「黒革の手帳」を見せろ 

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みんな観てますかぁ、国会中継。夏はこれに限るね。なんて……。

新しい冷蔵庫(本名:新妻冷子)に慣れつつある時に、今度はエアコンのリモコンがおかしくなった。ピッ……ピピッ……などと勝手に信号を送ったかと思うと、温度の上下ボタンが効かなくなったり、モードにないはずの送風になったりする。これも25年は使っているから結構な年代物で、当然代わりのリモコンは売っていない。汎用リモコンを買ってみたが風向が反応しない。リモコンがダメになったから本体を買うなんて本末転倒はいただけない。やむなく、今日アマゾンで中古を注文した。送料込みで¥1,500弱。仮に新品だと¥3,500以上するようだ。汎用リモコンは返品が利くらしいので試してみるつもり。
             
                                       
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メルマガが続け様に入ってきて身動きが取れない。どれもそれなりに面倒なものばかりだ。この仕事はやらなければ金にならないが、やったからといってそのまま反映されるわけではなく、配信されて初めてお金が貰える仕組み。配信は基本的に平日のみだから上限は自ずと決まる。身動きが取れないとはいえギャラリー回りはルーティンであり、イベントも逃したくない。
この日曜日は池尻大橋のRAINで行われた久保卓治氏のエングレービング実演に参加した。銅板にビュランという彫刻刀みたいな道具で筋を彫り、そこにインクを入れてローラーで刷る。実演は製版過程だけだが、久保氏の手法は写真を鉛筆でなぞり、銅板に転写して下絵にするもので、リアルな絵柄が得られる。久保氏が気さくなので「1ミリ内によく4本や5本の筋が彫れますね」などと話しかけたら「作家に対する侮辱です! もっと評価すべきですよ」と怒られてしまった。イカンイカン。作家は誇り高い。評価しているからこそ参加したつもりだったのだが……。久保氏は団塊の世代、美大で教えていたそうだ。

                          
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2日にわたる予算委員会の閉会中審査。真相はちっとも分からなかったから無駄だった……と捉えるかどうかは観た人次第であろうが、加計学園に対する政権を挙げてのバックアップの実態が明らかになったのは大きい。安倍はひたすら低姿勢で丁寧な物言いに終始したが、関係官僚が「記憶にない」を連発して逆に関係大ありであることを証明してしまったかたち。参考人には前川喜平氏と並んでまたしても元愛媛県知事の加戸守行氏が、今治タオルのマフラーを巻いて登場した。青山繁晴参院議員などは加戸氏に好き放題言わせる一方、前川氏の証言には加計という言葉が一度も出てこないから彼の思い込みだ、と決めつけたが、それだけ加計の存在が最深部に潜むテーマだったことの証左ではないだろうか。
菅官房長官をして「地位に恋々として」と言わしめた前川氏が、前回に続いていとも爽やかに全てを語り、現職官僚が「地位に恋々として」知らぬ存ぜぬと口をつぐむ姿は見苦しい限りである。国民は全てを見ている。

                         
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写経老人入門 

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朝方こんな夢を見てしまった。旧い仕事仲間の一人と飲んでいる。彼は寿司屋の見習いをしているそうで苦労話を聞かされる。個人的な付き合いはないが、よく寿司屋などできるものだと感心する。もっと話していたい気がするが、私はなぜか今夜故郷へ帰ることにしている……。どうやら、先日久々に会った某君がシルバー人材センターの仕事で立派に食いつないでいる話(これは現実)とごっちゃになったようだ。

夏に入った途端、冷蔵庫がおシャカになった。回りっぱなしで野菜が凍るのだ。以前同じ症状で部品を交換したが、今回は部品もなくダメだという。領収書を引っ張り出すと、この冷蔵庫は35年前に石丸電気で7万9千円なにがしで買っている。今の団地に引っ越した時の話だが、よくあの時思い切ってそんな高い買い物をしたものだ。なにしろ、その後1年も経たずして会社を追い出されるのだから……。以来35年もの間、黙々と働いて私の暮らしを支えた女房みたいな冷蔵庫だった。心からありがとうを言おう。

                      
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新しい冷蔵庫はヨドバシで5万円ちょっとだった。シャープ製でほぼ同じ大きさだが、冷蔵室が狭くなり冷凍庫が広くなっている。冷凍食品をそんなに利用しない私には余計なお世話だ。いやに狭くなったな、という印象である。もう一つの減点は庫内灯が暗いということ。ネット上でも別の機種で指摘されているから最近の傾向なのだろう。前のは白熱電球が煌々と灯ったが、今度はLEDで位置も悪く細々と照る感じ。色温度が高い(つまり青っぽい)ので食品が旨そうに見えないのが欠点だ。

