合言葉は「時計台まで」 

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このブログは、知っての通り失敗談に見せかけて自慢するケースと、その逆のケースを絶妙に織り交ぜているが、今回は完全な失敗のケースだ。
介護保険料のリビジョン版がきたので何気なく見たら74,520円だという。昨年は4万円台なので3万円も値上げになっている。すぐに区役所へ電話をし問いただすと、昨年の所得が35万円を上回ったので住民税が課税され、こういう料金になったのだという。課税されたからといって3万円増はひどいだろう。住民税の5,000円と合わせ約8万円を区に取られてしまう。由々しき事態と言わざるをえない。どうやら事業収入が数千円増えたのが影響したようだ。本来ならば経費を適正にして所得を抑えるべきであったのだが、住民税は盲点であった。所得税にのみ気を取られ漫然と流してしまった。ガッカリだ。今年はもう酒は飲めない。当分、新宿より西へは行けそうにない。おまけに、今年の12月からは健康保険も都が所管する後期高齢者医療制度に切り替わるため、どうなるのか全然予測ができない。リーズナブルな負担で済むといいのだが……。


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今月前半、バー鳥渡には岡部文の「時計台まで行ってください」が掛かっていた。先日、尾仲浩二はじめ「街道」メンバーの作品が韓国の蔚山(ウルサン)で展示された際、街の情景を撮ったもの。韓国は日本ほど鉄道網が発達しておらず、ギャラリーへの移動はバスとタクシーだという。タイトルはタクシー運転手に道順を教えるときの言葉で、時計台(どういうものかは不明)が目印になる。蔚山は、ある人は日本の静岡みたいと言い、別の人は水戸だと言う。昭和の雰囲気が濃厚な地方都市と思えば当たらずとも遠からずか。彼女はフリーの強みで韓国に1週間も滞在したそうだ。
「街道」は主宰者の尾仲以下メンバー全員が若いせいか、海外へも簡単に出かけるし、学生気分でワイワイガヤガヤやり、それをまた写真にして展示する。自己増殖し続ける羨ましいような集団である。ギャラリーとしては土日だけのオープンだが、他所での展示も増えてきているし、ネガカラーを駆使する尾仲への心酔者も国内に留まらない。

                                   
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猫の写真がない。それどころか猫との出会いがない。触れ合いがない。このところ猫町へ足が向かなかったこともあるが、一般に夏は不作の季節だ。ざくろ小路が閉鎖されたことも痛い。だが猫たちよ、待ってろ、嵐が過ぎりゃ、帰る日もある春が来る。……秋が待ち遠しいぜ。

                 
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夢の続きはまた夢で 

ヘンな夢を見た。私は旗竿を抱えて電車に乗り座っている。昔デモで使ったぐるぐる巻きの旗の束だが、よく見るとビニール傘の束のようにも見える。そんなものをどこへ持っていくつもりだ? 隣にはその筋のお方が座っているらしいが、私には気付いていない。その筋とは何だ?(私にも分からない) 地上では騒ぎになっているらしい。××がお世話になっています。どなたでしたか……(女性の知り合い) 終点だ、旗竿はどっかへいった。バレないうちに一気にエスカレーターを飛び降りる。我ながらすごい跳躍力だ。……だが本当は殺人・強盗などたいしたことではない。極悪非道とはお前のように家系も血筋も根絶やしにしてしまったことだ。お前の自我がいけないのだ……全くその通り。全ては私の自我だ……我を愛しすぎた。……目が覚めると朝の6時、4時間しか眠っていない。慌てて飛び起き父母の遺影に手を合わせる……。

                                
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うーん、猫の写真が撮れない。この暑さで猫もバテバテのようだ。それよりこのところ写真そのものが少ない。カメラを取り出す気力がない。いけないことだ。パワースポットでも訪ねてみるか……。
さて、前立腺のMRI検査はおかげさまでシロであった。今後も同様なペースでPSAを見ていればよかろうとのアドバイスだ。眼科は南砂の予約をキャンセルして様子見だ。2週間毎に眼底写真を撮られるので煩わしいくなった。また前の眼科へ行くかどうか思案中。どちらも一長一短がある。歯科の方もなかなか進まない。相変わらずほっぺたを押すと痛い。先日の診察日には麻酔してウミをかき出す治療を受けた。型どりは後日だ。

