ホワイトデーブラックデー 

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土曜日。朝7時頃、寒くてかなわず目が覚めてしまった。掛け布団は十分手当てしたつもりだったが空腹も手伝ってどうにもならない。起きて朝食を摂り新聞をざっと読んで二度寝したら目が覚めたのは正午だった。睡眠不足の調節にはこれくらいがちょうどいいか?

昼間、1階でエレベーターに乗ろうとするとお爺さんがロビーに入ってきて、私が開けているエレベーターに乗っていいものかどうかというようにきょろきょろしているので、どうぞと声を掛けた。「何階ですか?」と訊くと私と同じ8階だという。ちと見かけないお爺さんだが、世帯数が多いのでそういうこともある。「なかなか寒いね」と言うので、「なかなかね。日陰だと寒くて……」「帰ったら暖房入れなきゃ」「私など点けっぱなしですよ。時々熱すぎて消すけど」などと有意義だが他愛ない話をして別れた。
第2幕。夜8時過ぎ、当方はバッグとスーパーの買い物を下げた格好で、同じエレベーターに推定40代半ばくらいの女性と乗り合わせた。両手がふさがっているものだから「8階お願いできますか?」と頼むと、女性はボタンを押したが無言。こわばった背中に、いやだな、なぜ頼むの、話しかけないでというような雰囲気がプンプンする。降りるとき、いやみったらしく「どうも、助かりました!」と声を掛けておいた。これが礼儀というものである。しかし対話を拒否する孤独な女の姿を見てしまったようで、後味がすこぶる悪い。エレベーターに乗り合わせたとき、ボタンの前にいる人に頼むのは暗黙のマナーである。人の肩越しに無理に手を伸して自分で押そうとするのは格好悪い。

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共立女短の岡部隆志先生から新著『短歌の可能性』を送っていただいた。シンプルな装丁が好ましい。古くは2004年から10年余、福島泰樹主宰の歌誌『月光』に連載された評論をまとめた、まことに刺激的な書物である。独特の緻密さで行きつ戻りつ進める論理には時に息苦しささえ覚えるが、著者自身、中国の少数民族を訪ね五七調の根幹を押えての裁断だからかなわない。一読し今日の短歌を巡る課題や論争がこんなにも多様化しているのかという驚きを禁じ得なかった。それというのも、この本が広範な目配りで今日的な短歌の課題を的確に拾い上げてくれているからなればこその感慨なのだが……。

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コメント:

日常的不快

エレベーター……。ダイナー氏のいうとおり、ありますな、そういうこと。この女性の弁護をするとすれば、日々の多くの時間、これが彼女流である。背後から話しかけられれば、背中を強張らせる。彼女はそうやって生きてきたし、生きてゆく。それが彼女のたどり着いた生き方で、これからもそうする以外、この世で生きる術が見つかっていない(今のところは)。反射的にそうなってしまうのだろう。両手に荷物抱えた別の人から頼まれても、同じように背中を強張らせるのだろう。押した彼女は最低限の社会的ルールはやったつもりなのに、感謝されず、不快の対象にすらなってしまう。無論、私も、ダイナー氏と同じ気持ちになる。同じ箱に乗り合わせたこと自体、もう、彼女はイヤなのだ。彼女もつらい生き方を選択している。損な生き方を選択している。そういう自分がいやだと思うときもあるかもしれない。だが、そうなってしまうのだ。世の中には随分そういう人がいるし、そうされて、いやな感じを受ける人も、また、多い。それも、こっちが調子よければ、受け流せるが、そんなことで、こころを曇らせてしまうこともある。こういう過敏さを損だとも思うが、私はヒッキーにならず、街へ出ようとしている。ヒッキーとは、引き篭る人のことです。

人妻も引きこもっていては見られない

両手に荷物抱えた人妻助けたい
額に汗していたら拭いてあげたい

なあんちっちの北国の人妻


Re: 日常的不快

>同じ箱に乗り合わせたこと自体、もう、彼女はイヤなのだ。
>彼女もつらい生き方を選択している。損な生き方を選択している。
>そういう自分がいやだと思うときもあるかもしれない。
>だが、そうなってしまうのだ。

いや、おっしゃる通りです。
つらい人が更に世間をつらくしてしまう。リンチ殺人にしても何にしても矛盾の被害者であるべき者が加害者にやすやすと転化していく。それがまた新たな被害者でもある。優しさはどこへ行けばいいのか……? かと思うとエレベーター内で犬にオシッコさせているやつもいます。

