猫町再訪 

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半年ばかり足が遠のいていた北砂3丁目、4丁目を久々に回ってみて驚いた。そのかなりの場所で家が取り壊され、跡に新しい家が建っていたのだ。更地になっているところもあるが、こうなると前の家並みがどうなっていたのか風景がさっぱり甦ってこない。ただ、家があっという間に出来上がる現代の技術には感心する。いずれにしても建られるのは似たような小洒落た家ばかりで、面白くも何ともない。しかし個性的といいながら実は悪趣味の家よりは良心的な規格品の方がまだましとも言える。
例のおじさんがミシンやアイロンの展示をしていた喫茶店にも寄ってみたが、ん? 今回はチトなんだな。アイヌの彫り物や沖縄の酒がめばかりで、メカ的な面白さが全然ないではないか。聞くと私が前に立ち寄った直後に車の玩具に展示替えし、つい先日今のに替えたのだという。私はいいときにご無沙汰していたことになる。車の玩具ならぜひとも見たかったのにガッカリだ。若き日のおじさんとアイヌ女性のツーショット写真があった。おじさんによると、北海道でアイヌの土産物屋のオヤジに気に入られ、この女性と結婚する話になった。明日はクマ1頭潰すからと言われガンガン飲んだが、夜中にふと目が覚め、待てよ、こんなところで一生を終えていいのかと考え直し逃げ出したのだとか。なーんだ、そんなロマンス(?)を懐かしむためにつまんない彫り物を並べたの? ま、おじさんならクチ八丁だからアイヌの土産物屋でも上手くいったと思うよ。若いからいろいろ野心があったんだろうけど……。

このところ寒くてギャラリー回りも一苦労。先日訪れたギャラリーで作家の上梓した写真集の腰巻きに誤植を見つけた。その文章は何人かの有名作家が寄せたものの1つだが、ご本人には恐れ多くて言い出せない。展示中の作家にそれとなく言っておく。何でもない言葉なので編集者も見逃したのだろうか。仕事では見逃しが多くて無能とも言われた私だが、こういう場面では誤植がよく目に留まる。職業にならない方が結果はいいようだ。日曜日の夜は平井「一平」で『置文21』の忘年会。戦前からの構造改革派で新左翼運動の牽引者でもあった中村丈夫の衣鉢を継ぐグループだ。今度、181本の論稿(本文874ページ)をUSBメモリーに収録した『中村丈夫遺稿集』を刊行した。こういうところが彼らの優れた点で、我々には『全集』の話が出ても、残念ながら旧態依然とした紙の発想しかない。
    

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コメント:

クマ1頭潰す…

時代を感じると言うか、お伽噺のようですね(苦笑)。
店主が若い時分でもそう簡単にクマを捕獲できたとは思えませんが…ま、追及するのはヤボと申すもの。
ここは、写真の猫サマのように高みの見物を装うのが賢明でしょう(笑)。

家の建て替えと言えば、二昔ほど前のこと。
○水ハウスが担当した近所のお宅の建て替えは、実に早かった…!!
更地にした後、トレーラーで運んだ家のパーツをクレーンで吊り上げ組み立て、一丁上がり。
あれを見て、巨大なレゴブロックを連想したのは私だけではなかったはず。
もっとも、今となってはこれが当たり前なのかもしれませんが(苦笑)。

熊を潰す

葦原の山姥さん、驚いてはいけません!人間が里山の奥まで入り込んだ結果、最近では市街地を平気で歩いていますよ。以前には、ある病院に昼日中入ってきて大騒ぎ!暴れず間もなく出て行きましたが、「どこか悪かったんだね」とは後日談。でも熊は増えて畑や人間の被害は多くなりましたよ。だから潰すのも日常茶飯事で、時代は今も変わっていませんね。(南無阿弥陀仏)

Re: クマ1頭潰す…

クマを捕って潰すという意味じゃありません。何頭か飼っていたものと思われます。

Re: 熊を潰す

病院にクマが入り込みましたか。
病院好きの白クマ氏じゃないでしょうね。
白クマは愛され(たぶん)ても、ヒグマやツキノワグマはそれほどでもないのは、この辺のブログ村だけの話かもしれませんね。

鳴海様

そう言えば、鹿狩りの話でしたが、猟師が減少傾向なのに加え、鹿狩りに対して「可哀想だ」と非難・抗議の声が寄せられている…との話がありましたっけ。
相手がクマであれば、人命にかかわりますから「可哀想」とは言われないでしょうが(それでも相手が子熊ならどうか…)、猟師の減少や狩猟技術の継承が困難な時代であることにはかわりないかもしれません。
クマも学校や病院へ行く時代…笑い話ではありませんね。