                                 
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西日本の大災害はどうだろう。確かに積乱雲がどうだのこうだのと説明はできようが、被災者には何の足しにもならない。日刊ゲンダイが書いていたが、人災の側面が大きいという。ゼネコンが儲かるダムに頼って護岸の補強を怠り、危険な軟弱地盤や崖下地域まで住宅地を野放図に拡大した政策がある。農業を切り捨てて過疎化を促し、木材を自由化して山を荒廃させた。この間の開発が山林と山里のバランスを破壊してしまったのだ。
気象庁は5日には厳重警戒を呼びかけていたそうだが、次の日のオウム処刑で情報は大混乱。「赤坂自民亭」で祝杯を挙げていた安倍に非難が集中しているのは当然だ。北ミサイル並みの即時態勢はなぜとれなかったのか。面妖なことに、9日に発表されたNHKの世論調査では、内閣支持率が不支持率を4か月ぶりに上回ったという。

                          
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小さな声の力 

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Cさんは時々仕事で一緒になる別のグループの校正者だったが、制度を笠に着ることも論理をネグレクトすることもなく、常に物静かな話しぶりながら存在感を漂わせる希有な女性だった。30年ほど前、隅田川沿いの仕事場での会議や打ち合わせは仕事のことばかりだったが、年度の変わり目など、ごく希にふっと気を抜いたような全体ミーティングが開かれることもあった。しかし個人的なトークだけのミーティングは珍しい。これはそんな場面の記憶ではなかったろうか。
最初、若いバイトの女性が易占いをやっているという話をした後、Cさんが立って話しはじめた。亡くなった母親の霊がまだ暮らしのあちこちに感じられるという話だったと思う。小声で語るCさんの話に引き込まれた。彼女の淡々とした語り口は絶妙であった。
Cさんの夫は名のある小説家だが、別居しCさん一人で娘を育てていると聞いた。その小説家は私と同年同月の生まれだった。仕事が減り仕事の場所もあちこち変わって、Cさんに会うこともなくなった頃、思いがけない彼女の訃報を聞いた。あれからもう十年近くが過ぎてしまったが、Cさんの話が濃い残像として焼き付いている。

                                  
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行こうとしながら何度か挫折し、やっと観ることができたのは「江上茂雄:風景日記」(武蔵野市立吉祥寺美術館)である。明治45年福岡県生まれの江上は十代で父を失い、以後母と妻子の暮らしを支える会社勤めの傍らクレパスで身近な風景を描き続けた。定年後は水彩に転じ、毎日重い道具を背負って出かけ1日1点以上の作品を仕上げることをノルマに97歳まで続け、101歳の長命を全うしている。道端で描く姿が新聞で取り上げられ、その時の見出しにあった「路傍の画家」が水彩期の江上の代名詞になったという。
吉祥寺ではクレヨン・クレパスと水彩の主作品の他に、植物を1点ずつ鉛筆で描いた「私の鎮魂花譜」、運動公園の同じ風景を定点観測のように描いた作品群の計402点を展示している。運動公園は、作家が定点観測を意識して描いたのではなく、展覧のために抽出したものだと思うが、お気に入りの風景であることは間違いない。クレヨンやクレパスでここまで描けるのかというような重厚さや荒々しいタッチの印象が強いが、私の好みは静かな陰影のあわいを描き分けた作品の方である。
この展覧会は参考図書以外の写真撮影が許されている。図録に載っていない作品で私が撮ったものを幾つかUPしておく。800×600㎝の作品はコンパクトデジカメのフォーマットにピタリと収まった。会期は7月8日(日曜日)まで。

                            
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吉祥寺は相変わらず賑やかで、カワイ子ちゃんも多い。美術館のある建物の下ではハープの演奏が行われていた。
追記:江上茂雄展の写真を記憶に合わせ微修正した。

                    
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ズンドコ節が響く午後 

喫茶アネモネの高齢マスターは、近所にできた猫カフェへ行って猫の可愛さにカルチャーショックを受け、オムライスにケチャップで「ネコチャン」などと書いたりするボケぶりである。私はと言えば、夕方アイスクリームを手に持って丸八通りを渡ろうとしたら、強風で帽子を飛ばされ、帽子は丸八通りと平行に反対側へ転がっていった。たまたま信号待ちの女性に拾われ助かったが、アイスの結露がひどく手の自由が利かなかった。

                                      
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またPSA(前立腺腫瘍マーカー)が上昇した。今年1月に掛かりつけ医で区の健診を受けた際、いつものようにPSAも測ってもらったら4.25と出た。上限の4.00をオーバーしている。そこで既定の6か月後にはちょっと早いが、今月の19日に再検査してもらった。すると意外にも5.38だという。先生は厳しい顔で「数値が上がった以上、無視するわけにはいかない」と言って、すぐ画像専門のクリニックへMRI検査の手配をしてくれた。知人が手術をしたばかりなので心配ではあるが、MRIで造影剤を入れると1万5000円も掛かる(保険適用外)のが痛い。画像に異状が認められればまた有明へ行くことになると思う。検査は28日だ。
参考までに先日手術した知人に聞くと、ホルモン剤の影響を除いたPSAの換算値が8近辺で推移していたのが突然14に上がり、調べたらがんが見付かったという。比較的高い数値で何年も経過したところに問題がありそうだ。彼は私たちより7歳若い。また、青森のO君は2016年に生検を受け異状なしだったが、その時のPSAは6.2だったという。県立中央病院の担当医には、PSAが10.0未満では生検の必要はない、急激に上昇したのでない限り心配は要らないと言われたという。

