ウォーターゲーム 

知り合いの造形作家H氏が喉頭がんで放射線治療をしていると聞いた。手術すると声を失うので放射線にしたそうだが、治療の半ばを過ぎて食事が飲み込めない、皮膚が焼けるなどの副作用が出ているという。酒を飲むと赤くなりチビチビと何時間も飲むタイプで、それがよくないらしい。彼は私の弟と同じ歳だから心配だ。その1つ上の友人は脳梗塞で入院し一時は歩くことができなかったとか。リハビリがまだ続いているようだ。別の歳下の友人は昨年、硬膜下血腫で手術したとも聞いた。いわゆる団塊の世代の闘病体験が不安をかき立てる時代になった。いきなり過栄養社会に産み出され、高度経済成長下では自他共にイケイケの無理を多分に被った世代である。皆どこかにしわ寄せが来ていても不思議ではないだろう。

              
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テレビを買った。シャープのAQUOS19インチ。実は今まで使っていたテレビはソニーVIERA14インチで地デジチューナーがなく、レコーダーにつないで地デジ放送を視ていたので結構不便だったのだ。画面が小さいのはともかく、たぶん3.11の時だと思うが画面に傷が付き、それが日に日に大きくなる上、液晶の劣化も甚だしく見にくいったらありゃしない。価格コムで探すと、今ソニーは19インチクラスを出しておらず、有名メーカーではシャープ、パナ、東芝、日立となるが、実売価格やサイズでシャープに決めた。5年保証を付けて約2万5千円、PCボンバーという通販サイトが一番安かった。ネットで銀行からお金を振り込むと次の日到着した。

                   
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25日国会内で水道法の改正を巡る学習会が行われ、初めて警備物々しい衆院議員会館の中へ入った。当日Change.orgからのメールで知り、急いで駆けつけた。「プエンテ ~暮らしまつりごと~」というグループの主催で内容はこちら。森友問題のどさくさに紛れて主要農作物種子法廃止法案が可決された。これまで都道府県が管理していた農作物の種子が「自由化」され、重要な食の根幹が国際資本の猛威に曝される危険な事態になった。一方の水道法の改正は、現在市町村が運営する水道事業の人口減少に伴う水需要の減少、施設の老朽化、人材不足に対応し、水道の基盤強化を図るためとしている。所有権を自治体が保持し、運営権を民間事業者に設定できる制度を導入する。厚労省はこの上下分離方式を「コンセッション」と呼んでいる。麻生副総理は2013年TPPの交渉が進む中、米国の民間シンクタンクCSIS(戦略国際問題研究所)の講演で「水道を全て民営化します」と述べ驚かせたが、改正はその発言につながる第一歩だろう。

辻谷、山田、奈須の各氏
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法案を説明する厚労省職員
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水という生存権に関わるインフラがアベノミクス(死語か?)のツールにされてはたまらない。元農水相の山田正彦は「運営権の(民間への)譲渡を厚労省ははっきり言っていない。大問題だ」と発言した。先行したパリ市の水道民営化は失敗し再公営化されるなど、世界的に再公営化が趨勢となっている。水道法改正は80年代の流行の遅すぎた猿まねにすぎないとも言える。直面する水道事業の課題をまず議論の俎上に載せなければならない。

                      
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註:「ウォーターゲーム」のタイトルは、昨年東京新聞夕刊に連載された吉田修一氏の小説から借用しました。
                

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コメント:

亀戸散策でしたか

天神さまのお太鼓橋はこんなに色鮮やかになったのね、などと埒もないことを思っていました(笑)
今頃は、藤が見頃でしょうね
伊藤左千夫の墓は、天神さまのご近所のお寺ですか?