潰す

潰すって、元の形を変える事だからてっきり食うのかなと思うんですが・・・。最近では鹿やイノシシも増えすぎたのに猟師が減って、地方では大きな被害となってます。都会の皆さん!苺、ミカン、葡萄狩りの代わりに「猪・鹿・熊」狩りを楽しんでどんどん食べてくださいよ。

年末に何とか風で・・・

すれ違う通りがかりのあの人は来る年もまた時勢かますかな

行く年も来る年もまた凡夫我ただひたすらに恋を夢見る

来る年も変わらぬままの地獄坂

Re: 潰す

潰すってことは食うことなり。ただし、わざわざ山で捕ってきてそうするわけじゃなく、見世物用に飼っているものを食うってことではないかと……。この話自体、親子で都会の若者をちょっと脅かしてやっただけかもしれませんがね。山姥さん言う「おとぎ話」、民話の世界に入ってしまいます。

何はともあれ日が昇るベランダに

年賀状 ちと気が重い歳となり

来年も恋を夢見よ含羞草

おじさんは…

つかまっていた方が、よかったかもしれない。人生を一変させる必要性を感じていたのなら、心底から熊肉にかぶりつき、この地に落ち着ける喜びに涙し、酔い痴れもしたろうに。おじさんもこの時は、ただの若造でしたのでしょう。腰も据わっていなかった。自分のもくろんでいた明日がなくなることに怯えただけでした。私も今から振り返れば2,3度、そういうことがありました。山陽本線の各駅で知り合った彼女の家に案内され、ご両親や、おばあさんに、紹介され、彼女とは別の部屋に泊まらせもらいました。浴室は庭に独立して建てられた3人一度にはいれそうな浴槽でした。この地で、このまま暮らすとしたなら、今まで生きてきたことなどはどうなるのか、考えました。その後新幹線恋愛がしばらく続きましたが、結論はおじさんと、同じです。彼女からの何通もの手紙は、捨てられずとってあります。昭和50,51頃のスタンプが押してあります。妻には見つかっていません。おじさんも、その頃が、懐かしいのですかな。

Re: おじさんは…

2、3度そういうことがありましたあ~?
妻には見つかってませんん~?
こらーーっ、貴様ーーーっ!
まったくもう、調子いいんだから……。

おじさんと通りがかり人さんが会ったら話が弾みそうじゃありませんか。

「おじさんは・・・」

通りがかり人氏の遠距離恋愛のお話し、実に懐かしい!泪が出るくらい懐かしい。僕の時は国鉄東北本線の鈍行列車でした。昭和の42、43年です。手紙も随分出しましたね。殆ど同じ経験をしました。でも僕の場合は一緒になった事です。あげた手紙の束持ってましたが、ある時捨ててあるのをみて分からないうちにすぐ拾って今でも隠して持っています。思うに「おんな」は嫁の座に座ると、それまでの甘い恋愛時代の感傷なんかどこ吹く風、現実しか見ないのであります。その点「おとこ」は死ぬまで夢の時代を忘れないものです。でも現実は何かと厳しいからだから人妻に憧れるのかな、厳鷲山の気持ちよくわかるね!

Re: 「おじさんは・・・」

ハハハ獅子座のロマンチシズム全開の章ですな。差し詰め、奥さんは獅子座ではないと見える。門馬先生によると獅子座の恋は「一大ドラマが演じられ」「愛のシャワーで相手を窒息させる」ようなものだそうです。さて、私はこれからが発情期、じゃなかった適齢期。一大ドラマにご期待を!

