乳は飲まず卵も3日に1個食べればいい方だった。肉か魚かではなく魚さえ少なくなっていたのだ。草食系を通り越してポテンシャルの低い枯れ草系に成り下がっていたようだ。私の場合まずはその転換が必要だろう。動物性タンパク質を適度に増やし、アルブミン値が上がるように心がけたい。
歯の治療は心配したほどではなかった。左上の歯の被せものを外し土台の歯を整形した。虫歯はその程度のものだった。ただし、外した後の歯茎はかなりムニャムニャするので、これが来週までに治らないとまずい。

         
DSC09108bh.jpg DSC09111bh.jpg DSC09165bh.jpg
DSC09153bh.jpg

ところで、アルブミンといえば写真家なら鶏卵紙(アルブミンペーパー)という前時代の印画紙を思い浮かべるかもしれない。今日はちょっと珍しい写真ギャラリーへ行ってきた。場所は池尻の住宅街、会期は土日のみ、ガレージの車をどかしてそこに展示する、スタッフは親子3人……ファミリームードのギャラリーだ。Monochrome Gallery RAINの名はオーナー雨宮一夫氏の雨に由来する。“写真の原点への回帰”を謳い2015年3月14日にオープンし2年目だというが、行ったのは今日が初めて。主に現代作家が古典技法で制作したモノクローム作品を取り扱う。現在はスプリングセッション2017として、藤田修(フォトエッチング)、コウムラシュウ(カリタイプ & リスプリント)、日下部一司(ゼラチンシルバー & ガム印画)、白石ちえこ(フォトドローイング/ぞうきんがけ)、安田雅和(カーボンプリント)の各作品を展示している。こうした作品は近似したものをデジタルでつくれないわけではないが、立体感や耐久性では古い技法が勝り、複製不能の稀覯性も高い。今回の展示では、白石ちえこのいわゆる「ぞうきんがけ」(印画に絵の具を塗って拭き取る手法)が圧巻であった。ダゲレオタイプで作品をつくる新井卓も出てきたし、デジタル隆盛の反動か古典技法が見直されつつある。

              
DSC09127bh.jpg DSC09139bh.jpg DSC09034bh.jpg
                       

スポンサーサイト