チラシ配りの孤独 

ネギ

さっきまで歩いていた街が灰色の闇に閉ざされている。
東京も翌朝にかけて本格的な雪の予報だ。

貯金の目減りを防ごうと不動産のチラシ配りを始めた。
ノルマはなく出社も不要、チラシは宅配便で送られてくるので、好きな日、好きな時間にどうぞというわけだ。簡単そうだがやってみるとなかなか捗らない。エリアは我が団地の周り一帯だから勝手知った範囲と思っていたが、カメラ片手のブラブラ歩きとはわけが違う。街は細かく思わぬ深さで入り組んでいる。家の後ろにまた家がある。細長い袋小路の奥に家並みがある。配りながら地図をマーカーで一軒一軒潰していく。そうしないとどこまで配ったかわからなくなる。今のところ時間当たり100枚のペースらしい。根気の要る仕事である。しかし今週は珍しく本業が忙しい。楽しいアルバイトは週末までお預けだ。
   

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