前川発言の誠実な破壊力 

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どうもここ3日ほど下痢気味で困った。いったんこうなると長引く傾向がある。冷えたスイカを少々食べたことや、市販の甘酒を飲んだことが関係してるのかな? おまけに身体がだるくて更新意欲が湧かない。下痢は一応治まったが……。

S君の脳梗塞のことを書いた後で亀戸のくらもち珈琲へ行くと、夫婦2人の写真展が開かれていた。夫は各地で行われるよさこい祭りを、妻は祇園の舞妓や芸妓などを撮っているのだが、よさこいの迫力に感服し聞いたところ、現在50代の夫は、31歳のとき脳梗塞で1か月間意識不明の状態になり、奇跡的に回復した後、医者に言われたのが「リハビリのために写真でもやりなさい」という一言だった由。この人は不自由が残りつつも職場に復帰し現在に至るが、ダイナミックな作品づくりの陰には妻の並々ならぬサポートがあるように感じた。S君も写真をリハビリに取り入れ気があるならば多少はアドバイスができるかと思う。

今回の都議選は悩ましい。昼前、自民党のY候補がベランダの下で演説する。父親が区長の彼は、住民税10パーセントオフの公約(?)の他、「都と区の連携がいいのは誰でしょうか」と脅した後、「5号棟の皆さん、7号棟の皆さん」と来た。6号棟は抜きかい。落選しろ。2時間後、今度は公明党のHが演説。団地住民が出て聴いたふり。やはり都区の連携を言い、なんとも気味の悪い絶叫で終わる。民進党は当てにしたKが都民ファースト(推薦)に寝返ったので、以前の都議Oを引っ張り出したが正統でも勝算は薄い。都民ファーストに投票するほどの意欲も義理もないので、選択肢は自ずと限られてしまう。ただ、築地がすんなり移転するようなことになり、豊洲の不明朗な取得手続きがスルーされてはかなわない。

                       
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前川喜平氏が記者クラブの申し入れで二度目の会見を行った。確かに新事実というようなものはなかったが、淡々とした慎重な語り口ながら内容は結構重いものがあった(詳細はこちら)。司会の倉重氏は、重大な問題であるにもかかゎらず解明の場がないことを考え前川氏の会見を用意したが、逆の当事者である内閣府のしかるべき人にも来てもらおうと思っていると話していた。それは是非実現されるよう願いたいものだ。
会見の趣旨は既に報道されているとおりだが、前川氏が権力とメディアの関係で不安を覚えるとして挙げていた事例が不気味である。前川氏の出会い系バー通いの読売記事が出る直前に、総理補佐官から間接的にアプローチがあったという事実だ。記事の差し止めもできるぞという囁きは、権力が個人の行動を全て把握しているという脅しでもある。また、前川氏は時事通信社の特別解説委員・田崎史郎を実名を出さないまでもはっきり分かるように「どんな状況証拠や文書が出ても官邸の擁護しかしない方」として断罪。同様に「官邸を擁護する発言を続けている人の中には性犯罪が警察によってもみ消されたと噂される人物もいる」と山口敬之にほとんど名指しで言及したのである。前川氏を最初に取材しながら放映しなかったNHKについても疑念を呈した。この夜のニュースウオッチ9がこの会見を一言も報じなかったのは当然として、今後、田崎史郎はどんな顔でテレビに出るのか楽しみである。

猫の画像はジジイたちの評判が悪いので下に纏めます。
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崩壊か構築か? 

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こんな日は仕事はほっぽり投げても許されよう。
6月15日は奇しくも57年前の安保闘争で反対派が国会正門に突入し、樺美智子が亡くなった日である。狙ったのか偶然かわからないが、慌ただしい幕引きの裏にはアベの体調もあるという。国会審議最終日のアベはどす黒い顔色をしていた。
前号記事のコメントに書いておいたものを補足訂正すると、アッキーと結婚記念日を祝っていた6月9日の夜、アベは体調不良を来たし慶大の主治医が私邸に駆けつけたというのである。繰り返される異常なぶち切れ答弁も、体内に常に地雷原を抱えているとすれば分からないこともない。虫歯どころではないのである。だが、テレビは加計学園の他、ロンドンの火災や淫行事件などに掛かりきりで思考停止し、強行採決の事実などきれいに抹消してしまったようだ。政権のダメージコントロールが功を奏したかたちだ。しかし歴史が繰り返されるとすれば、アベの祖父・岸信介は強引な政権運営が災いして6月19日には退陣に追い込まれているのだが、ね。

                      
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16日は西麻布のチトおしゃれなNANATASU GALLERYへ行ってきた。
久野彩子という女優みたいな名前の作家の造形作品展『Rebirth』である。
ロストワックスで造形した金属にモルタルや樹脂などを組み合わせて精緻な宇宙を創りあげていく。それは壊れていくもののようでも、これから築かれていく途中のようでもある。緊密な都市の再構築というモチーフが小品にまで貫徹している。見つめればミニチュアの迷宮に引き込まれるようだ。

