2つの展覧会 

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1日からニコンサロンbis新宿で影山芳生さんの写真展「私流ジパング」が始まった。影山さんは足利で長らく故・山田利男さんと活動を共にしてきた人だが、これまで作品を観たことはなかった。今回が影山さんにとっての初個展ではないかと思う。「私流ジパング」は、古い年季の入った建物や廃屋が西日に照らされたときの懐かしくも寂寥とした光景ばかり。動かない建物とはいえ光と影の交錯する瞬間はなかなかスリリングである。私もよく撮る題材だが、影山さんは徹底しているし技量も比べものにならない。聞けばカメラはフルサイズのNikon D700で、山田さんの遺品のキヤノンの染料系プリンターで出力したという。テーマは違うが、こってりした画調に山田さんの「神仏日本」を思い浮かべたのは私だけだろうか(詳しくはタイトルからのリンクを参照されたい)。

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もう1つは、砂町銀座から少し入った路地の喫茶店で開かれている変わったコレクション展。何かというと古いアイロンのコレクションだ。喫茶店が休みの日曜日に公開する建前だが、コレクションは置きっぱなしだから平日でもコーヒー代を払えば自由に観られる。ミッキーマウスの付いたアイロンのおもちゃから、炭を入れる電熱以前のアイロン(これが一番多い)、ドライヤーと一体化した旅行用の折りたたみアイロンなどの珍品や湯熨斗まで、百数十点以上のコレクションが並んでいる。炭火アイロンは形は同じようでも細かいところが皆違い、それぞれパテントを取っているのだとか。上部構造は鉄の鋳物で底は熱伝導のよい真鍮で出来ている。全体が真鍮というものもある。アイロンのミニチュアもコレクションの一部。コレクター本人はご覧の通りのオジさんで、この喫茶店の上に住んでいるということだったが、名前は聞きそびれた。
  
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コメント:

うーん

アイロンのコレクターですか。集めるもの、いろいろあるんですね。写真を見ているとなんともいえない不思議な気分になります。でも良く整理されている。これは人柄が偲ばれますね。
不思議ですが、女性で「コレクター」と言うのをあまり聞きません。男性の特技なのでしょうか。集めるというのは「雄」に特有の習性なのかな?
すると私は「雄」ではないのかな?
だんだん自分に自信がなくなってきます。

  • [2013/10/03 00:40]
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Re: うーん

そういえばそうですね。私も今は何かを集めることはしてません。だから雄ではないというわけでもないでしょう。今夜は渋谷ユーロ・スペースで佐藤真の「SELH AND OTHERSE」を観てきましたので、記事にする予定です。映画を観たのは20年ぶりかな。ラブホ街を突っ切って行きます。

ラブホ街というと、道玄坂ですか

この店、入りたいですな。砂町、久しぶりでしたな。大納言氏はこういうお店、上手ですな。軽食かぁ、キリンビールですな。郵便受けも、ガラス戸もいいですな。中に入って、ゆっくりしたいですな。アイロンが見えますな。食パンを焼いてもらいたいですな。

集める

「どんな物でも大切にとっておく」習性、平成人には最早死語じゃないでしょうか。これほどの不況なのにゴミ集荷場を見ると《もったいない物》ばかりですね。コレクションというのは根気のいる趣味ですが、その結果が素敵ないろんな昭和の歴史を残してきたのではないでしょうか。

Re: ラブホ街というと、道玄坂ですか

そうです。道玄坂、久々に行ったら賑やかでビックリしました。
写真の右手へ行くと砂銀です。中には裕次郎のLPレコードなどが置いてありました。開店休業に近いらしいが、雰囲気だけは充実してますね。

Re: 集める

今や断捨離ばやりで集める方は分が悪いかな。コレクターの夫と断捨離の妻とで意見が食い違い、夫の留守に妻が大事なコレクションを丸ごと捨てていたという悲劇も想定されます。私が集めたとしてもアダルト物くらいですから……おっと、これも大事な昭和の記録ですが。

なんとアダルトを断捨離ですとな

昔のアダルトは、良かった。一生懸命さがあった。今は、コレクトする気力はない。本の時代は良かった。あれで育った私です。vhsの出来立てのころも良かった。映りも悪かったが。郷愁がある。

Re: なんとアダルトを断捨離ですとな

今のアダルト動画の氾濫を見ていますと個々の作品はどうでもよくなります。
通りがかり人さんのその辺りのウンチクはすごいみたいですね。そのうち聞かせて下さい。

ウンチクなんて恥ずかしいことを…

そうですな。コレクトし続けていなければいけなかった。テレビもそうですが、日常生活をするどなたもが、あからさまさを嫌います。それはみな、ご自分にも覚えがあるからでありますな。でも、性文化はおかしな形で、若い人たちに根付いてしまってる気がします。架空と現実の区別がつけづらい。男性には忍耐が求められますな。

お悔やみ申し上げます

ただ今、大納言様から私に連絡が入りました。

大納言様のお母上がお亡くなったとのことです。

本日より8日までの予定で葬儀のため、野辺地へ戻られるそうです。
東京に戻るまで、このブログにコメントをいただいても「申し訳ないが返事ができない」旨、皆さんに伝えて欲しいとのことでした。

読者の皆様のご理解をお願い申し上げます。

メタボの白クマ

  • [2013/10/05 18:41]
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衷心よりお悔やみ申し上げます

10月4日16:47に帰郷する旨のメールがあり、母上様危篤の知らせとかで慌しく帰省した由。
メタボの白クマさまが載せた「如月」(2つの展覧会)ブログのコメントで知りました。ありがとうございます。母上様には子供の頃からお世話になっていただけに哀しみもひとしおです。
ただただ合掌するのみです。

転載

お二人からのお悔やみを転載します。

★葦原の山姥様から、
お知らせに…
ただ驚くばかりです。
さぞお力落としのことでありましょう。

★通りがかり人様から、
そばについていてやれず
いつも無念な気持ちで、東京に帰ってくる、そういうくり返しを大納言氏はされていたようでした。
お母上のご冥福、お祈りいたします。

  • [2013/10/06 19:46]
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Re: お悔やみ申し上げます

ありがとうございました。
夕べ帰りましたが、新聞は溜まるしメールは溜まるし、洗濯物は溜まるし、何から手を付けていいやら……。

Re: 衷心よりお悔やみ申し上げます

ありがとうございます。縁者知人一同で明るく母を送りましたが、問題はこれからかもしれませんね。

Re: 転載

山姥様、通りがかり人様、ありがとうございました。白クマさんにもお手数お掛けしました。とりあえずは一段落しました。記事にてゆっくり報告させてもらいます。

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