故郷に猫を探す(後篇) 

3日目は前回確認できなかった祠を探しに行く。場所は野辺地ではなく東北町大撫沢になるが、前に何度も行っていたのに、新しい道路が出来たこともあり分かりにくくなった。天保年間の石仏が2体、その左右に馬頭観音と稲荷神社が建っていたと記憶する。行ってみると簡単に分かった。しかし直接の道はなく、そう高くはないが崖に薮が生い茂って近づくのも一苦労だ。やっと上りきると、林の中、石仏は無事だが2つの祠は相当に傷んで完全な廃屋になっている。以前読み取れた馬頭観音という文字も朽ちてしまった。ここは豪商・野村治三郎が造った大平牧場、私設野辺地競馬場へ行く道のそばだし、いずれにせよ野村家の土地だったわけで、石仏には明らかに野村治三郎の銘がある。

DSC_3308bg.jpg DSC_3301bg.jpg
DSC_3095bg.jpg DSC_3208bg.jpg DSC_3202bg.jpg

ブラブラと歩いて野辺地川から下町、たつみ小路、大平などを通って鳴子坂まで足を延ばした。ここからは野辺地の町が一望できるはずだが、樹が生い茂って見通しが悪くなっている。営林署の跡地やその周辺を歩き撮る。天気はいいがあいかわらず風が強い。野辺地特有の断雲が日を遮るので、再び日が差すまでしばし待たされることもある。野辺地川を下り途中の与田川を上ると代掻きが終って水を張った田んぼが3、4枚あった。田植えは今月半ばだという。野辺地は宅地化が進んでこういう風景はめっきり減ってしまった。米を作っても金にならないのだとか。小川の岸にツツジなどの花が咲き乱れている。

DSC_3388bg.jpg DSC_3120bg.jpg DSC_3318bg.jpg     
DSC_3312bg.jpg DSC_3255bg.jpg

通りに出て駅の方へ歩きながら小路に入ると、またしても猫が下駄箱の上から外を見ている。表札に目をやると、T・M……何と小学校の同級生の家であった。声を掛けるとまあまあ上がれということで、ビールなど飲むはめになった。猫は1歳位の茶縞のオスで名前はライトだという。好奇心旺盛で動きが活発だ。ジャンパーの後ろにじゃれついてくるくせに触らせてくれない。しかし、部屋が暗いので猫の写真はほとんどが失敗だった。四方山話をしていると列車の時間が迫ってきた。息子さんが車で送ってくれるというので甘えることにする。玄関に夫婦揃ったところでカメラを向けると、「ひーーっ!」奇声を上げて奥さんが逃げた。

DSC_3433bg.jpg DSC_3370bg.jpg DSC_3447bg.jpg    
DSC_3380bg.jpg DSC_3362bg.jpg

関連記事
スポンサーサイト

コメント:

柴わんこもライトにゃんこも可愛い…笑

藪をかきわけ崖をよじ登り、やませに吹かれながらシャッターチャンスを待っただけあって、野辺地の春が溢れる写真ばかりのような気がします。
新幹線と青い森鉄道を乗り継いでぜひ訪れたい、と思ってしまいましたよ(笑)!!



ところで、拍手をクリックしたのに反映されません(結局、三度ポチッとしましたが)。
我がガラケーのせいなのか、何らかのシステム不良か、単に表示されない時間帯なのか…?
後日、拍手の回数がいつもより多くカウントされていたら、それは私のせいです( ̄0 ̄;)

Re: 柴わんこもライトにゃんこも可愛い…笑

ありがとうございます。しかし野辺地もさすがに夏でしょう。晴れていたので緑がきれいに撮れました。

拍手は現時点で2になってます。すぐに反映されないことが多いようです。拍手したら更新して確認してみて下さい。

ふる里は遠きにありて・・・

「ふるさとの/かの路傍のすて石よ/今年も草に埋もれしらむ」(石川啄木)写真を見ているとこの歌がピッタリですね。消滅?寸前の寂れた故郷でも、草も木も人も生きとし生けるさまが淡々と語られそれにふさわしい写真、さすがですね。ボクも存命中に「幾山河越えさり行かば・・・」をしてみたいナ

