橋口伸一氏の立体造形展 

私もよく行くギャラリー、お茶の水のf分の1で橋口伸一展が開催されている。竹ひごや石膏など多種の素材を使った立体造形の展示である。橋口氏にとって初めての個展だという。初日はあいにく雨で心配されたが、会場フロアで黒衣(と思ったが実際は濃いエンジ色)の女性による創作ダンスも行われ、夕方には多くの友人・知人が集まった。なお橋口氏は1948年奄美群島の加計呂麻島生まれ。加計呂麻島は島尾敏雄が震洋隊隊長として赴任し、ミホと恋に落ちた島である。

橋口1 橋口2

彼の作品は過去にも太平洋美術会の作品展などで観たことはあるが、大勢の中の1つでは正直いってピンとこなかった。今回個展としてまとまったものを前にすると、門外漢にも漠然と志向するものがわかった。以前見た展示から十数年経ってはいるが、複数の自作品が共鳴する中で初めて表れるものもあろう。その意味で個展は成功だったといえる。
多くの人の興味を惹いたのは中央の「宙」という作品で、黒っぽい箱に縦横にアルミのパイプが貫通している。「2001年宇宙の旅」のモノリスではないが、今にもキーンという甲高い音が発せられるかのような謎めいた存在感がある。パイプを覗けば景色が万華鏡のように反射する遊び心が面白い。その他、竹ひごだけを組んだ新作「或る日」、木材と竹ひごの組み合わせ「室内ソナタ」、ゴム製の物体が空中に吊られる「夢と重力」、トルソを思わせる三角形を吊りさげた「クラムポンはくぷんぷわらう」。会期は土日しか残っていないが、ぜひ足を運んでいただきたい。土曜日は18:30、最終日は17:00まで。
     

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コメント:

月1回の古紙回収の日です

昨夜というか今朝というか、2時過ぎまでかかってようやく必要記事をスキャンし終わりました。最近は2時過ぎると眠いのなんの……。夜中にご禁制の夜食を口にしてしまいました。これでコレステロールは跳ね上がりでしょうか。それより怖いのは、古紙回収の前夜にスキャナーが壊れること。桑原桑原。

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