雲雀殺し 

白樺

一気に視界を白くする東京の雪を見ていて「雲雀殺し」という故郷の言葉を思った。これは巣立ったばかりのヒバリを打ちのめすかのように降る5月初めの雪のことである。野辺地の天気はまことに当てにならない。春の盛りに吹雪が来ることもないとは言えない。東京で5月は初夏だが野辺地ではゴールデンウイークが花見の時期に当たる。似たような言葉に「彼岸じゃらぐ」というのがある。春の彼岸前後にあられまじりの暴風雪が来襲することがあり、半ば解けた雪が凍ってシャーベット状の悪路になることだという。『岳』主宰の俳人宮坂静生氏の問題提起に倣ってこれらの言葉を地貌季語と呼んでいいかもしれない。地貌とは土地の形態を指す地形学用語だが、氏は地貌をそれぞれの地の個性を大事に考える見方、季節の推移や生活・文化まで含んだ概念として使っている。京都中心の季語体系への壮大なアンチテーゼであろうか。

さて、9時始まりの現場は4日続きの今週が山場であったが、さすがにあごが出てブログの更新は滞った。夜も早く眠くなってしまうので、考えがまとまらない。明日は別の現場で午後から。少しゆっくりしたい。
      

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コメント:

雪見桜

東北地方に長年住んでいると満開に近い桜に淡雪が積もっている風景を何度も見た。岩手県遠野市に在住の頃、あまりにも寒くて5月の連休が過ぎても桜が咲かなかったのを思い出した。これも「雲雀殺し」というのかな。寒さなれしているから気にもならないが・・・。

Re: 雪見桜

5月過ぎても桜が咲かないのは異常気象ですね。雲雀殺しは一旦暖かくなってドンと冷える(雪が降る)ことです。雪国の雲雀は大変です。

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