生還しましたその2

「内田たかし」さん生還の激励ありがとうございます。1回目の胃がんの手術は「内視鏡」でやったけど進行しているので外科手術、3分の1を切除する。「腹腔鏡」でやる。結局1回目でやったところを全部とることになって3分の2も切除されてしまった。他に腸管膜腫瘍もあるのであわせて取ってもらった。手術をするということは自然の人体を強制的に破壊し修復するわけだけど、他に持病がなくても合併症の可能性はあるといわれた。持病を持っているとその可能性は高いとも。(ボクは高血圧症、高脂血症、不整脈があるので長年薬を飲んでいる)どんな合併症がでるか否かは出てみないと医師でもわからないともいわれた(そのときに備えて緊急対応はするけど・・・)。ボクは癌の転移が怖いので手術について(合併症が出たとしても)最優先で医師にまかせた。癌などあらゆる病気の情報過多が精神的に悪影響を与える時代に負けてはダメだと思ったらある意味気楽に手術を受けることができた。全身麻酔をかけられた時から運否天賦が始まったのだ。

Re: 生還しましたその2

元コメントはこちら。
http://dynagom.blog.fc2.com/blog-entry-332.html#comment2408

合併症としての不整脈ではなく、不整脈・高血圧があるので不測の合併症が出やすいという意味だと思います。

Re: ふる里は遠きにありて・・・

故郷のいよいよ遠しちぎれ雲

滅びゆく故郷なれば温かき
   

清々しい青空

カメラアングルさすが素晴らしい。青い森鉄道の上の青い空、白い雲。ダイアー氏の写真には「雲」への愛着が強く出ている。寂しくなったと言っても、故郷の空は美しく、ですかな。少し冷たい北国の乾燥した空気が画面から伝わってきます。
 猫ちゃんのなんと安心した眼差し。これは撮影者をしっかりと信頼している目ですね。こんな安心した目をめったに人に向けるものではない‥動物写真家の才能があるのでは?

Re: 清々しい青空

雲への愛着というより雲が多くてどうにもならないというのが野辺地です。日本一雲が多い町だと思いますよ。雲の町・野辺地……これで町興しできないでしょうか?

猫は「誰だろ、このじーさんは」と思っているんです。「ご主人の友達らしいから安心だけどね」。
なお、Y君からキミのブログは猫の写真が多すぎるとクレームが来たので、犬も入れてバランス取りました。

相対的犬派としては

 Yさん、よく言って下さいました。我が方も、猫もきらいではないが犬を見ると安心できるタイプ。こんな人間を、相対的犬派としておきましょう。ですから、たまに犬も入れて下さいね。ま、考えてみれば「世界犬歩き」なんていう番組は成立しないかもね ?
 野辺地はロマンチックな雲のあふれる街ということですな。雲があるから雲間の青空が美しい。だからダイナー氏の写真は美しい。雲、雲、雲です。雲は天才である‥とは啄木の数少ない小説に出てくる人の名前でしたっけ ?

ううむ、高齢者の投稿は温かい

一番最初の廃屋の祠はいいですな。石仏もかわいい。先日、直木三十五の「相馬大作」を読み終えました。図書館の古い本もってけコーナーにあったのをいただいてきていて、ずいぶん経ってしまってはいたが、読み始めたら、南部藩津軽藩のことである。驚いた。入会権にも触れられている。吹っ飛ばし読みではあったが、英雄である。二つの藩の因縁を今さらのように思う。がんばれダイナー氏、鳴海氏、そして内田さん。

Re: 相対的犬派としては

>  野辺地はロマンチックな雲のあふれる街ということですな。

いえ、単に雲が多いということで。高校の校歌にも出だしに「はろばろと雲湧きたちて」とあります。
『雲は天才である』は啄木の処女小説らしいが、人の名前ではなさそう。朱雲という人が出てくるようです。

Re: ううむ、高齢者の投稿は温かい

> 先日、直木三十五の「相馬大作」を読み終えました。

おおおっ! そんな本が……。私は前に書いたように長谷川伸の『相馬大作と津軽頼母』がお気に入りです。直木には『三人の相馬大作』という作品もあって、こちらは青空文庫で読めるんですな。『相馬大作』探してみましょう。

言い忘れ

久しぶりのコメントたくさんあって、でも病み上がりなので脳細胞は胃腸手術快復に専念してくれて他に回らないようだ。これが加齢というものか?それはさておきいつだったか「呑龍」だったかの話の中でだと思うが雑誌「丸」の安否の話があったけど、今でも健在で書店に並んでいますよ。昨日もリハビリがてら行ってきて見ました。ただそれだけのこと!

Re: 言い忘れ

「丸」ありましたか。ときどき図書館で見るような気がします。
今はほとんど手に取ることはありませんがね。昔の「丸」を40年も50年も読みなおしてます。軍国少年の愛読書「丸」よ、永遠なれ!

