天秤座の人の運勢 

八丁畷駅前


N氏を送る通夜と告別式・火葬が滞りなく終った。彼の魂は抜けるような冬の青空に帰っていった。葬儀は川崎から1つ横浜寄りの八丁畷の斎場で行なわれた。無宗教の友人葬をマネジメントし奔走したのはメタボの白クマ氏で、一同彼には頭の上がらないところだ。とはいえ、こちらは2日間川崎までの往復でいささか疲れた。それに、費用の精算にはまだ難題が待ち受けているようだし、17日の住まいの後片付けも取りかかってみないと分量が分からない。

葬儀では旧友のほか、N氏の弟さんや従兄、兄弟以上の深交を結んだH氏、地域医療に取り組む女医のN先生など、いろんな人にさまざまな話を聞くことができた。家では極悪非道の長男で、彼がいなかったら我が家はもっと楽な暮らしができたのにと家族を嘆息させ続けたN氏が、巷ではこれだけの人望を集めた秘密が少しだけ分かった。N氏が天秤座の星の下に生まれた人だということも、亡くなって初めて知った。天秤座の人のキーワードはバランスである。門馬寛明先生の『西洋占星術入門』にはこうあった。「金があってもなくても、それをそぶりに表わさない、一種の虚栄心や自尊心など、人間のさまざまな誇りと欲望が、天秤座生まれの人の中には同居しています。そこに、全体として均衡の取れた人生観や、処世態度が生まれているのです」。彼の虚栄心のバランスは家から酒場にお金を流すことで、辛うじて保たれていたのであろうか。彼がバランスを保とうとしたために、家族兄弟関係がバランスを失ったとしたら不幸というしかない。結婚話については、いいところまで行ったことが何度かあったそうだ。女性にはけっこうモテたようだ。
    

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コメント:

中庸

儒教の「四書」の一つ、中庸は日本人が生きていくため、古から生きるための本能だったからこそ幾多の悲劇を乗り越えてきた。中庸(バランス)が崩れた時には必ず事件となる。歴史の繰り返しである。天秤座の人の運勢はバランスだとすれば、今回の選挙はどう見たらいいのだろうか。かつて「ドイツのヒトラー」が愚民の心理を巧みに操って独裁政権で世界を不幸にしたのと、今回の自公の今後の政権維持は「いつか来た道」をまた歩かせられるのだろうか。
どこかでバランスをとっていたからこそN氏も良き友人に見送られ蒼穹へ旅立った事でしょう。合掌

Re: 中庸

棺を覆いて事定まる……「終りよければ全てよし」でしょうか。

総選挙の総括はこれから出てくるでしょうが、時効政権が強固な基盤を得てやりたい放題となるならバランスを欠く世界です。我々としては防空壕に入ってB29が行ってしまうのを待つしかない状態ですね。

気づいてみれば

振り返ってみれば、かなりのものが時効なり。千人、万人の兵がいちどきに襲い来れば当然のことなり。一人の人間が防空壕から出て、様変わりした世界に唖然とし、うなだれながらもよろよろと、手のつけられるところから、始めるしかない。
 ダイナー氏、バランスですな。不如意極まりなきときにも、バランスですな。私もこのバランスがダメで、ここまで来ましたな。それでもバランスをとろうとはしてますな。バランスをとるためには、何がいるのか、理想のトマト、大事ですな。私ですか…。二度寝ですな。これが出来ぬまま、朝を迎えその日を始めなければならないことが一番いけましぇん。体が眠りを求めているなら、友など投げ出して、眠ることです。なあんちちち。

Re: 気づいてみれば

バランスは大事です、理想のトマトも大事です。
しかし、N氏のように家族をメチャメチャにした代償を友達に尽くすことで均衡させたと果して言えるものかどうか……。弟さんは多くを語りませんでしたが、憤懣やるかたない思いだったのではないでしょうか。

