勝どき 

勝どき

20年前、橋際の新築ビルにお得意さんが入ったおかげで、我々も勝どきに通い詰めることになった。当時はコンビニもレストランもなく、食事は月島の西仲通りまで出かけたりして苦労した。その勝どきも再開発が進み、味のある飲み屋横丁が次々と高層ビルに姿を変えた。大江戸線が開通したのはいいが、いま駅は急増したオフィス人口に対応できないらしい。

この20年間、必死で来る仕事をこなしたが、顧みれば恥ずかしいことの連続であった。そればかりではない。他人の人生をねじ曲げるようなことを幾つしただろう。結果として自分が得たスキルは何もない。昨年で勝どきの仕事は完全に終わった。勝鬨橋を見下ろして働いた日々は思えば牧歌の時代であった。誰にもまだ明日がありそうに思えたのである。
          

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コメント:

人はみな‥

「他人の人生をねじ曲げるようなことを幾つしただろう。結果として自分が得たスキルは何もない。」
私自身も同じ思いと現在です。
「明日があるように思えた」というよりは、私の場合は現在のことだけしか考えるゆとりがなかったと、思っています。あるいは切実に「明日」のことを考えていなかったと言い換えてもいいですが‥。
このブログの継続をお祈りします。

Re: 人はみな‥

> このブログの継続をお祈りします。
ありがとうございます。写真だけでも貼り付けたいと思っています。

退職して4年目になる。43年間働いて得たものは何だろうと振り返って見たが「他人の人生をねじ曲げるようなこと」はしてなかったように思うのだが自分の人生をねじ曲げられるようなこともなかったから「思えば牧歌の時代」だったかもしれない。「誰にもまだ明日がありそうに思えた」のは小生も同じだ。

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