そのうち戦記が現代のものになるでしょうが……。

病気と脳の働き

鳴海さん
 小生も病気してから、脳の回りがとんと悪くなった。最高時を10とすれば3くらいの状態が続いた。わかったことは、安静にして身体を動かさないと脳が自然にお休みするのだということ。この連鎖を断つには、肉体的なリハビリを先行させること。ゆっくりでいいから歩くこと。ちょっとずつ毎日歩く。これで全身の血流量が上がるし、足の筋力もアップ。そうすることで脳が賦活化する。ゆっくりと少しずつスローなテンポで歩いてみて下さい。
 

病気と脳の働き

「たかしくん」と呼ばせてください。お気遣い大変ありがとうございます。手術後4日目にはおもゆなどの流動食が出始め、院内軽く散歩をしてくださいと指示。ともかく「食ったら動く」痛くても歩く。筋力の衰えが体力全体をダメにして寝たきりになるという。全身に血液の流れが良くなれば脳も生き返るそうですね。明日は退院後初の検診です。どんな答えが出るのかな。2週間の自宅での自己管理にどんなジャッジがでるのかやや気になりいますね。結果はまた報告します。

Re: 病気と脳の働き

「食ったら動く」……私みたいに「食ったら居眠り」では体も頭も活性化しませんな。
血液の流れをよくするのは何といってもアダルトです。局所的すぎですが。

くったら眠るはデブる

ダイナー氏、鳴海氏へ
 食ったら居眠り、あゝ肥満に一直線な~んて。ま、少しの安静は胃腸にいいようですが。
 鳴海さん、ともかく散歩、ゆっくり散歩。でも疲れたら休む。有酸素にはあまりこだわらない。‥ともかく気分がすっきりするところを歩く。それがロコモ症候群(筋力が弱って要介護に近づくこと)を予防する方法と自覚しています。明日いい結果がでればいいですね!
 昨日は久しぶりに万歳!これでハシズムは終わりだ。チャップリンではないのだから、独裁者は退場だ!また横山ノックみたいなのを選ばないでね。コスプレ市長よさよなら。大阪人よ、少しは頭を冷やせ!
 

Re: くったら眠るはデブる

居眠りというのでしょうか、眠くなっちゃうんです、なぜか。
ゾンビの仕業ではないかと思っています。でも全然太らない。52~53キロ。鳴海さんの忠告を無視して寝る前にも食べるんですが、全然ダメ。白クマ氏に弟子入りしたいが、拒絶されます。

ハシズム退場は久々にグッドニュースですね。次は本丸でしょうか。

傾眠傾向は???

ダイナー氏へ。そうです、次は本丸退場です。殉死者と戦死者と区別できないような戦争ゲーム好き人間にはレッドカードだ。戦死だけではない。アメリカ軍と組めば、東京でテロが起きますぞ。イギリス、スペインの地下鉄、列車爆破テロをお忘れか。シンゾーくんはテロで死んでも「殉職」なんて言うんでしょうな。たまったものではない。

傾眠傾向は、老化の症状の一つ。夜間のSAS(睡眠時無呼吸)などがあれば相談下さい。栄養の偏りがない食事をしているかどうかちょっと再検討を。

Re: 傾眠傾向は???

睡眠時無呼吸症候群かどうか、熟睡しているので分かりません。
┓( ̄∇ ̄;)┏

シンゾーくんのあまりの分裂ぶりに無呼吸してしまいます。

無呼吸はシンゾーに最悪?!

あ、熟睡ね。でもそれでは日中の眠気は説明できない。シンゾーは呼吸に悪影響? あ、いや、無呼吸がシンゾーに悪い。閉塞性無呼吸は横向きに寝ると一定程度改善される。小生の場合はですが。

生還しましたその3

昨日19日退院後初の検診。胃の縫合箇所、血液に関しては回復方向に進みつつあると診断された・・・・・が、またまた問題が発生!腸管膜手術跡の箇所に影が見られるという。今度は「血液内科」を受診するよう指示された。来週の予定。結果はまた後日・・・。

Re: 生還しましたその3

なかなかスンナリ行かないものですね。まさに八方塞がりの運気です。
私の検査もそうですが、気長に回復を待ちましょう。

生きた心地がしないのでしょうな

私は7月で66になります。56歳の頃と、ずいぶん違うと、驚きます。年をとるということ自体が、病気のようなもので、その上、いくらでも追い打ちをかけてくる。しかし、思うことは助かることに心血を注ぐことにつきると思う。なりふり構わず、生き延びる道を選択していくことであります。鳴海さんも、たかしさんも、ダイナー氏も私より一段とつらい所にいます。生きていないと、生きる喜びを感じられません。当たり前のことしか言えない。とりあえずは脱力して、横になり、歩けるときは歩いてみて、乗り切られること切に願います。