水の話
国内の人口過疎地や山間部の水源地をチャイナマネーが買い占めている、という話が、震災前から出ていたような気がします
水道事業の民営化も、ほぼ同じ頃に話題になり始めたのではなかったかしら

公教育も社会保障もそうなのですが、本来なら国や自治体が下支えすべき事柄を採算性第一に議論したがる傾向が、今のこの国にはあるようです
オリンピックやリニアのようなものは、自分たちに都合が良さそうな数字だけをピックアップして、イケイケで推進するくせにね
過去から学ぶことをしない(できない)から、一見メッキでピカピカの政策に飛び付くのでしょうか
アメポチ総理をはじめ、議論どころか最低限の質疑応答すらできない閣僚ばかりですからね
どんなに理を尽くし正論を述べても、相手が聞く耳を持たなかったり理解力がなかったなら、どうしようもない…
無知&無恥に打ち克つノウハウを知りたいものです

Re: 亀戸散策でしたか

左千夫の墓のある普門院は天神様のお隣です。
藤の花が満開でしたが、藤はどうも写真に撮りにくい。

チャイナマネーでの水源地買い占めという話がありましたね。
最近はあまり聞きませんがどうなったのかな。

確かに水道は採算割れが大半らしいし、管路の老朽化対策も喫緊の課題でしょう。でも、民営化で企業やコンサルタントが利潤を得るというのは筋が違う。国民のためじゃなく企業の側からの発想が元になっていることが分かります。その他、技術の継承がうまくいくのか、職員の身分は保障されるのか、公共性や福祉としての水道が維持できるのか、といった問題がクリアされていません。貧困層の水道料金が何倍にも跳ね上がったという国もあるようです。

亀戸とは

なんだ、先日、荷風雰囲気を味わいたくて、市川の荷風定食を食べたくて、行こうとしていたのですが、そこよりも手前だったのでしたか。秋葉原からすぐそこなのですな。行ったことないのです。そうでしたか、横浜から一本で行けるのですか。東京音痴も極限だ。お二人とも、詳しい。あれは太鼓の橋なのですか。左千夫と読めず、そうですか、野菊の墓の民子のふるさとなのですな。民子には泣かされました。あんないい娘は今のこの国、この世からは出現しませんな。そおか、たかしさんが、私を通りがかる人と、言ってくれましたが、どこも通れがかれない人間なんだわ。通ったとしても、どこを通っているのか、地名すら知らずに通る。地名知らず人。これでいくか。ウオーターを民間がやるとはしゃらくせえ。そういうたぐいの品物じゃねえだろう。泥水をぶっかけてやりたい奴らだ。民子や、左千夫が聴いたら、なんというか。水はみんなのものだ。いつの時代も、譲り合って、川を作り、田んぼに水を引いたのだ。ウオーターまで、儲けの対象か。足尾の田中さんが嘆くだろう。電気だってそうだ。東京電力が、わかりやすい。なんで、いろんな電力会社が出るのだあああ。あああーーー、いけねえ、ちと、差し障りが出るのだろうな。やめとくわ。

ウオーターとは水だ。のどを潤す水だ。いつの時代も、数千年も数万年も、昔からの存在だ。人が人でいるための、人が人であるための、切っても切り離せないH2Oなのだが、小さい2が出せない。小さい2も出せぬことが負担になってきた。そおだ、水と、打ってみるか‥waterしか出てこない。化学式は出ないのだな。ということは、水を化け物にしてはいけないのだ。奴らの手に渡してはいけないのだ。そういえば、うちの婆は、ついこのあいだまで、夏など、外からあえいで帰宅すると、うがい用だろうが、丼鉢だろうが、流しの近くの器なら区別なく手に取り蛇口をひねり、立ったままがぶがぶやる、行儀の悪さだった。がぶがぶやるその姿は野人だ。水道水は体に悪くない証明だ。で、話はそれましたが、民子の白い両の手で、すくった水を、さらには、民子の口に含まれた水を、口移しにして、飲ませてほしい。うんむむむむ、そうすれば、私も少年に戻れる。民子の口に一度含まれた水。民子の唾液が混ざった水を飲みたい。たあっ、たあっ、多々、民子ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ。よおし、民子の墓に行くぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお、おま、おま、おま、おままごとぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。民子の涙をわが口で、残らずなめてあげるのだぁぁぁぁ。ウオッタアアアアアーーーー

Re: 亀戸とは

ままままま、興奮しないで!