徒弟制度の終わり

大納言殿の建築の見方はいいところを見ている。ただ、戸建て規格品住宅を、悪趣味な個別設計住宅よりマシ、と言うレベルで評価するのはややメーカーに気の毒。有名メーカーの規格品住宅は、現段階での究極の機能性・経済性・時間性の産物なのです。安く、速く、良く、ですね。それをやらないと企業間競争に勝てないから、メーカーも必死なのです。
そして、安く速く作るためには熟練工の腕がなくても作れる規格品、それも工場製作の比率を最大限高めたものにすることになる。非熟練工でも品質の保てる規格品。そして、建築の現場から職人仕事・職人気質が消える。もう何年も前から言われていることでいまさらだが、一つの時代の終わりとは言えよう。
中卒で親方のところに住み込み、小遣い以外の給料なしで年季を積み、一人前になってもお礼奉公を経なければ独立もできない、そんな徒弟制度で育った大工は団塊の世代が最後だろう。今の若者がそんな制度になじむはずもない。誰が作ってもそこそこの建物が出来上がるように家づくりを進化させたメーカーの技術を多とするか、職人技の衰退を嘆くか、人それぞれの思いだろう。いい、悪いは言えまい。
ただ、徒弟制度の最終ランナー-団塊の世代が生産現場から退場している時代であってみれば技術が時代に追いついたのか、技術が熟練工を駆逐したのかは定かではない。時代の転換が実感されるというだけだ。
さて、大納言氏の校正の仕事はいかに。

Re: 徒弟制度の終わり

徒弟制度は崩壊しました。ホーカイ、こういう制度はとてい長続きするものではないな。なーんちっち。

> さて、大納言氏の校正の仕事はいかに。

どうでしょうねえ。もともと私はテンプラ校正者ですので……。
校正は徒弟制度ではありませんし、工業製品にもなり得ません。ただ、紙媒体がネットに移る中で浮き足立ってか、文字の世界がアマチュア化しているのは感じます。野口悠紀雄先生はどこかで「今は知識が無価値になる時代だ」と書いていましたが……。

真ん中ホワイト可愛い

この眼つき、可愛い。なぜであろう。なんだよう。おめしれえかょぉ…とっとと。

おお、GT氏、有無を言わさぬ無表情的話替えですな。見事な話題返還、いや、変換。

テレビの旅番組を見ていると青森も神奈川も九州もおんなじ建物が建っている。街並みも中心部はどこの街もおんなじ。地名が失せたらよったり似たり話し言葉もよったり似たりだ。
あと十年かそこらで日本中が大手住宅の規格屋根規格壁規格サッシで埋め尽くされる。ダイナー氏が好んで撮っている錆びれトタンの、やっとこ存在衰退家屋は一軒残さずなぎ倒されるだろう。

 で、ふたたび話は建物から女性の話へ。鳴海さん、そうでしたか。成就させたのでしたか。男でしたな。驚いております。これは大変な違いなのです。私の場合はとんずらです。今も、夢に出ます。福山とか尾道とか、ともに歩いている長い夢です。まだ大手住宅もそうは入っておりませんでしたから、街も知り合った女性達も、個性がありました。どうしいるのだろうとは思います。忘れられていることは間違いない。相手は女ですからな。そうそう、ダイナー氏が、いいね、と、言ってくれた冬の旅唄は、彼女との恋を題材にしてます。なあんちちち。

お詫び

「おじさんは・・・」の中で厳鷲山の敬称を抜かしてしまいました。この日忘年会に出かけるため、わたわたしていて読み返さずに投稿してしまいました。ここに謹んでお詫びし、訂正させていただきます。『厳鷲山』氏・殿・さん・様でいかがでしょうか?
大納言殿年末帰郷されるんでしょうか?その前に今年の締めくくりに、どデカイ総括出すんでしょうね。期待してますヨ。

Re: 真ん中ホワイト可愛い

>いいね、と、言ってくれた冬の旅唄は、彼女との恋を題材にしてます。

いつのコメントでしたかね?

Re: お詫び

今年の年末年始は帰らないかもしれません。
東北の天気が大荒れなのに加えて、弟が何だかんだと妨害電波を出すもんですから。N氏の場合もそうでしたが、誤解曲解が膨らむ以上に男兄弟はそもそも難しいものがあるんでしょうか。

どでかい総括……うーーん、出そうで出ない┓( ̄∇ ̄;)┏

忘れられたかぁ…

ううむ、あれはですな、たしか1年と4ヶ月くらい前でしたかな。早いものです。片方しか聴こえないイヤホンで聴いたとのことでした。
 何、ゴミ箱ポイですとなぁ…まあよろしい。なあんちっちのポイちっちい。

追伸

ううむ、鳴海氏が北の街で末弟ますぞえ。これ、わざとでなくこういう変換してくる。本当です。どういうソフトなんだ。ソフトランディンすればいいのですが。怒られコメントだな。

Re: 忘れられたかぁ…

ああ、あの弾き語りの……? ナターシャとかなんとか?
それならありますよ。私はコメントの中の歌かと思ってまして。

Re: 追伸

末弟ますかあ……?
鳴海氏の顔もしばらく見てないな、どんな顔だったかな?

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