このギャラリーは写真撮影可能                      
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写真には土門拳賞という賞のほかに土門拳記念館を持つ酒田市の土門拳文化賞があり、今年はストラーン久美子の『横須賀ブルー ペルリ164年目の再上陸を想起する』(選評はこちら)が選ばれ、新宿ニコンで展示された。作者は20年間アメリカで暮らし、帰国後は米軍基地でそのカルチャーの違いを教えているという。
観ていくとキャプションの「を臨む」というところに紙を貼り付け直してあった。私が「見る」という意味ならば「望む」ですよというと、もともとそうなっていたのをお客さんに言われた直したのだと当惑していた。また、「防衛大学」というのは存在しない(大学ではなく防衛大学校だ)とも指摘されたそうである。それは知らなかった。夜、高円寺の鳥渡へ行くと隣の男が「ウオッカ」「ウオッカ」と話していたので、「ウオツカ」が正しいのではと言うと沈黙した。今回の鳥渡の展示は萩谷剛『ゆきまちめぐり』。6×6のモノクロで冬の喜多方を堅実に撮っている。カメラは旧ソ連製のイスクラだと言っていた。中古で5万円くらいするとか。

                      
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歯医者通いは特定秘密 

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団塊の世代のS君が脳梗塞で入院したというので、早速見舞いにと思ったら「誰とも会いたくない」と頑固を言っているそうなので見舞いは諦め、代わりに昔のモノクロ写真をプリントし直して送った。彼と彼の息子を立川のレストランで撮ったものと、もう1枚は有志で足尾へ行ったときの写真で、彼の娘と息子が足尾の道ばたで遊んでいる。いずれも86年の秋冬のものだ。S君からは「孫がこの年頃になっている」という返事が来た。手術はしなかったが延べ3か月、80日の入院とは長い。独り身ならば完全にアウトであろう。彼は退院後の今も右手右足と発音にマヒが残り、車の運転も自転車もダメだそうだ。好きなビールは御法度となった由。インド旅行も控えざるをえないだろう。

                       
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追い詰められても悪巧みは止めない安倍晋三が、国会で無自覚の裡に仰天の発言をしていた。6月5日の衆院決算行政監視委員会の質疑で山田宏がこう聞いたのだ。歯と健康の話で、定期的に歯医者へ行く人と歯が痛くなってから行く人がいるが、総理はどっちか……と。するとアベはお仲間の質問だからか気を許し笑いながら、基本的に痛くなってから行くが、しょっちゅう痛くなるので定期的に行くようになっている、と答えた。政治家は風邪を引いたというだけで重病を疑われる商売である。ましてや総理大臣だ。そうペラペラと身体の不調を言うものか。子供じゃあるまいし、あの歳でしょっちゅう歯が痛くなるなんておかしくないだろうか。彼は前歯の乱ぐいが目立ち、それだけで欧米の指導者には見られないような幼児性を感じさせる。まさか歯痛のせいで悪巧みに拍車が掛かっているわけではあるまいが、ひょんなところでアベチンの急所を知らされたような気がした。

                         
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先々月の記事(こちら)に魚屋が閉店した写真を載せたように、このところ北砂地区は閉店・廃業がすこぶる多い。いつも使っていたクリーニング店が跡継ぎがいなくて廃業閉店、写真店が閉店、米屋が閉店、お年寄りがやっていた寸法直しの店が廃業、赤札堂前の青果スーパーが閉店、自転車屋が……おっと、こちらは建て換えのため空き店舗にて仮営業であった。なにしろ、砂銀を挟む北砂3・4・5丁目は官民挙げての木密不燃化10年プロジェクトが動き出している地域ではあるが、店舗や店主の代替わり期にも当たっていたのか。閉めた方がよさそうな酒屋はいつまでもやっている。

                      
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さて、土曜日は短い散歩から帰って串団子を1串食べたら急に眠気が兆し、1時間ほど居眠りして出遅れた。串団子恐るべし。最終日のイー・エムは断念したので観たのはZEN PhotoGallery(加納典明 写真展「絶夜」)とギャラリー冬青(渡邊博史『顔、顔、顔、』)のみ。疲れが激しいので夜の予定は諦めた。忙しいばかりで得るところ少ない1週間だった。

中野・阿佐ヶ谷・高円寺 

何だか妙に忙しない。原因のひとつはギャラリー回りだ。毎日夕方には出かけて1か所か2か所は必ず回るついでに、電車の中で新聞を読むのが日課になっている。以前は適当に取捨選択していた(せざるを得なかった)ものを、最近は都合の付く限り有料以外のほとんどを回るようになってしまった。これでは身がもたない。電車で新聞を読むのも目に良くはないと思う。