青空や友も投げ出す冬の風
   

ダイナー氏、きつい事いいますが

お母様がご存命の頃、弟さんはお母様に付き添い、いろいろな諸手続きをこなしてきたはずです。施設、病院の入退所、役所への行き来、母上の寝巻きから、歯ブラシ、どてらまで、用意されていたはずです。今回、母の入院で、感じましたが、これはですな、弟ともバランス、ですぞ。私はここ数日、妻ともバランス、妹ともバランス、妹と妻ともバランス、見舞いに来てくれる母の友達とも母の兄弟ともバランスですわな。私ですか、アンバランスですわな。これだけ、人のバランス考えていたら、こっちはアンバランスになりますわ。冷めた焼酎尽きたり。今度こそ寝るか。

リハビリとバランス

老人の健康のため、行政主導でリハビリに両手を広げて片足で目を瞑って数秒間立つ種目(?)がある。見事にこける。見事なアンバランス。ま、今のところ普通に歩けるし、まだボケも認知症も自分では大丈夫だと思っている。どこかでバランスが取れているいるんでしょうね。

自然体風で・・・

何処までも空の蒼さよ友が逝く白き煙の哀しかりけり

蒼穹に白き煙となりて逝くふと見上げれば手を振りし友

蒼穹へ旅立つ君や年の暮

Re: ダイナー氏、きつい事いいますが

ハハハ、振り上げたこぶしで自分の頭をゴツン、これが通りがかり人さん。

バランスをモットーにするのは天秤座で、我々他党派はアンバランスで結構なんです。通りがかり人さんはあちこち気をつかってきりきり舞いするタイプと拝見しました。いえいえ、そんなことを言っちゃいけませんね。状況が状況ですから、通りがかり人さんは白クマ氏以上のファミリーマネジメント力をいつも要求され、応えているんだと江東の地で思ってますよ。フレーフレー、通りがかり人さん!

Re: リハビリとバランス

ふむふむ、どれどれやってみますか……オヨット、アリャリャーーーーいかん、まてっ、もう一回。難しいものですな。毎日やっていれば慣れちゃいそうですがね。N氏のことばかりで読む方も飽きたかと思いますが、これをクリアしないと先へ進めませんので、悪しからず。

逝く友の写真ガハハと笑いをり
    
黒ネクタイ暫し机にのせておき

冬空の煙たちまち風に散る
 

バッ、バッ、バレタカァーーーーーーーッ。

まるで亀頭を見られてしまったような、バツの悪さですな。お尻も亀頭も、内臓と、外を結ぶ人間の穴ですな。見られたか、ダイナー氏に、私の汚れの部位を。もっときちんと拭いておけばよかった。山頭火も野山の葉っぱで、尻を拭いてたのでしょう。痔にもなりましょう。かに座はワミリーなのですかな。ワミリーに消耗させられし人生ですな。

ワミリーは、誰かしらがバランスとっては成り立ちぬ

黒ネクタイ黒で助かる通夜の沁み

黒ネクタイなんでも隠す黒ネクタイ

黒ネクタイてめえやるのか黒ネクタイ

黒ネクタイこれしかねえやな黒ネクタイ

黒ネクタイどいつもこいつも似た顔だ

黒ネクタイこいつ締めればこの世もあの世

黒ネクタイ恥部を隠して絞め直す

黒ネクタイか黒パンティよごれ隠してしらを切る

黒ネクタイに黒パンティ隠しおおせよY字路を

うすいナイロン黒下着誰もがひれ伏すとわの色

ネクタイをまわしの様に締めなおしだらしなくはみ出て垂れ下がる分身のさきぼそり

Re: バッ、バッ、バレタカァーーーーーーーッ。

失礼しました。今日は白クマ氏に命じられて7:30起き、冷蔵庫運びの重労働アリさんマークの引っ越し社。終ったのが4時過ぎでしたか。疲れ切ってしまいました。加えてこともあろうに夜中に全身が痒くなるハプニングがあり、散々でした。白クマ氏のことを褒めましたが取り消しですね。