Re: 生きた心地がしないのでしょうな

> とりあえずは脱力して、横になり、歩けるときは歩いてみて、乗り切られること切に願います。

カギは脱力でしょうか。死んだつもりになってのち生き返る。再生の儀式です。八方塞がりを乗り切りたいものです。

私は元気だ

通りがかりさんの「脱力して、横になり、歩けるときは歩いて」はまさにそう。
小生の友人、80才に近いご婦人で元看護師さんがすすめるのは瞑想法。単純に「わたしは元気」と唱える。ただひたすら唱える。これが土壇場のときに案外効きます。ま、ちょっとこういう方法もあると‥。参考にして下さい。

通りがかりさんは哲学者?

通りがかりさんの見解はすごい。
・年をとるということ自体が病気のようなもので、その上、いくらでも追い打ちをかけてくる。
 まさにその通りです。老いに逆らうことはできない。アンチエイジングもいいが、老いには勝てない。
・思うことは助かることに心血を注ぐことにつきると思う。なりふり構わず、生き延びる道を選択
 なんとなく思っていたことを「コトバ化」されると、「そう、そう、そうだ!」と納得します。そして通りがかりさんは哲学者かと。どんなことがあっても「生き延びる」という開き直り。そう考えたら、毎朝苦しんでいた「逆流性食道炎」も緩和しそうです。
 鳴海さん、「生き延びる」ですぞ。負けずに。

 

Re: 通りがかりさんは哲学者?

そのとおりです。彼は歌う哲学者です。
重い家族を背負いながら、軽々とダジャレをカマしてくれます。
時々自分でスベったりしますが……。

シンゾーくんの偏光メガネ

シンゾーくんの「偏光メガネ」には「戦争」という文字が「平和」と見えるらしい。戦争するのに「平和、平和‥」。いい加減にしろ。この調子だと「軍隊」も「平和隊」と名乗るのか。なんだか船酔いしそうだ。今晩、また逆流性食道炎の症状が出そうで心配だ。


そうなんです

私も、日常を振り返ってみますと、多くの時間を老いについて考えています。これはもったいないことなんですな。あがいているというか、もがいているというか、非哲学世界ですな。瞑想についても変換ミスて゜迷走です。突然引き出しからエッチなDVDのカタログ出して見たりします。わき上がるのは妄想。
人妻モノがいいですな。妄想夢想のかかわりが楽ですな、結局は。私の精液生産量は著しく目減りしてます。あれれ、こんな話するつもりではなかったに。巌鷲山氏は北国の人妻泣かせナンバーワンでしたが、今は、北国のたかしクリニックがコメント数を増やしてくれています。30超すでな。性は恥ずかしくても大事です。ふんどしはごわごわしてて正常衣。ぬめぬめしてたふんどしいずこ。老いのこと考えすぎたらYouTube。性欲は命のバロメーター。

デカルト曰く

「我老いる、故に我が性あり」老いるとは「性」の存在そのものなのです。色を失ったら人間ではない。
 あ、これは通りがかりさんが言うべきことだったっけ。お許しを。

Re: シンゾーくんの偏光メガネ

ジョージ・オーエルの例の小説でも戦争をやるのが平和省と言うんじゃありませんでしたっけ? シンゾーのおかげで平和という言葉はすっかり穢され地に落ちてしまいました。

Re: そうなんです

> 性欲は命のバロメーター。

バロメーターは上がりっぱなしですが、金曜日の診察まではお預け(アダルト禁止)。

戦争と平和

さすが博識ですな。ダイナー氏は。平和省が戦争する(J.オーウエル)。じゃノーベル平和賞はやめて「ノーベル戦争賞」だ。「戦争と平和」(トルストイ)も「平和と戦争」と改名せにゃならんというわけですな。
 ますます逆流性食道炎が悪化しそうだ。

Re: 戦争と平和

> 「戦争と平和」(トルストイ)も「平和と戦争」と改名せにゃならんというわけですな。
>  ますます逆流性食道炎が悪化しそうだ。

改名して「平和と平和」だと中和されます。「戦争と中和」か?

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://dynagom.blog.fc2.com/tb.php/334-050da11b