犬に愛を告げられたら 

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東北新幹線の北海道延伸で第三セクターの青い森鉄道がピンチに立たされる(以下、朝日新聞15年12月1日)。16年3月の北海道新幹線開通に伴い上野-札幌を結ぶ豪華寝台特急「カシオペア」が廃止されるのだ。同区間の寝台特急「北斗星」も8月で運行を終えており、牽引する電気機関車が電圧の変更で青函トンネルを通れなくなるためだという。これによりJRが青い森鉄道に支払っていた4億6千万円の収入が来年度はなくなるのである。使用料は現在、減免して約1億7千万円になっているが、寝台特急がなくなれば全額免除しても約1億5千万円の赤字になるという。
もう一つの問題は、JR貨物が青い森鉄道に走らせている1日50本以上の貨物列車だ。県はJR貨物から約36億円の線路使用料を得ているが、線路の維持管理に約43億円を必要とする。除雪費用のほか、高水準の施設を維持するための費用が重荷になる。この貨物列車は北海道産の農産物を首都圏へ運ぶ最重要なルートである。省エネ性と速さを兼ね備えた物流手段として評価される鉄道だが、会社が赤字を出してまで奉仕している現状はおかしい。新聞記事は国にもっと厚い支援を要請すべきだと結んでいる。
元々一本の鉄道であるはずの東北本線を県ごとにぶつ切りにし、それぞれ地域に負担を負わせるなどまともな交通政策ではない。その先にもまた大湊線・八戸線のようなJRローカル線が延びているのだ。新幹線だけで日本がもつはずはないし、毛細血管の末端まで血が通う政策が求められる。

鉄道といえば、仙台に新しい地下鉄が開通したことをFs(別名メタボの白クマ)氏のブログで知った。仙台市地下鉄東西線で、西の八木山動物公園と東の荒井間13.9キロを26分で結ぶ。大江戸線と同じ鉄輪式リニアモーターを採用し、急カーブや急勾配の多い地形に対応するミニ地下鉄である。軌間、車両サイズ、速度、勾配や曲線半径など大江戸線と共通する部分が多い。一度乗って比べてみたいものである。

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岡部隆志先生の愛犬チビが『Wan』という愛犬雑誌(緑書房・隔月刊)1月号に載ったそうだ。「保健所から救い出されて里親になった経緯や、最初は目も合わせなかったのだが、だんだんと飼い犬らしくなってきたことなどが書かれている」そうで、先生はチビのカレンダーをつくって毎年学生たちにプレゼントしているというから、立派な親バカである。私は犬が大の苦手で犬に愛を告白されたらどうしていいのか悩んでしまう。なお、チビはなかなかの美犬だからぜひリンクを見てもらいたい。

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コメント:

愛を告白されても…

苦手な相手からなら、スルーするしかありませんよね
犬ならともかく、人間の場合は逆恨みされないように巧く躱して遠ざける(遠ざかる)必要があるでしょうね(ーー;)


保健所や愛護施設の犬や猫は人間不信に陥っていますから、飼い主さんの覚悟・愛情・忍耐力・正しい知識などが要求されます
血統書つきのナンタラをペットショップで買うより、愛護施設から引き取るほうが、飼い主としての責任を全うすると思います



責任を誰も負うことがないのが、日本の鉄道政策ですよね
本来、国鉄の分割・民営化まで遡って検証すべきなのでしょう
JRの路線を目先の都合で第三セクターにしたあげくに廃線・代替バス…それすらも赤字を理由に廃止して、地域利用者の存在は無視されるか切り捨てられてきました
北海道新幹線は、開業前から億単位の赤字が見込まれているとの話を聞きます
正気の沙汰とは思えないのですが…

Re: 愛を告白されても…

> 北海道新幹線は、開業前から億単位の赤字が見込まれているとの話を聞きます
> 正気の沙汰とは思えないのですが…

一説では48億円とも言われますね。
そのへんは地元たかしくんが詳しいかと……。

国鉄民営化もさることながら、整備新幹線という地方をバカにした政治決着で並行在来線切り捨てが認められてしまったことが大きい。町おこしだゆるキャラだなどと地方の責任にされることが間違いです。政治の責任なんです。

新幹線フィーバーが作られる

新幹線のマイナス効果

 私の方にふられました。だまっているわけにはいきませんので一言。青い森鉄道が危機にあるとなるとなおのことです。第3セクターの財政基盤はぜい弱そのものですから、こうした「補助金」ないし「出資金」がなくなると、たちまち危機に陥ります。「北海道新幹線」の問題が、隣の県にこのように波及していくことは予想していませんでした。

