「遡上の光景」をもう一度 

外苑前/渋谷
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風の冷たい日が続く。白クマ氏と違い寒さに弱い私には地獄である。
今日は氷雨の中、よせばいいのに品川まで出掛けてしまった。

土曜日はゴールデン街のnaguneで行なわれた中居裕恭展のトークショウに出掛ける。トーク情報はnaguneのサイトにも載っていないのに、口コミだけで結構な人数が集まるのは立派なものだ。中居展は昨年末のPart1で『北斗の街―遡上の光景』所収の作品を、今年のPart2ではそれ以外の作品を展示している。いずれも八戸周辺のモノクロ風景。トークはゲストにスチールカメラマンの体験をまとめた『映画の人びと』を出した渋谷典子を迎え、新宿2丁目にあった伝説のイメージ・ショップCAMPとその周辺のエピソードを、貴重な写真やパンフレットを見せながら語る。
70年代中盤はマスコミとカメラメーカーが仕切っていた写真界に対し、新しい表現を模索する流れが自主運営ギャラリーなどに結実していった時代である。森山大道が提唱して始まったCAMPは、真ん中にジュークボックスを据えたスタイルからわかるように、ギャラリーの枠には収まらない多様なアイディアを次々に繰り広げる楽しい(めちゃくちゃな?)場だったようだ。CAMPとはゲイのスラングでもあり、場所が場所だから何かと噂のタネにされたらしい。

渋谷・中居・高橋義隆(司会)
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帰省ついでに中居が本八戸駅前で営んでいたギャラリー北点を訪ね写真を観たことがある。オープニングには青森の写真集団イマージュのメンバーも来ていた。彼の写真はワークショップ写真学校とCAMPで得たものを駆使し、故郷南部地方をまとまった作品にした点で意義深い。北点は現在休業中で、中居はプレイスMのメンバーでもあるがここ10年以上新作を発表していない。息切れするには早すぎる。歳相応の故郷像をまた見せてもらいたいものだ。
なお当時の写真に写っているCAMPの紅一点、渋谷が可愛いのにはビックリした。可愛く写っているのだけを持ってきたのだろうか?(いやいや今でも彼女は魅力的です) 7時過ぎから9時頃までずっとnaguneの2階にいたら、風通しがよすぎて身体が冷え切ってしまった。中居裕恭展(Part2)は今月末日まで。
     

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コメント:

うーむ、入り込めない

持ち合わせの写真の知識もないし、時代背景も知らない。どうにもならないが、書き始めてしまった。真剣な討論をしていることだけは、わかる。ダイナー氏も、この場にいるのであろう。たしかに寒そうな会場である。いつかダイナー氏の個展にぜひとも行ってみたいものである。白クマ氏や山姥さん、鳴海さんに、GT氏、巌鷲山氏も、みんなそろって、このような討論場面に参加できれば、うれしいことだ。大山商店街あたりに、そのような場所はないのですかな。なあんち。猫写真についてはアラキーをしのぐ。本来は人妻写真についても、負けてはいないはずだが、こんな時代である。人妻もなかなか心や体を閉じてしまう。アラキーばかりに開きたがる。不公平だ。

すごいいね

彼の名前をクリックしたら2枚の荒れたモノクロ写真が出てきた。これだけ見てもそのすごさというか素晴らしさと言ったらいいか、モノクロの鋭さを改めて教えられた気がする。しかし地方では見ることができないので写真集もあるだろうが値段の関係で手がでない。残念なりか

Re: うーむ、入り込めない

大山商店街にはUP40ギャラリーがあります。今日から上村國夫さんという90歳超の写真家の「春よ来い」が始まっています。横浜中華街の外れにもパストレイズという歴史の永いギャラリーがあります。展示はビンテージ物のモノクロが多い。余裕があったらお立ち寄り下さい。

Re: すごいいね

ネットでは1500円というところもあるようですがね……。

森山大道の「遠野2014」という写真展にも行ってきました。
キヤノンのデジカメで新たに撮りおろしたモノクロとカラーの写真展。これについても浦田穂一がらみのニンマリする仕掛けがありました。

後藤氏どうしたのかな?

最近、鋭いB型コメントがありませんね。

後藤氏どうしたのかな? too!

カモン GTO !

俎上の仲間

俎上に乗せて論ずる大納言氏の洞察は、時には鋭いものがあってついていけないがあらゆる展示会に出かけているだけあって人妻論にも多いに参考になりますにゃ!森山大道なんかもいかがかな?ちなみに犬に関するエッセーが結構あるね。「犬VS猫」で大納言殿ひと言いかかですかな。

牧水風で・・・

しんしんと降る雪の音(ね)を聞きたかり灯りなき夜のふる里の田舎(まち)

しんしんと明かりなき夜のふる里に降る雪の音の哀しかりけり

しんしんと降る雪の音(ね)は何の音(おと)ふる里捨てた友垣の声

猫じゃらし じゃれるお方は ダ・イ・ナ・ゴ・ン

ほっかぶり 猫っかぶりも 猫のうち

猫またぎ ならずに生きよ ダ・イ・ナ・ゴ・ン

Re: 俎上の仲間

牧水は野辺地に立ち寄り、歌を残してますね。また、牧水の奥さんの妹の短い一生を辿った評伝がなかなか興味深いので、いずれ紹介したいと思っています。野辺地の雪は大部減ったようです。津軽はまだまだです。

雪の下で育ちし我等雪を恋ふ

雪止めば夜空果てなく冷え勝り

しんしんと雪に吸はれし雪の音

気まぐれの猫を訪ねてみたくなり

訂正

俎上の仲間の後半
誤--「・・・ひと言いかかですかな。」
正しくは「・・・ひとこといかがですかな。」

Re: 訂正

わざわざありがとうございます。
「春よ来い」へのコメントもお願いします。

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