優しさは即セクハラと受け取られ

春浅く女も辛し背に荷物

人妻の汗は甘いかしょっぱいか

恐怖のエレベータ

男女2人だけの狭い密室、乗降までのわずかな時間の息苦しさは、誰しも体験するものなんだろうね。敗戦後の米帝国主義による個人主義が「自分を守るのは自分だけ、そのためには銃を持つ権利は人権そのもの」だという思想が、日本人の古から遺伝的に持っていた自然観と人生観を奪ってしまったのだ。(だからといって全体主義ではないよ。戦前はあったけどね。(非国民)といってたな)
隣近所には気軽に挨拶や手助けを相手に断らずにやっても感謝こそすれ、今時の様に大きなお世話だと逆ギレすることはなかった。デパートのエレベーターならまだしも、巨大な集合アパートのエレベーターは、ボクはだいぶ以前に仕事で乗ったことがあったけど、ケツの毛がムズムズしたものだ。最近はつとめて散歩途中で挨拶することにしている。「情けは人のためならず」だ。

Re: 恐怖のエレベータ

個人主義を突き詰めれば1人乗りエレベーターになっちゃいますね。

確かに米国には自分を守るのは自分という一部過剰な防衛思想がある一方、キリスト教文化に裏付けられた博愛主義やボランティア精神、また陽気な楽天性がバランスを取っている面があるでしょう。日本は移入個人主義と古来のサル山思想の間を埋められず、どう振舞っていいか分からないというのが本音かも知れません。米国の悪いところだけ真似していってもしょうがないんですが……。

せいぜいつとめて挨拶するようにしますか。

あいさつについて(追記)

一戸建てにいたおばさんがマンションに引っ越し、エレベーターで今までと同じ感覚で「お早うございます!」と元気に挨拶したら、相手が腰を抜かしたそうです。

昔はエレベーターガールがいましたな

素敵な人もいましたな。大変な仕事ではあったでしょうな。きれいなお辞儀をしてましたな。いやなお客だっていたでしょうな。ガール達はいなくなり、女の人たちはガールではありませんので、やってくれそうでいても、やってはくれません。エレベーターぎくしゃくは終わりがありません。懐かしのバスガール。いとしのエレベーターガール。

人妻やガールとのエレベーターぎくしゃくは
いいが、オヤジとのギクシャクに萎えてる私。

Re: 昔はエレベーターガールがいましたな

「東京エレベーターガール」という宮沢えり主演のテレビドラマがTBSで放映されたそうです。私は記憶にありませんが……。

密室の快・怪

エレベータの中で、ちょっとした会話が出来たなんて、それが普通だと思うんだけど、一方怪(階)のボタンを頼んだくらいで、逆ギレされたんではたまりませんナ。いやならボタンの側に立つんじゃねえよっつんだ!ボクは必ず奥に立つね。他人には背中を向けないのが自己防衛の基本だと思っている。(ゴルゴ13が教えてくれた)
『キリスト教文化に裏付けられた博愛主義やボランティア精神』には、ボクはよくわからない。昼の爺さんは仏教文化(和を以て尊しとなす)、夜の女はキリスト教文化(自分の身は自分で護る個人主義)てな事が思い浮かんじゃったのさ。

今回は通りがかり人風で・・・

人妻に他愛ないとは思えども頼むしかない密室の部屋

エレベータ好きでお前といるものか怖い思いは気の弱いボク

エレベータ中で挨拶出来るとは魔都にもあるかつかの間の幸福(さち)

Re: 密室の快・怪

このところ肩こりがひどくてエレベーターのボタンが押せません。どこぞのお嬢さん、代わりに押してくれませんか……。実話に近づいています。

そうそう、無闇に人に背中を向けちゃいけません。ゴルゴ13が教えています。ところが、今日の若者ときたら電車の出入り口に背中を向けて立ちふさがり、どうぞ刺して下さいといわんばかりじゃありませんか。イカンイカン、危機意識がまるでありません。背中にマジックで落書きしてやったら気持ちいいでしょうな。

米国は単に個人主義ばかりじゃやっていけません。津々浦々に教会を建てて地域の紐帯を同時につくっていったところが偉いんですよ。米国の真似をして日本も自己責任万能にしようとしていますが、彼の国にある分厚い草の根民主主義の活動は学びようもないんですから話になりません。キリスト教自体は別に個人主義ではないと思いますよ。

口きけば何かされると思うのは自意識過剰の妄想ならむ

春の夜の狭い密室二人きり襲い襲われそれもいいだろ(よくない!)