今、北の地は「新幹線フィーバー」で沸騰していす。新幹線のかたちをかぶったオジサンユニットがイベントで人気者になるとか、東京ー函館は4時間を切るとか切らないとか。飛行機とどっちが安いか、人気があるか。新聞・TVでは連日新幹線は北海道を救う救世主のような扱いです。

その一方で地方線はどんどん切り捨てられる動きが顕在化しています。まず、今年一月に高波で線路地盤が崩壊した日高線(苫小牧→知床半島に向かう)が未だ普及されていません。日本海側の「留萌線」の廃線が検討されている、さらには宗谷方面の路線廃止とか…網細管のようにはりめぐされていた地方線が次々となくなって、新幹線の「動脈」だけが残っていくような状況です。これでは住民の生活が破壊されてしまいます。昔、本州から移住して開拓をした人々にとって、鉄道の開通はどんなに待たれたものであったのか。地域史を読むと、「鉄道開通」の喜びの場面が生き生きと描かれてます

そして札幌冬季オリンピック開催への動き。新幹線にしろオリンピック誘致にせよ、何か「反対」を言えば「村八分」にされそうな雰囲気です。
  

Re: 新幹線フィーバーが作られる

> そして札幌冬季オリンピック開催への動き。新幹線にしろオリンピック誘致にせよ、何か「反対」を言えば「村八分」にされそうな雰囲気です。

深刻ですね。貴様あああ、それでも道産子か!?……みたいな。
北海道はべんけい・しずかの時代からアメリカ型の車両を導入したし、鉄道への思い入れはひとしおでしょう。せっかく築いた鉄道網が次々に削られていくのは堪えられません。しかもJR北海道はモラール低下で事故続き。何のための新幹線網なのか、よくよく考えておかなければ。

新幹線狂奏曲

TPPと新幹線狂想曲
 TPP論議が騒然となる頃をみはからったように、北日本は新幹線ブーム。毎日のように「新幹線話題」満載のTV、新聞報道。人々は「やっと実現した」と歓喜の声を上げるありさま。TPPがこの国に与える打撃は勿論農業だけではなく、生活のあらゆる領域にかかわるのだが、政府はその正体を隠して見せない。


大分前のことだが、釧路から札幌行きの寝台列に乗ったことがある。酪農地帯の調査の帰り、釧路を夜遅くたち早朝の札幌に着いた。北海道は本州からの移住者でつくられた「北の大地」である。各地に住ついた人々にとって、幹線のみならず支線もくらしと産業の命綱だ。しかしその支線が今危機に直面している。北海道は「資源生産地」に留め置かれて、2次産業は発展することはなかった。「内国植民地」と言われる所以である。その北の土地は、今度はアメリカ市場の支配下に入ろうとしている。農村部の第一次産業がコケれば都市部は衰退する。明らかなこの現象に目がむけられないように「新幹線幻想」はひたすら人々をとりこにしている。新幹線さかえて北の地滅ぶ。これは相当に作為的だ。これで得するのはいったいだれなのか明らかだ。

Re: 新幹線狂奏曲

TPPの極悪非道を覆い隠すのが北海道新幹線……。
なるほど、あり得ますね。

北海道(青森県県南地域を含む)は大変な苦労をして酪農を育ててきましたが、TPPのおかげでその努力がすべてチャラになりそうです。国際競争力だ差別化だと宣いますが、やれるところはとっくの昔にやっているんじゃないでしょうか。しかも、日本ではまだ同意文書の和訳さえきちんとしたものが出ていない。ISDS条項の肝の部分など2、3行で済ませているそうではありませんか。安倍の行くところぺんぺん草も生えないというのは本当でしたね。

