春一番 

曙橋


朝6時、布団が暑くて目が覚めた。春になったのに冬とほとんど変わらない装備では蒸し暑いのが当たり前体操。同時に、なぜか昔やった所業が激しい後悔とともに甦ってきて思わず飛び起きた。当時いい気になってやっていたことの数々が、今や取り返しのつかない後悔の種になっている。とんだ笑いものである以上に、他人様に掛けた迷惑は半端ではない。穴があったら深く潜りたい。自分で自分をさらし者にしているような気分だ。今日は下の弟の(形式的な)命日。遺影に手を合わせる。弟の遺体が見つかるのは1か月先だが、彼の最期も知らず、漫然と日を送っていた自分が情けない。3月下旬の誕生日を目前にして斃れた彼の無念は如何ばかりだったか……。来月はまたアパートを訪ねる予定だ。それに、このところ母の喪にかまけて父の遺影がほったらかしだった。100円ショップで買った小さなフォトスタンドでは窮屈だろう。何とかしなくてはならないと思う。

夕方、表参道まで行くつもりが、皮膚科で待っている内に時間がなくなり、ダイエーへ行くと2か月ぶりかでNさんのレジになった。Nさんは20歳前後だと思うが、私が行くと直立不動になる時があり、もう少しリラックスしてよと言いたくなる。このところ顔を見なかったので、辞めたのかと思っていた。彼女には私の生活がすべて見られている。
    

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コメント:

うーむ、Nさんですな

ううむ、おおむね見られてますな。理想のトマトなども、あるのでしょうな。見られることの、ささやかな開き直りもいいものですな。いまどき、見られていない人の方が少ないのでしょう。
 でも見られる喜びのようなものも、潜在していていいと思います。This is my life.
 またきっと、Nさんのレジに並ぶのでありましょう。

Re: うーむ、Nさんですな

「生活がすべて」とは書きましたが、彼女は食品フロアのレジですので食品以外の生活は曝していません。その気になれば想像できるでしょうが……。

レジとはまことに無防備な場所で、たいてい後ろの人間に中身を見られてしまいますし、逆に私に見られたからと憤慨して引き返した男もいました。見えちゃったんだからしょうがないという以上に、自意識過剰なジジーですな。

ところで、写真の曙橋は百閒の「丘の橋」という作品に描かれています。

カゴの中…

大納言様が行くと直立不動になる二十歳前後のレジのお嬢さんって…以前にクレームでも伝えたことがあったのでしょうか(苦笑)!?


前に並ぶ人のカゴの中は気になりますよねぇ。
私の場合は、品物ではなくて品数が(笑)。
いかに待たずに会計を済ませるか…それしか考えていませんので。

Re: カゴの中…

直立不動はオーバーですが、フリーズする時が……。
私のクレームより後ろの人から「ぼんやりするな」と言われそう。
2階のレジオバはちと怖い。反論を許さぬ雰囲気。

いかに待たずに会計を済ませるか、そればっかりじゃいけません。
心にゆとりを持って、敵の生活ぶりをひやかすくらいでないとね。

見られてもしょうがない

魚肉ソーセージとか、さばの缶詰とか、見られても平気ですし、前の人のもほとんど見ません。しかし、レジは確かによいものではないですな。うんざりしますわな。前でつっかえられたりしますと、泣きですわな。また、ものすごい量を買う人もいますし、私はまず男性の私のような人の後ろにつきます。男の方が早いですな。いちゃもんもつけませんし。Nさんはいい子ですな。なあんちち。

Re: 見られてもしょうがない

私は最近、あまりそのへん気にならなくなりましたね。
仕事もないし、なるようになれ的な心境です。

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