亀戸は秋葉原のまだ先です。隅田川を越えnightね。
左千夫の墓の普門院はくらもち珈琲へ行く途中なので、たまに立ち寄ります。
錦糸町駅前に歌碑があるように記憶しますが……。

分子式の小文字は出ませんね。Wordなどなら出せますけど。不便ですね。

ウオーター事件

日本人は空気と「水」は只だと思っている。基本的生存権なのだから当然だろう。嘗て土地までをも投機の対象商品にして、挙句バブルが弾けてとんでもないことをしてくれたが、今でも後遺症は連綿として続いている。

今度は「水」までを投機の対象にしようというのか。山紫水明の豊かな日本国で汚いのは、官と民が袖の下のやり取りを公然とやってることだ。
まるで時代劇の「越後屋、お前も悪(わる)のよぅ、いっひっひっ!」てな感じそのものじゃないか。
森友学園、豊洲の盛土などあまりにも露骨すぎやしないか?(露骨じゃなければいいいのか!と勘違いされちゃ身も蓋もないけど・・・)

古くは「三公社五現業」を民営化したことを思い出してほしい。国鉄は解体され地方の庶民の足は消滅の一途だ。JRの「トランスイート四季島」とかいったかな、100万円だしても一年先まで予約済みだという。わずか43人しか乗れないそうだ。実に悍ましい限りだ。
北海道の線路はどんどん無くなってしいまい、そのうち全部が二束三文で鉄くずにされてしまうんじゃないか。最近郵便局は、欲たけてその結果多額の赤字をだしてしまった。その結果タイミングよく値上げしている。
こんどは、水を同じ目にあわせようというのか。
水道の基盤強化と称して運営の民営化となれば必ずウラ金が動く。民間会社の基本は儲けの事しか考えないということだ。庶民が不便になろうが知ったかとじゃないわけだ。

昔はそれぞれの家庭で自宅に井戸を掘っていて、その名残りが田舎にはまだ釣瓶井戸としてある。今では田んぼに「ガチャガチャポンプ」があるけど、これも路地や家庭にあったものだ。徳川政権でさえ上水道を引いて貧乏長屋にも供給している。儲けの対象にしてはいないのだ。
それにしても電気代、水道代は結構高いと思わないかい?

アベシンゾウはついに憲法改正の期限を設けた。軍事面で国民を抑圧し、その後に「水」を押さえ、ついには「空気」をも抑えようとしていると思わざるを得ない。これは決して邪推ではない。

朝顔に釣瓶とられてもらい水(加賀千代女)。
朝顔に取られるなら、しおらしくていいが、国家に取られるのは断じてて許されない。(彰)

Re: ウオーター事件

全くおっしゃる通りで、一部労組を切り捨てての国鉄民営化は北海道では現実に国民の足を奪う事態になりました。サボタージュ(?)の頻発も偶然とは思えませんね。「四季島」なんて富裕層の道楽で騙されてはいけません。

水道の民営化は、料金を含む事業内容は民間企業が決めることになり、経費は全て料金に反映させる由。値上げは必至でしょう。少なくとも住民には発言権がなくなる。集金や設備の更新など、手間の掛かる部分は自治体が請け負う上、破綻や不正があったときは自治体が企業に損失補塡すると決められているとか。それにここも天下りの巣窟になりそうな気配濃厚ですが、杞憂でしょうかね?

アベの改憲宣言、北朝鮮のミサイル危機を煽りに煽って最大限利用するという、まともな政治家なら顔を背けるような「政策」をぶち上げました。少し前、憲法とは国の理想を掲げるものだ、などと妙なことを口走っていると聞いて悪い予感がしたものです。9条を理想論ではいけないなどと批判していたのは誰でしょう。憲法は理想でいい、しかしそれは総理個人の理想じゃありません。そして権力を厳しく規制するものでなければ……。ま、こんなことを言っても裸の王様には通じないでしょうが……。

水だけではない、空気を押さえようとしている……まさにその通り。もう押さえられたかも知れません。それにしても、たかしくんどうしてるのかな?

