愛とカルシウム不足 

麻布十番

今週は麻布十番が大変忙しい。日曜日は午後から呼ばれて夜9時近くになり、月曜も10時。火曜日からは11時始まりに変更となり、終わりはやはり9時、10時。空くときもあるが、ほとんどは時間を睨みながらの連続特急作業だ。しかしこの会社は若くて可愛い女性社員やアルバイターがたくさんいるので退屈しない。とはいえ、人口密度の超高いフロアに8時間以上いて、人の吐いた空気やトナー交じりの濁った空気ばかり吸わされていると、さすがにぐったりする。

ここの仕事で読んだのだが、ちょっと面白い小説があったので紹介しよう。既刊本だから問題あるまい。木村 航の『愛とカルシウム』という作品で、タイトルはアンジェイェフスキの『灰とダイヤモンド』のもじりであろうか。もうすぐ19歳になる環は岩手県中部の介護施設で車いすとベッドの生活。彼女はHDS(ハンプティ・ダンプティ・シンドローム)という難病に冒されている。HDSとは人間の身体が外側から石灰化していく(架空の)病気だが、そんな境遇の環が巣から落ちたスズメのヒナを拾い育てようとする。青春小説という惹句は間違いではないしまったくそのまんまだが、介護施設での生活や心理のディテールがこと細かに書き込まれているのには驚く。実際に介護施設で生活あるいは仕事を経験した人でないとここまで書けないだろう。しかし著者のプロフィールは釜石生まれという以外わからない。もう1つの特徴は、会話の大半が南部弁で書かれているということだ。メジャーな方言で書かれた小説は珍しくないが、南部弁が飛び交う小説はそんなにない。三浦哲郎先生だってもっと控えめに使っていたぞ。
      

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コメント:

南部弁

最近地方の出版社も書店も生き残りで必死なのか方言の解説本が人気だ。DVDもあってリスニングができる。「愛の・・・」探してみたい誘惑にかられた。

Re: 南部弁

図書館ででも探してみて下さい。障害者自立支援法の影響で利用者の選別が行われたり……という切実な問題も出てきます。方言データベースがあちこちのサイトにありますので、漁っていると退屈しませんね。

お仕事お疲れ様です

1日10時間活字とにらめっこは私には耐えられそうもありません。
さて忙中に閑を強引につくり十和田湖温泉と酸ケ湯温泉に紅葉を見に行きました。新青森から新幹線に初乗車。
年金生活になる前の贅沢です。
野辺地には行けませんでした。

  • [2011/10/24 17:04]
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Re: お仕事お疲れ様です

イヤハヤどうしたことか、今日いつも18時に終わる仕事が20時まで引っ張り、耳鼻科に行きそびれてしまいました。なんだか忙しさの星が巡ってきたようです。

ところで十和田はどうでした? 寒かったのでは? 帰りは新幹線として行きは飛行機?

往復とも新幹線でした

行きは八戸から奥入瀬までバス。十鉄ではなくJRバス。帰りは八甲田ロープーウエイ経由で宿の送迎バスで青森まで。
奥入瀬も八甲田も紅葉見頃でした。
青森は市街地が広いですね。
新幹線往復とも疲れました。昔のつばめの上野ー仙台間とほぼ同じ時間なのに‥年を感じました。

  • [2011/10/25 08:38]
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Re: 往復とも新幹線でした

上野-仙台間の特急はつばめではなくひばりでは? つばめは東海道。老舗のネームドトレインです。

ひばりでしたm(_ _)m

実は妻に旅行中に訂正されたばかりでした。
記憶力の減退、うっかりミスの連続と嫌になります。

  • [2011/10/26 17:52]
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