うるさい写真家 

四谷4丁目
清澄白河

今週も仕事が入らないので、もう4週間も仕事がないことになる。慣れたというのか何というのか、私の仕事はギャラリー回りとブログ書きだと開き直る根性が必要かもしれない。さて土曜日はいつもより早めに出て、TAP(清澄白河)、シュハリ(四谷3丁目)、クロスロード(新宿1丁目)、プレイスM(新宿御苑前)、蒼穹舎(同)、コニカミノルタプラザ(新宿)を観て回った。ギャラリー冬青(新中野)も行きたかったが、余りに風が寒いので後日にせざるを得なかった。
ところでこの日、新宿通り沿いのあるギャラリーで実にイヤな体験をした。作家は写歴の長い苦労人で確かな眼と腕を持つベテランらしいのだが、私が入っていったとき知人2、3人を前に大きな声で弁舌を振るっている最中であった。要は自慢話であろう。かなりの点数の作品を一回りして行く間も弁舌はずっと続き、仕舞いには私が観ている後ろにまで来てあーだこーだと解説するので、逃げ出したくなった。「やかましいっ! 人が写真を観ているときくらい静かにしないか、この唐変木!」と怒鳴りたかったが我慢した。東北人は放射能を浴びせられても黙っているくらい気が弱いのだ。
20年位前、あるメーカーギャラリーでスタッフがぺちゃくちゃおしゃべりして作品に集中できず、後で手紙を出したらそれが社長のところまで行ったらしい。別のギャラリーでも同じことがあったので指摘しておいたら朝早くにお詫びの電話が来て、こちらの都合にお構いなく大声で一方的に話すので閉口した。スタッフのおしゃべりも困るが、作家が会場であんな風にうるさくしゃべりまくるのは、自分の作品を貶めることにならないだろうか。
    

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コメント:

写真がものを言うのですね

写した人がものを言うたびに価値が削られてしまうのですね。見に来た人に感謝しながらこれでもかと、さらにやってしまうんでしょうな。無念ですな。日常もそうですよね。誰しも、さらにさらに評価してもらいたい。そういう人々であふれてる。

野辺地の写真について

遅くなりましたが、いいですな。これ坂道でしょうかね。カブが滑走しそうな道ですな。もの言う写真ですね。別の日に書いてすいません。十和田タクシー。みちのく庵orみちのく亀…

うるさい人、いますよねぇ

画廊やギャラリーでは、一般見学者はアウェー感がありますから、「ウルサイ!!」と一喝するのは難しそう。
チラチラと迷惑そうな視線を向ければ、何やら勘違いして更に張り切る御仁もおられるようですし…苦笑。

でも、でも、放射能を浴びせられて黙っている、は…。
レトリックにしても、気が弱いで片付けるのは、あんまりな気がします(>_<)

Re: 野辺地の写真について

> 十和田タクシー。みちのく庵orみちのく亀…

オリジナルを拡大しましたらわかりました。みちのく苑、十和田市の介護施設みたいです。この滑りそうな坂は駅に通じてるんですが、以前はここを路線バスが通ってました(現在は迂回)。1月4日の記事、車の窓越しに撮ったのが反対側(坂上)からの風景です。私の一家はこの道の途中右側の親戚の家に疎開していましたが、その家も何十年か前に火事で焼けてしまいました。

Re: うるさい人、いますよねぇ

ギャラリーとしても、作家自身に静かにしてくれとは言いにくいでしょうしね。写真が素晴らしいだけに、余計腹が立ちます。モッタイナイとはこのことです。

> でも、でも、放射能を浴びせられて黙っている、は…。
> レトリックにしても、気が弱いで片付けるのは、あんまりな気がします(>_<)

レトリックじゃありません。蝦夷の昔から東北は、こと政治的・経済的には征服され屈服される対象以外ではありませんでしたからね。3/11も被害の大きさに比べたら人々の声はあまりにかぼそい。それどころか、青森県や六カ所村は核燃続行を要望しています。下北・上北……全域が核のゴミ捨て場にされかねない恐怖の前に、雇用か核燃かの誤った選択肢が突きつけられるのみです。

Re: 写真がものを言うのですね

欲をかいて醜い恥をさらしてしまう図でしょうか。別のギャラリーでも作家がずーーーーっとしゃべりっぱなしで、よく口が疲れないものだと感心してしまったことも。

作者は黙して語らず

俳句の句会では、作者は自分の句については基本的に発言しません。作品を提出してしまったらそれはもう、俎板の鯉です。先輩からこうすべきだとか、まったく違う解釈をされても基本的には弁明はなし。最後に「ありがとうございました」という程度。
写真であれ、絵であれ、文芸作品であれ、作品は提出されたときから一人歩き、作者がああだこうだいうのはみっともないですね。作者の思いとは違う解釈で評価されるても、それはそれで受け止めなければなりません。
写真のグループ展では、自分の写真の前に陣取っていて苦労話を自慢話としてしゃべっている方をときどき見かけます。割と写真にその手の方が多いのかな、と勘ぐってしまいます。

さてあの野辺地の写真、道路の真ん中の黒い筋がいいですね。融雪装置だと思いますが、あれがあることで、引き締まって見えます。

  • [2013/02/13 17:14]
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  • メタボの白クマ
  • [ 編集 ]
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Re: 作者は黙して語らず

> 写真のグループ展では、自分の写真の前に陣取っていて苦労話を自慢話としてしゃべっている方をときどき見かけます。割と写真にその手の方が多いのかな、と勘ぐってしまいます。

語る要素が多いということは言えるでしょうね。絵ならば描かれたものはすべて作家に属します。しかし写真は多くの場合、偶然の結果です。無数の可能性の中から一瞬を写し取っているわけで、その他の可能性についていくら語っても語りきれないのかもしれません。句会のようにいさぎよく行きたいものですが。

> さてあの野辺地の写真、道路の真ん中の黒い筋がいいですね。融雪装置だと思いますが、あれがあることで、引き締まって見えます。

融雪装置なんてしゃれたものはありませんよ。スジは単なる融けかかった部分ではないかと。なお、ローソンでは駐車場に水を噴き出す融雪装置を付けていますが、逆に水浸しになってますね。

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