ウオーター事件その2

ニクソンを破滅に追いやったウオーターゲート事件とはいささか異なるが、長崎県諫早湾干拓の「ギロチン」閉めめ切り事件から20年が経つ。農民と漁民との闘いは熾烈を極め、未だに水入りとならないでいる。

日常生活を営む中で、政治を意識するようになったら、それは政治がうまくいってない証拠だ。政治に翻弄され、複雑化してしまった「ギロチン」事件、コメを増産するために干拓したが、でき上がってみたらコメ余りの時代は秋田県の八郎潟干拓も全く同じことになってしまっている。

未来を考える能力のない政治屋連中が、「まつりごと」を私利私欲だけでいじくり回し、結局バカを見たのは国民だけという、悪政の結果は絶えることなく繰り返している。

「福島第一原発事件」は復興と称してバカ大臣らが東北全体を侮辱したり、また避難民をいじめる他の県民性は一体何なんだろう。
口では復興、復興とのたまわり何度被災地に行こうが、つまるところアベシンゾウの心中は【唯我独尊】そのものだ。

安倍晋三とその閣僚4分の3が属する極右団体『日本会議』が日本の政治の中心になって、オリンピックを出汁に憲法を戦前の憲法にもどそうなど、政策に大きな影響を露骨に与えてきている。
天皇陛下も流石に危機感を覚え、生前退位を問題提起したがいつの間にかこれも論点をすり替えてしまった。

「愛国無罪」、「憂国無罪」はどちらの側からも行動し叫ぶ事ができる。しかし権力者にとって恐怖なのは、クーデターであり革命だろうから「共謀罪」、「軍事憲法」をいっときも早く成立させたいのだろう。それにしても共謀罪は一般市民に関係ないなどとよくもシラッといえるものだ。
戦前の「治安維持法」の例を見るまでもなく一般市民こそが弾圧の対象だと多くの国民は考えない現実が悲しいね。

「起て飢えたるものよ 今ぞ日は近し 覚めよ我が同胞暁は来ぬ 暴虐の鎖断つ日 ・・・・・・」てなわけにいかないんだろうナ。哀しいご時世になったものだね。

ボクにとって、大病の完治が先か戦争が先か分からないけど、せめて気持ちだけはどちらにも反対していきたい。「憲法記念日」や何の意味もない祝日「みどりの日」をつらつら過ごしながらふとそんなことを思った。(彰)

Re: ウオーター事件その2

ブログの更新が遅れてます。もうしばらくお待ち下さい。

>日常生活を営む中で、政治を意識するようになったら、それは政治がうまくいってない証拠だ。

その通りです。このところどんどん政治が前に出てきています。ご飯に混じって食べにくいったらありゃしない。犯人はもちろんアイツです。アイツの幼児性が日本の政治も生活もグチャグチャにしているんですよ。

今日は国会が動き始めた日。アイツに民進党が食らいついていました。金田・佐川・麻生……悪役の顔もちゃんと揃っています。相変わらずアイツは民主党政権をクサし、無関係な話で答弁をはぐらかしています。全部観たかったが……。しかし、佐川は録音が上司であることを認めたし、法制局長官は自衛隊が合憲であると断言していました。金田はもうもちそうにありませんね。

「起て! 飢えたる者よ………」飢えたる者は生活保護も断られ死ぬしかありません。何という世の中でしょうか。その生活保護もまだまだ贅沢(?)だと思われてるくらいですから……。常に下方圧力が掛かっています。

亀戸から事件へ…

亀戸事件に意識がとんでいます
大震災の直後の人心が不安定な時期だったにせよ、きっかけがあれば人はとことん残虐になれるのだな、と…
共謀罪という御墨付きを得たら、同様のことが起きるのだな、と
近々、亀戸の浄心寺にあるという亀戸事件犠牲者之碑を見に行くつもりです


写真、追加したのですね
写真に撮りにくい…と仰有りながらも、見応えのある藤の花と思いますよ

Re: 亀戸から事件へ…

ありがとうございます。
亀戸事件はあくまで日本人社会主義者などが殺害された事件で、朝鮮人虐殺は含まれていません。後者は私自身よく把握していないので今は書けませんが、いずれ追求してみたいと思っています。

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