帽子店 

帽子店

  別れ来し静かな町の帽子店

ひょんなことで本駒込から駒込病院までの通りを何往復かすることになった。左右に路地が延び情緒のある家並みが続く通りである。その真ん中あたりに写真の帽子店がある。古ぼけたウインドウに帽子は飾ってあるが、営業しているとは思えない。すぐ冒頭の川柳が頭に浮かんだが、誰の作かグーグルでもヒットしない。確かに帽子店というのがミソであって、これが喫茶店では印象は正反対となろう。DOCOMO店ではさらに別の趣になる。日差しがまぶしい真昼間の通り。古ぼけた帽子店はそれだけで想像を掻き立てる。
  
追記:たいまつ社『明治j・大正・昭和三代 現代川柳の鑑賞』にあり。「遠くの町」ではなく「静かな町」であった。京都の人・堀豊次の作品。こいうのもある。

  絵の中に一つの椅子が置いてある

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コメント:

なかなか

もう忘れてしまっているような昔の街を思い出させてくれますね。小学生になるかならないかの頃、函館の繁華街にあったような店を思い出しました。同じようにガラス戸の中に布の生地を巻いたものが幾つもおいてあった店でした。
時間が止まっているという表現がぴったりです。

Re: なかなか

飾ってある帽子は新しいもののようですが……。「猫町」に通ずる非現実感です。

能登の里山

なぜか棚田が無数に並ぶ「千米田」など里山、里海が真っ先に思い浮かんだ。時の止まった清涼感溢れる風景が眼の前いっぱいに広がる・・・ただもうそれだけでいい。

Re: 能登の里山

帽子店を見て棚田が思い浮かぶとは……さすがは名人(何の?)ですね。

茂原帽子店ですね。

実はこのお店は私の母親の同級生の家でしてグーグルマップでご本人らしき方も写っていました。何十年と会っていないと聞き、今日駒込にあるお寺の墓参りの帰りに寄ってみることに。しかしもう看板の文字は消され雨戸も閉じ住んでいる様子はありませんでした。母もがっかりしていました。いつ閉店したのか知りたくネット上を探していたらこのブログにたどり着きました。

Re: 茂原帽子店ですね。

母上の同級生の店でしたか。この写真は去年6月の21~22日に何カットか撮ってます。暑い日だったと記憶します。しかしストリートビューで顔まで写ったらプライバシーの侵害でしょうにね。

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