土曜日は写真の会の授賞パーティーでプレイスMへ行く。今年は太田順一『遺された家 家族の記憶』(海風社)と名越啓介『Familia 保見団地』(Vice Media Japan)、特別賞としてオンライン書店shashasha(写々者)の活動が受賞した。私は会員でも何でもないのだが、年1回の情報交換の場として利用させてもらっている。ただし今年は知った顔が少なく、つまみも肉や鮨ばかりなので1時間で帰った。受賞作はなぜか似たような傾向のものとなり、ちょっと小振りだったかなと思う。写真では他に東京オペラシティでの荒木経惟展『写狂老人A』が圧巻だった。入場料1,200円。

左から禅フォトギャラリー/エモン・フォトギャラリー/東京オペラシティ
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毎年楽しみにしていた河馬壱の公演が今年は都合によりスキップされ、代わりに吉祥寺曼荼羅での朗読『MANDALA PRESENTS READING LIVE 2017 岸田國士を読む in 吉祥寺』の通知が送られてきた。今年は13グループが参加し、河馬壱は8月17日1日限り、15:00~と19:30~、当日2,500円、前売り2,000円。岸田國士のことはまったく知らないが、文学座を創立した3人の1人で岸田今日子の父……というから斯界の偉いさんであろう。暑気払いに出かけてみるのも一興かと思う。吉祥寺曼荼羅では福島泰樹の短歌絶叫コンサートも行われているので、本当はこちらに惹かれる。

                        
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猫のいない猫町へ 

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6月27日は錦糸町・すみだトリフォニーホールでグループNEXTの第19回作品展(コンサート)が行われた。現代音楽の演奏会にこれだけの人が集まるのはいつもながら不思議。しかも来年は20回目だという。現代音楽と言ってもクラシック音楽から画然と隔てるものがそれほどあるわけではない。写真の世界でも、どのように超絶した表現であれ必ずフォトジェニックな要素を抱えているのと同じことである。今回は故・高橋東悟『浸潤する「時」―独奏ピアノのためのー』(2007年、演奏は篠田昌伸)が緊密な構成で最も現代音楽らしい作品だったように思う。

7月4日はたぶん厄日だった。午前中眼科へ行くが11時の予約だというのに診察や検査は10分程度で、終わったのが12時半。延々と待たされた。予約は意味を成さない。収穫はドクターから私のような症状にルテインのサプリメントが有効だという話を聞いたこと。しかし窓口で売っているのはルテインを20mg含有し4,000円近いので今回はパスした。手持ちの物が切れたら買うことにしよう。

                          
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夕方、銀座はシャネル・ネキサス・ホールでアラーキーの写真展『東京墓情』を観て、帰りは東銀座からいったん大門へ出て大江戸線に乗ろうとしたのが大失敗。京急線で人身事故があり電車は東銀座・新橋に止まったきり動かない。やっとのことで大江戸線に乗り換え森下まで来ると、今度は京王線が何とかで8時半になろうというのに混んで乗れない。3、4本見送ってやっと乗れたが疲れ切ってしまった。
事故と言えばJR東ご自慢の「四季島」がパンタ事故で5時間立ち往生との報道。大枚はたいてこれじゃ……払い戻しされてもしょうがないだろうに。

                  
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ザンパイ三唱が似合いそうな自民党。千代田区の自民候補・中村彩さんの「皆さん脇が甘いと思います……」という敗戦の弁はこれ以上ない悔しさが滲んでいた。だって自分の選挙が現職総理の演説でメチャメチャにされたのだから。だが政権の感性は末期的だ。スガは定例会見で「あんな人」との総理の発言について記者の質問に「全く問題ない」理由は?「ないからない。発言は自由」と説明責任放棄のスガ語に磨きがかかる。稲田は平気な顔でミサイルの危機を説き、下村は文科相時代に加計から200万受け取っても逃げ切るつもりだ。極めつけはヒラメ男佐川理財局長を国税庁長官に据える人事。税務調査でうるさいマスコミを締め上げる算段らしい。

代田橋って知ってますか? 笹塚と明大前の間にある……長瀬達治君の写真展を観に初めて降りたが、こ、これは……猫町! 猫は見かけなかったが、祭りの提灯や路地に連なる飲み屋に昭和の匂いがプンプンする。写真展のある袋小路は沖縄タウンを名乗り沖縄料理の店などが多いようだった。後で地図を見たが、この辺は至るところこのような路地で、玉川上水の開口部もあったのだ。機会をみて再訪したい。

                        
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