麻布十番での仕事 

二の橋より
二の橋

仕事のない5月だが、高校の同窓会誌の編集に引っ張り出され池袋に通ったりした。今週は4日間、本来の仕事である。麻布十番二の橋近くのB社で13時から。相変わらず広いとは言えないフロアに社員やアルバイターが群れて仕事をしている。私の仕事は推理小説雑誌の流し込みチェックだ。レイアウト通りになっているか、約物がきちんと入っているか、赤字が修正されているか、拡張新字体から正字への変換が行われているかなどをチェックする。デッドラインが決まっているので場合によっては非常にせかされ、そういうものに限って面倒くさいやつだったりする。面倒くさいものだから修正に手間取り、校正にしわ寄せが来る仕組みだと言った方がいいのか。作業の中で発行前の新しい小説が読めるのはメリットだが、基本的にエログロはなく真っ当なヒューマン作品が多い。1日目、最も忙しいときにメガネを忘れてしまった。仕事がないとこういうポカも起こりがちだ。

麻布十番は渋谷川の下流、古川(新堀川)に沿う街だが、幕末にはこの辺りでヒュースケンの暗殺や清河八郎の暗殺といった事件が起っている。ヒュースケンを殺ったのは清河八郎の仲間の薩摩藩士たちであった。いま古川の上には高速道路がのしかかり、ヒュースケンの居た善福寺の背後にはグロテスクなマンションがそびえ立っている。
  

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コメント:

チェック&チェック

文字はやっぱり紙の上で生きてこそ活字だ。電子書籍がのさばってきたが気に食わんネ。「本」を手にそっと包んだときの感触はえもいわれぬ快感だ。

Re: チェック&チェック

Webや電子書籍になっても校正・校閲は必要なはずですが、その辺がどうも不透明で……。今回の仕事もたかが月刊誌の小説1本に驚くほどのチェックが入って出来ていることがわかります。素人は作家が書いたものがそのままぽんと雑誌に載ると思っているようですが、それはよほどのやっつけでしょうね。

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