アントニオ猪木の挨拶 人をして驚かしむるエレベーターでも

背中を見せるのは

あなたに害は加えません、という、今の時代の反映なのか、と、思うのですな。混んだ電車に背中から入ってゆく光景がよくあります。スーツ姿の男性に顕著です。今はめったにラッシュにはぶつかりませんが、これは、痴漢しませんと、主張しているのではないかと……。定年過ぎて、嘱託をしていた友人が、女子高生からはつとめて離れると、言っておりましたが、私もいつか、このブログで、書いたのですが、短いスカートの女性の後ろに、エスカレーターや、階段では付かないようにする、と、記しました。こういうことばかり意識しすぎて、日々を送っているってのは、ある日突然の暴発を招きかねません。いま、新宿などでは、若い店員に女子高生の格好で吊革につかまらせて、虚構世界で痴漢できる店があるとか。はたして興奮するものなのか、と、考えてしまいますな。私は、巌鷲山さんや、ダイナー氏の意見も否定しませんが、なんだか、背中歩きしかない時代だとも感じます。寂しいものですわな。こんな時代へのいらだちをぶつけて

満員電車にてんこ盛りのふんどしひとつで飛び込めば
男はみんなゴルゴとなりて男取押さえ

Re: 背中を見せるのは

背中歩きとは……難しそうですな。
ラッシュの時背中から乗るのは、押しているのは私じゃありません、背中です、背中が悪いんです、ごめんなさいとでも言うつもりでしょうか。それとも背中だと意思が介在しないように見えるからか。私も時々やります。女子高生を吊革につかまらせて痴漢する風俗ですか、そりゃ興奮しますね。エレベーターで痴漢させるのはないんでしょうか。後でこっそり教えて下さい。

満員電車がフンドシならば
こいつあすごいぞお祭りだ!

アダルトの監督になればよかったと

思います。笑いながら、痴漢されている女の子が映っているシーンがあるdvdを見ました。寂しいですな。2000円位したのに、すぐふたつにへし折りました。選ぶのも能力。いい、作りのもあります。男優も、女優も本気です。迫真です。営みです。仕事です。良心的な、レベルに到達しているのと、真似しているのとは雲泥ですな。私が監督になっていたら、ダイナー氏と、巌鷲山氏を夢中にしたことでしょう。なあんちっちの人妻シリーズ。風俗もそうです。細々とですが、良心経営のお店はあるはずです。一生懸命稼いだ御金で来ているのですから、店のほうも、誠意は大事ですな。動画もそうです。裏切ってはいけないのです。二度と、買ってくれません。なあんちっちの官能世界。永井荷風が生きていたら、こわがらず、街のど真ん中、女かき分て、こわい兄さんかき分け、歩いていけたかな。

Re: アダルトの監督になればよかったと

肩コリがひどくてものが考えられません。
アダルト監督希望に対して真面目な返答ができなくてすみません。原因は何なのか。とりあえず早めに風呂に入ります。
「残念な夫」来週が最終回だって!

煽動してすいません

さあ、5.5時間は寝ました。息子に起こされず、眠れた朝はうれしい。
 ダイナー氏よ、風俗へは行かないように。お互い身の丈で生きましょう。虚構世界で楽しもう。虚妄世界でいいじゃないですか。なあんちちちの富士子ちゃん。まちがえ。C子さん。
 肩甲骨の周囲が硬いのですな。ツボ療法も大事ですが、肩周辺の稼動域を狭めない体操があります。ユーチューブで、真剣にいくつかのメニューを探してお気に入りに入れられよ。
今回のエレベーターは良い題材でした。GT氏、来ませんな。カモン、GT氏。

Re: 煽動してすいません

おおおおーっ! 持つべきものはネット友達。ありがとう。
いろいろありますね、ユーチューブ。違法アップ多し。
だいぶ楽になりました。ツボなら肩外兪(字はこれでいいかな?)
枕も重要だとか。テンピュール万能ではないんだな。

今考えますと、原因はどうも冬中着ていたコートが汚れたので別のにしたら、これが重いわ固いわデザインがださいわ……どうも犯人はこれみたいな気がします。

GT氏……今いずこ。

美人局

ひと頃女学生がこずかい稼ぎにグループで、例えば、例えばですよ!通りがかり人氏(大納言殿でもいいけど)のようなりっぱな?紳士を囲んで痴漢されたと騒いで強請る事件がありましたナ。若い女の前に立てば睨まれる。後ろに立てば触られたと騒ぐ。やっぱり背中でしずしず押して乗るしかないようですね。

白フンで乗れば降参意味わかる?

女とはかくなるものか美人局

美人局通りがかりに手を出して後は野となれ山となれとか

Re: 美人局

無人格の背中に任せましょう。
女子高生に囲まれたんじゃ手も足も出ません。

今日は肩こり、少しいいようです。

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