それにしてもよく詠んだものですね。ネクタイからパンティまで行く発想が素晴らしいというのか、おぞましいというのか。貴兄の脳みそ回路はどうなっているんでしょう。

黒ネクタイ十句つくって褒められず

黒という文字の卑猥さ黒砂糖

猥褻にこの世染めゆく黒インク

逝き急ぐ友の部屋にも黒ネクタイ

健啖家の一言

先日旅立ったN氏と、これも今はないO氏と3人で飲んだとき「G君は健啖家だねえ」と言われたのが、N氏からの初めての私への人物評であった。初めて聞く言葉であった。「肉のバカ食い」とか「驚異の異常肉食人間」などと言われていた身にとっては、なにか褒め言葉のようないい響きの言葉であった。その後、酒席でのつまみの大食いに対してバカ食いなどと非難されるたびに「健啖家と言ってくれ」と反論していた日々を思い出す。辞書を引いてみれば「大食漢」と書いてあり、少しも褒め言葉ではなかったのであるが、今でもその響きには嬉しい気持ちがある。
通夜の席で、弟さんがN氏のことを、外ヅラがよく内ヅラが悪い、と話したことにはやや驚いた。考えてみれば友人関係というのはその外ヅラに接してきたわけで、内ヅラを知らないのは仕方のないところ。してみると、バカ食いを健啖家と言う表現にまぶしたN氏の評も、一つの外ヅラとしての気遣いであったかと今にして思える。私の自己分析は「周囲に気を使いすぎる」というものだったが、むしろ周囲に気を遣わせてきたのだろうか。本人は肉を全く食わないベジタリアン(魚は食っていたから正確には違う)にもかかわらず、焼肉屋でキムチのみ食して小生の肉食いに付き合っていたO氏を思い出してもその感は強い。
本人は周囲に気を使っているつもりで、実は周囲に気を遣わせているやつが長生きだとすれば、M氏は長生きだ。そして私も幾分かは。
それにしても、あの時新宿で飲んだ3人のうち残っているのは自分だけだ、と思うと師走の風はそぞろ身に沁みる。

Re: 健啖家の一言

周囲に気を遣わせるのも人徳(一種のキャラクター)でしょうかね。M氏を見ているとそう感じます。GT氏もそのへんを学んだ方がいいかもしれませんよ。O氏は一方的に気を遣いすぎるほどですが、心理が追随しきれず途中でぷっつんしちゃうところがありました。

大食いはともあれ、野菜や穀物ももう少し食べるようにしましょうね。

おお、白クマ氏とN氏の部屋で…

それはそれは。大久保連合、熱き連帯ですな。結構です。山姥さんもホッとしているでしょう。GT氏のコメントでNさんのおよそはつかめました。それにしてもダイナー氏の句は見事ですな。私のは品格ゼロですな。
 「逝き急ぐ友の部屋にも黒ネクタイ」そうですな。逝く人を送るためのネクタイでありたかったでしょうな。今回、N氏は友人達に黒ネクタイを締めさせてしまいました。京急沿線の飲み屋を廻りながら68年を終わらせたのですな。ダイナー氏、白クマ氏、重ねてお疲れ様でした。

黒皮の手帳

こんな題名の小説がありましたな。あれは通りがかり人氏の物でしたか。まだまだ真っ黒な真実が書いてあるのでしょね。興味深々ですな。それにしても見せられる亀頭はまだ頑張っているようですが間違って締め付けないことですよ、隠すだけにしておきましょう。来年も使うんでしょうから?!

大納言の句に詠たす・・・ 駅伝の「たすきリレー」だけは何としても繋がらないとなりませんが。

「逝き急ぐ友の部屋にも黒ネクタイ」使わずに済むたすきにも似て

Re: おお、白クマ氏とN氏の部屋で…

うーーーーっ、それにしても今日は寒い!
その上、身体が痛い。

Re: 黒皮の手帳

思わず清張先生の『黒革の手帳』と間違えてしまいますな。
しかし通りがかり人さんの句の話はご勘弁を。まだ二日酔いにも似ためまいと吐き気を催しますので……。
と言いながら……、

黒皮のなすび垂れ下がる年の暮れ

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