右2匹は6丁目にて。兄弟か親子か。 
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現代音楽のグループNEXT作品展に今年も招かれバスで錦糸町へ出かけたら、途中ティアラ江東の広い庭がおばさんたちで埋め尽くされていた。隣の席に座った女性に「何があったんですか」と訊くと嬉しそうに「氷川きよしさんのコンサートだったんです」。うーん、ズンドコ節が響いたのか! 
NEXTの作品展は毎年さまざまな試みを加えて進化しているが、今年は特に内容が豊富だったように思う。北川朱実の詩を使った井瑞葵の組曲、十七弦箏という伝統楽器を採りいれた若林千春作品、人麻呂の和歌をテーマに書き続ける法倉雅紀などなど、刺激的な演奏が並ぶ。同じ列に陣取った3、4人のおばさん組がちと場違いに見えた。氷川きよしの流れじゃないだろうが……。

上はTさん宅の3匹。久々に見かけた。      
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半分、眠い 

東京新聞の文化・娯楽欄に掲載されている柘植文の漫画「喫茶アネモネ」に、お客たちのこんな会話があった。マスターが超高齢の喫茶店だ。
「あーダメダメ! そういう具体的なこと言っちゃ!」「いろいろ角がたつだろ!もっと雑に!」「よくいく喫茶店で時々会う/ちょっとした知り合いとのあいさつがわりの/あいまいな会話ができてこそ大人だ!」……「ダメだ! 具体的すぎる!」「す、すみません……」。ためになる。

                                     
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前立腺がんの手術をした知人の見舞いにがん研有明病院へ行く。彼は私が有明で前立腺の生検を受けた2015年頃にやはりPSAが上がって悩んでいた。医師の指導の下にホルモン剤で対処していたが、それはがんを進行させる副作用もあったのだ。意外にもギリギリ手術できる大きさだったとか。職場で要職にあり多忙を極める生活がよくなかったとも言える。
手術そのものは医療ロボット・ダビンチで行う腹腔鏡手術なので一昔前のイメージとは大違い。患者の負担は大幅に軽減され、入院もわずか10日間で済む。排尿バッグは煩わしそうだが、元気な顔を見て安心した。退院後しばらくは尿漏れに悩まされるそうで、10年後には再発というリスクもつきまとうが、医学の進歩に期待したいものだ。ただし、同じ医療ロボットの手術でもTV「ブラックペアン」のカエサルみたいに小泉孝太郎先生が操ると、怖くて絶対受けたくないものに見えてくる。

                         
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まいばすけっとというイオン系のスーパーが近所のあちこちにできてよく利用している。どの店も同じ品揃えのようだが微妙に違う部分が困る。先日は清酒「あさ開」の四合瓶を買いに行ったらどこにもなく、4軒目でやっと入手した。「あさ開」は盛岡の酒で、南部らしい無骨でほどよい辛口ながら値段はリーズナブル。おすすめである。まいばすけっとには「桃川」も置いてあったが、「桃川」は私には甘すぎる。
ところでその途中、近所の猫の情報を教えてくれるオバさんに会った。そのオバさんとはよく猫の話をしていたのだが、最近その家が大家の家ともども取り壊されてしまい、オバさんの行方も分からなくなっていた。実は大家が去年の秋口に亡くなったのだそうで、跡地は建て売りにでもなるのではないかと言っていた。自分は近所に引っ越し、猫と一緒に暮らしているという。猫みたいに夜あちこち出歩くヘンなオバさんである。猫町では最近、家屋の取り壊しが加速している。
そういえば、先日久々に洲崎(江東区東陽)へ行ったら、入り口の交番がなくなっていた。下の写真のような広大な空き地が眠っており、飲み屋街や奥には古いアパートや家屋がまだ残っている景色にほっとした。

                       
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朝早く目が覚める症状はなかなか改善されない。寝付きはものすごくいいのだが、トータル睡眠5時間半がせいぜいだ。そのため昼食後に眠くなるのが困る。もっともこのところの寒さで目が覚めた日もあるが……。

丸八通り
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