青い森鉄道

「2011年2月11日のブログに、東北新幹線が青森まで伸び、取り残された並行在来線の各駅は青い森鉄道に移管された・・・」のブログを見て思い出した。
新幹線が青森まで延伸されるというニュースがあったとき、東北在来線も廃止になる話が飛び交った。また、盛岡はターミナルから通過駅になってしまい街は寂れるのではないか、と悲観的な情報が彷徨った。このときの雰囲気と今回の函館までの延伸は青森に暗い影を落とす、という話と同様で地方の切捨てがまたしても繰り返されている。
一方ではアベバカは「一億総活躍社会」とか「地方創世」のお題目だけはあげるが、地方の人口減が地域経済の活力をじわじわとうばっている実情はまったく無視されている。
北海道はこれから経済効果は上がるだろう。北陸新幹線も金沢などの観光が盛んになって効果はあるが、長い目で見れば必ず飽きられて衰退していく。しかし、その一方では”ムチ”が待っているのに、「便利、便利」の宣伝ばがりを強調してTPPや安保法など、きな臭い国民弾圧、ローカル線の廃止、田舎の郵便局の廃止などで地方の仕事をなくし、その昔あった「金の卵の集団就職」は、今や低賃金重労働から抜け出せる方法は自衛隊に入ることが生活を豊かにしてくれるがごとき宣伝を始めている。(地方の町にある掲示板にはそんな趣旨が書いてあるポスターがところ狭しと張ってある)

国家は決して責任は負わない。「三公社五現業」を大企業、アメリカのために民営化して政治家は闇で多額の献金を懐にした事実は、昔も今も全く変わっていない。
JR山田線の脱線事故もどうやら復旧の目途はたたないとか。しかし来年には国民体育大会が開催されるので、それまでには回復するとは思が自治体の負担も多額の血税がこれらに使われる。だから限界地方の福祉に使うための消費税は本当に目的どおり使われているのかが疑問なのである。10%にあげてもわれわれ庶民の福祉にはほとんど使われることはない。すべては自衛隊の装備に使われるのがおちだろう。
ちなみにこの時のブログコメントは1件で「なにいいたいのか」とだけあった。のが印象的だった。

Re: 青い森鉄道

> 2011年2月11日のブログに、「東北新幹線が青森まで伸び、取り残された並行在来線の各駅は青い森鉄道に移管された・・・」

> ちなみにこの時のブログコメントは1件で「なにいいたいのか」とだけあった。のが印象的だった。

この1人は私がチビ太と呼んでいるH氏です。何が言いたいのかとは失敬な!
たかしくんが書いているように、TPPでダメージを受ける北海道に子供だましの新幹線メリットを与えようというわけです。安倍政権の考えることは何でも場当たり、その場限りの見せ金的政策ばかりです。3万円の給付金は無収入のホームレスには届かないし、財源はない。ライフラインのガス・電気・水道を差し置いて新聞に軽減税率を無条件で決めてしまいました。地方創成を掲げましたが、消滅可能性都市への手当ては何もナッシー。ダブル選挙ですべてをガラガラポンしようとしています。

今、日本でしっかりしたビジョンを表現しうる政治家は……翁長雄志さんくらいのものかな?

>「何がいいたいのか」と問う前に「何が言いたいのかわからない」己が知力のなさを考えてみるべきでしょう。自分の無知・無理解を覆い隠すのが「何をいいたいのか」という返しコトバ。これほど非生産的な対話はない。

>北海道はこれから経済効果は上がるだろう。

ミルナくんへ。短期的に考えても、経済効果は多分上がらないだろうというのが私見です。というのは、いろんな調査を見ても、札幌近郊以北は「飛行機」を選択する人の方が多いからです。東京ー金沢とは訳が違うように思うのですが。今北海道は一時的な観光ブームですが、街に出ても観光地でも、どこでもアジアからのパック旅行客であふれていて、まるでアジアンタウンです。ほんとうに。


 「幻想」だとわかっても乗るのがコワいと思うのです。それだけ地域と人々はは「疲弊」しているのではないか。自分たちを「貧困化」させていおる正体を見ないで、なんでもいいから「幻想」にすらよりかかろうとしている。ここにアベ支持40%台の根っこがあるように思う。何かにすがろうとしている。一種の自己喪失です。これがファシズムを醸成するのでは
と思うのですが、どうでしょうか。

>ミルナくんの「体力」はどうなんでしょうか。今日2年ぶりで遠へ飛行機の旅から帰ってきました。私はどうにか現在は「持っています」という感じですかな。

Re: タイトルなし

北海道新幹線も経済効果がないとすればどうしたらいいのか?

北海道観光に日本人より東南アジア人が詰めかけ、日本は無用の長物を抱えて呻吟する図となるのでしょうか。「幻想」によりかかろうとする民衆がファシズム(西はハシズム)になびくのならば昭和初期の再現ですが、対抗する側はどんな運動や表現がつくれるのか。政治党派だけの動きを見ていると見誤ってしまうかも知れませんね。

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