詩人薄命 

夕焼け

あるブログで知った中村文昭編・著『現代詩研究(現代篇)』をとりよせて少しずつ読んでいる。『現代詩研究(現代篇)』は明治篇・大正篇・昭和篇に続く4巻目。文庫版で500ページ近い厚さがあり、前後の見返しには女性詩人の系統図を載せ、さらに戦後の主な詩雑誌を総合誌と同人誌に分けて系統図にし挟み込みにしている。まさに情報のてんこ盛り状態で、字も小さくこの歳になっては甚だ読みにくいし、残念ながら誤植らしきものも散見される。目次が巻末にあったりするのも含め、本の作り方としてもう少し何とかならなかったものだろうかと思う。

中村文昭という人はよく知らなかったが、詩集数冊の他に吉本隆明や賢治・中也などを論じた著書があり、えこし会という詩人の会を主宰している。本書は冒頭に中村の長い緒言を配しているが、これがまさに渾身の力作だ。声コトバであった日本語の起源から説き起こし、日本語の「波瀾万丈な経験」とポエジーの辿った道筋をダイナミックに描いていく。その上で現代詩人を女性詩人と男性詩人に分け、さらに女性は思想軸・実感軸・感情軸・暗喩軸で4分割し、総勢136人の現代詩人の作品を網羅しているのである。作品は17歳で自殺した長澤延子の「海」から始まって、吉本隆明の「十七歳」で終わる。読む前はとっつきにくいものかと思っていたが、そんなことはなく今のところすらすら読める。現代詩というものを概観したいと思う人にお勧めしたい。136人の中に御堂勝(本名・遠峰勝夫)が入っていた。御堂は私がこの仕事に入った時の先輩だったが、それから2年も経たないうちに自宅で首を吊った。9月11日だったという。享年41歳。死後、彼の作品を纏めた『御堂勝詩集』(漉林書房)が出版されている。

さて、今日は今年初めてのポスティングをやった。寒さは想像以上で、300ちょっと配っただけで冷えきってしまった。明日も寒いのだろうか。
      

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コメント:

┓( ̄∇ ̄;)┏

立春を過ぎる頃まで寒い日が続くようですよ。
寒さが一段落すると、今度は花粉大魔王の出番…苦笑。
大納言様は、花粉症の心配は?

Re: ┓( ̄∇ ̄;)┏

花粉症は心配ありません。寒さ対策に懸案のガスファンヒーターを発注しました。大阪ガスの機器(型落ち品)ですが、東京でも作動しますよね。

ガス器具も…

かつては、地域によっては一部の部品変更を余儀なくされることがありましたので、東京ガスに確認したほうが良いかもしれません。
二十数年前、東京ガス仕様のファンヒーターを転居先の福岡では使えず、西部ガスに部品を変えてもらいました。
ところが、その数年後、西部ガスの都合(ガスの濃度か何かが変わったらしい)で、再度部品変更をすることに…苦笑。
あくまでも昔話ですが(苦笑)。

Re: ガス器具も…

売っているのは東京の安売り店ですから問題ないと思います。実は問題なのはガスではなく、電気なんです。ガスは13Aでどちらも同じですが、電気は周波数が変われば使えないものがあることはご承知の通り。ファンヒーターが電気を使うことに気がつきませんでした。直接確認したわけではありませんが、関東で使っている人の口コミが価格コムに載っていました。大阪ガスの器具は安いのに人気がないのはなぜでしょうとあります。ちょっとデザインに野暮ったいところがあるのかもしれませんね。

確かに…

ただ、今時の製品はどの周波数でも使えるように作られていますし、小型家電は以前から周波数に関係なく使えたと思います。
かつて福岡から群馬に運んだ石油ファンヒーターは、問題なく使えましたし…。
メーカーか購入先で確かめるのが早いでしょうね。

Re: 確かに…

価格コムに問題なしとの口コミがあるから信じてます。今時の製品でも、扇風機などは周波数によって2割方能率が違うらしい。
それより『現代詩研究』へのコメントもよろしく。

ごめんなさい

詩歌は苦手なジャンルでして<(_ _)>

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