埴谷先生の文章にイチャモン? 

廃車

一仕事終わった後、シュハリ、蒼穹舎、バウハウスを廻る。いずれも写真のギャラリーである。シュハリは斎藤りこの「深海Vol.3」、蒼穹舎は小原里美のスエーデンの写真。いま若い女性作家の実力には端倪すべからざるものがある。問題は三番目のバウハウスだ。いつものように挨拶して観ようとすると、女性が来て「600円払って下さい!」というのには驚いた。すっかり気分が悪くなった。何か突っ込み所はないかと思いつつ下の階へ行くと、邑元舎のロバート・フランク写真集から抜いた埴谷雄高の文章が掲げられていた。読み進むと下の方に「軍一で、しかも……」とある。ピンと来た。OCRでよく生じる間違いである。女性に指摘すると、彼女は誤植というものを知らず、これは埴谷さんの文章そのままですからという。私が埴谷先生の文章にイチャモンを付けていると取られたらしい。「OCRじゃないの?」「??……」。話がかみ合わず、不快なままギャラリーを出た。
帰ってから写真集の版元にメールで確認すると、思った通り「單一」が取り間違えられたものだった。この展示は6月から始まっている。今まで誰も指摘しなかったのだろうか。それともあの女性の屁理屈に負けたか。事実、写真展のパネルやキャプションの誤植はとても多い。
(フランク展のチケットをよく見ると、9月からのPART IIも観られるものであった。つまり1回当たり300円だ。だがそれも口頭での説明は何もなし)

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コメント:

自分だけが正しいのだ!

最近の若者(・・・に限らないかも)には
謙虚さと羞恥心が全くない。すぐ逆切れする。中国の高速鉄道事故、福島原発事故の当事者も同じだ。かくいう高齢化した小生も似たようなものだ。

Re: 自分だけが正しいのだ!

みんな自分だけが可愛い時代ですかね。自分まで可愛くなくなったら、日本沈没?
無知より強いものはない典型例でした。

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