野菊の墓文学碑を訪ねて 

4月20日の川歩きはイマイチだった。でも、1年ぶりの川歩きとあって、同窓会的な意味では満たされたかも知れない。参加者は私を入れて7人。山姥さんは仕事だということだ。今回は北総線・矢切駅から矢喰村庚申塚と野菊の墓文学碑(西蓮寺)を見て矢切橋を渡り、坂川を南下して柳原水閘を見学。そこから里見公園に上って休憩し、江戸川沿いに歩いて真間川に入り、手児奈橋から市川駅方面へ向って行けば、市川市内でいい飲み屋が見つかるだろうという考えだった。しかし、集合で1人が10分遅れたのを皮切りに万事もたつき気味で、里見公園で休憩するうちに空はかなりの薄暗さとなった。弱音を吐くメンバーも出始めたので、止むなく後半部分を割愛して国府台駅で電車に乗ってしまった。そこから青砥に出てそこの養老乃瀧で打ち上げとなった。

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矢喰村庚申塚は松戸市内で青面金剛を主尊とした最古の庚申塔で、市の文化財に指定されている。隣には矢切神社がある。庚申塚には里見・北条両氏の合戦で呻吟する住民の安らぎへの願いがあったようだ。たくさんの石仏が並んでいるが、残念ながらよく把握していない。野菊の墓文学碑は西蓮寺境内にあり、明治時代の矢切を舞台にした伊藤左千夫の名作『野菊の墓』の一節が刻まれている。門人・土屋文明の筆になるものだが、では建てたのは誰なんだろう?(左千夫の墓は亀戸の普門院にあり、たまに墓参りする)。 

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柳原水閘(すいこう)は1904(明治37)年に完成した煉瓦造りの樋門で、松戸市の文化財、土木学会選奨土木遺産などに指定されている。松戸市内を流れ下る坂川の水を制御するためのもので、現在は新しい水門に役目を引き継いでいる。里見公園は15世紀に太田道灌が仮陣を置き、弟の太田資忠らが国府台城を築いた。北原白秋の旧居紫烟草舎、羅漢の井などが残っているが、暗くなったのですべて素通りした。若い男女数人のグループが寒い中にシートを敷き、がやがやと花見(?)をしていた。真間川はずっと前に歩いたことがあった。川口付近に水神宮が建っている。

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なお、今回のコースは北総鉄道のPR誌『ほくそう』の「北総線の小さな旅」を参考にした。北総線は料金が高くてどうにもならない。
        

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コメント:

中野孝次について

中野孝次は、市川の大工さんの息子で、その小説の中で、真間川も出てくるのですな。私はついさっきまで、これをしんまがわと、読んでおりました。恥ずかしいです。
 中野の小説の中で、屋根無しの貨物列車に乗って、北関東の平野を走るシーンがあるのですが、私はこの部分が好きです。軍隊から解放された作者の喜びようがたまらないのですな。不意にしばらく行ってない養老乃瀧に行きたくなりましたぞえぇぇぇえぇ。写真の感想は後日書かせていただきます。



Re: 中野孝次について

そうですか。中野孝次はブリューゲルしか読んでませんが、そんな小説が……ね。何という題名のものでしょうか。中野孝次も私と同じ山羊座でしたな(ソレガドーシタ)。

写真は急いでアップしたのでヘンなのがあり、順次修正しております。紫烟草舎の看板の隣の写真が真間川です。少し行くと手児奈霊神堂や芳澤ガーデンなどがあります。

日曜日は…

季節が戻ったような寒さの中を、お疲れ様でした<(_ _)>
気温が低いとそれだけでかなり体力を消耗しますから、里見公園が限界だったかもしれませんね。
国府台界隈は石を投げれば史跡に当たるような印象がありますが…真間川探索はお済みのご様子ですから、続編の企画はなさそうな(苦笑)。
そうそう、青砥よりも高砂駅周辺に、通りがかり人様好みの赤提灯や縄暖簾のお店があるかもしれませんよ(笑)。

Re: 日曜日は…

次は江東区の川でも歩こうかな……。一度歩いた川のリバイバルも考えてます。

通りがかり人さん好みであっても私好みでないといけません。コースで妥協したので飲み屋では私の好みを通させてもらいました。高砂で降りようかという声もあったんですが足並みが揃わず、結局乗り継ぎに便利そうな青砥になりました。

病院通いで

息子と7時半から寝てしまい、4時から起きてます。
 「麦熟るる日に」と「苦い夏」の2冊です。この人は、ずいぶん書いているので、今、検索して、あらためてびっくりしています。この2冊は、なかなかに、私には強烈でした。時代は違っても、自分の若い頃と、なにかつながるものが感じらるのですな。
 
 朝に魚や貝、夕に鳥や獣…政争する輩がいなければ、の話なのですな。写真からも土の肥沃さが感じられますな。大体東京湾がすべてが恵まれた土地だったのでありましょうな。
 
 …そのとおりです。飲み屋はダイナー氏好みでまいりましょう。なあんちっちの川ちっち。ところで白クマ氏のうろつきがこのところないですな。

追伸

なお、2部作なので、「麦熟るる日に」から、読み始めないと、いけません。(実際は3部作とのこと。私は3つ目を読んでません)

 あらかじめ、検索などされ、概略を知っておいたほうが、とっつきやすいかもしれません。い所です。

間違え

い所です。は、以上です。の誤り。

Re: 追伸

「麦熟るる日に」「苦い夏」「季節の終り」が青春三部作とされているようです。「清貧」や「ハラス」は今のところあまり読みたくありません。図書館で探して見ます。「実朝考」も読んでいました。

訳あって白クマ氏宅へはこのところ出入りを見合わせていますが、白クマ氏の来訪・コメントは大歓迎です。私が白クマ宅へ行くと、彼の精神をかき乱すようなことをつい書いてしまうようです。自粛して白クマ氏の健康を祈っています。
い所です。

ふたたびのい所です

いつかふたたび、やり取りが再開されればそれでいいのです。どうしても面白くないとか、腹立たしいはどこでもあります。

こころのい所、いずれ、違うところにいきますですな。いどころちっち。いずれはちっち。

Re: ふたたびのい所です

大久保では普通に会話してますがね。
い所。

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