                  
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2日、荒井眞治の写真展『アメリカを好きですか?』が最終日なので西荻まで出向く。荒井は毎日の出版写真部長を務めたが10月に定年を控えるという。展示は在日米軍基地の街を撮ったもの。最後に付け足し(心情的にはこちらがメインかも)のように写真とともに掲げてあった伝説のロックバンド「村八分」の結成メンバー、山口冨士夫への追悼文がチト気になった。山口は2013年に福生駅前で他人に殴りかかるアメリカ人男性を止めようとして突き飛ばされ、脳挫傷のため死去。享年64。「村八分」はメンバーが入れ替わりつつ現在も続いているという。
会場のSAWYER CAFEはゆったり目のスペースでジャズのレコードが揃い、酒も飲めて深夜までやっている。西荻は漫画家などが多く、ミュージシャンは腐るほどいるとか。確か北尾トロも西荻ではなかったか。北尾は数々の裁判ルポで知られるが、最近は自身のインプラントの失敗を本にしていたようだ。中央線沿線のこうしたインテリ文化圏は独特の雰囲気があり、それがまた物語を生み出す分厚い舞台にもなっているのだが、私はついにそこへ入り込めなかった一人だ。そういえば昔、男女デュオの歌う「中野・阿佐ヶ谷・高円寺」という歌謡曲があったな……と、暮れゆく車窓を見ながら思い出していた。

    
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たまたま某君のブログを見ると道浦母都子『無援の抒情』を取り上げていた。彼のブログは1日の閲覧数何百人とMyブログとは比べものにならないが、俳句や短歌などの記事にはコメントがほとんどつかない。でも、彼が取り上げている詩歌はしっかりしたものばかりだ。さて、道浦の人口に膾炙した「カルチェラタン」の一首は、このところ連絡の取れない友人N君が「つまらない」と言下に切り捨てて以来、私もあまり評価していなかったが、某君はその「音楽性」を買っているようだ。仲間内では亡くなったI君が評価していた以外評判はイマイチだったように思う。何となく「マジ」な詠いぶりが気に入らなかったのかも知れない。しかし、歌人の評価は少なくとも一冊の歌集を読んでかからなければ公平ではない。東京新聞の「一首のものがたり」でも道浦を取り上げ、「われらがわれに還りゆくとき」という彼女の歌集の言葉を引いて論評していた。

                   
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総理のご威光すさまじい 

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大学の恩師が1月28日に亡くなったと届いた同窓会報に書いてあった。享年89。エントモロジーの泰斗である先生に、その昔とんでもない戯言を述べてとことん呆れられたのはこの私だ。おかげでその後の30年ほど、私は先生の記憶から完全に消去されてしまった。今年の年賀状に「90歳になるので以後賀状のやり取りは遠慮したい」とあり驚いたが……。東京の地にてただご冥福を祈るばかりだ。

         
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これまでの眼科クリニックに愛想が尽き、今日南砂のK眼科へ行ってきた。予約は朝9時。我が家からだと丸八通り1本だが、混みそうなバスを避けて急ぎ足で向かうと約25分で着いた。南砂町駅は改修工事で出入り口が移動され広場はゴチャゴチャしているが、そこに面するビルの2階、前からよく知っている場所だ。なお、町名は「南砂」、駅の名前は「南砂町」であるから注意を要する。
さて、眼科は朝から患者が詰めかけ、若い女性の事務員がキビキビと動いているのは気持ちがいい。患者に高齢者が多いのは前のクリニックと違うところ。雰囲気もいい意味でだいぶ違う。診察はまず眼圧や曲率を測り、視力検査はタブレット操作の省スペース視力計で行う。どういう原理かランドルト環はクリアですごく見やすい。視力も1ランク良く出る感じだ。メーカーをさぐろうとしたが分からなかった。また、チャートで視野の歪みなども検査する。それから散瞳の眼薬を付けてしばらく待ち、眼の奥を撮影する。そこまでは想定内だったが、次に女性の先生のところに回され、いつもと違う猛烈な光を何度も何度も浴びせられたのには参った。終いに吐き気がしそうになった。
院長の診断は、網膜前膜と白内障があるがいずれも軽い。眼底出血は認められない。色が抜けて見えるのは網膜の感度低下だと言う。とりあえず、網膜の機能を改善する飲み薬カリジノゲナーゼとドライアイの点眼薬ヒアレインを出してもらった。来週はメガネ合わせと視野検査を行う予定だ。結局、左側だけ視野が歪み色が抜けたりもやが掛かったように見える原因ははっきりしなかった。徹底的に検査してもらったので一安心ではある。

            
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観てますか、お昼の『やすらぎの郷』。倉本聰オリジナル脚本による大人のドラマという触れ込みで、テレビ・映画関係者専用の老人ホームを舞台にし、主人公の石坂浩二を筆頭に昭和の名優たちがゴロゴロ出るので話題性があり視聴率も上々らしい。昼めしのおかず代わりに時々観ているが、どうも食えない。山本圭のあだ名が「大納言」だということや、私の好きな風吹ジュンを認知症にし自殺させてしまったことも何だが、致命的なのは石坂浩二はじめ俳優みんな老人が身についていないことだ。そのため老人のお面をかぶった俳優がドタバタしているようにしか見えない。倉本先生の悪口はプロにはなかなか書けないだろうから私が代弁しておく。

獺祭って旨いのかな
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