ざくろ小路に春遠し 

河津桜(?)/あざみ野
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安倍がまた切れた。7日の衆議院予算委員会で民進党・井坂信彦の質問に激高し、「デマだ」と声を荒げてとんちんかんな反論を繰り広げた。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が海外向け投資を増やすとした問題について、井坂が地元支持者から、年金資金で米国の雇用を増やすのかと言われると述べたことが気に障ったらしい。そういう危惧を聞いたという話で井坂が断定したわけではないのだが、安倍は「私がGPIFに指示することはできない。それをできるかのように言うことは事実に反する。デマだろう!」とまくし立てた。トランプ会談を目前にしてピリピリしていたのだろうが、安倍がどっちを向いて政治をしているかはっきりした。ヤジで騒然となる中、井坂も議長も冷静に対応したのが救いであった。
戦時中独裁体制を敷いた東條英機は、すぐ切れるのでカミソリ東條と言われたらしい。泥沼化していたインパール作戦失敗の論議が彼の激高で中断し、将兵の撤退が遅れ徒に犠牲を増やすことになったのは歴史的事実。安倍はだんだん先輩に似てきたようだ。韓国の慰安婦問題で日本は駐韓大使を早々に帰国させ引っ込みがつかなくなってしまったが、これも安倍の短慮の結果だろうと言われている。

              
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寒さが続く。市販の2倍めん汁に飽きたので、極太うどんを使ってけんちん風にしてみた。里芋がないのは残念だが、ニンジン、大根、ほうれん草、木綿濾し豆腐をごま油で炒め、だし汁、みりん、塩を入れて煮立て、更にうどんを入れて2、3分煮込めば出来上がり。ごま油の香りがよろしい。餃子づくりも週に2回はやっているのでだいぶ腕が上がった。ダイソーで買った餃子包み器ははかなか調子がいい。ニラは農薬落としを兼ねて軽く茹でると粘りが出て包みやすい。ただ、最後に適度な焦げ目を付けて焼き上げるのはまだまだ。ついビビって早めに上げてしまう。

              
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久々にざくろ小路の野良猫親子に会った。元気だがマザコンの末っ子は少し痩せ気味か。結膜炎にもかかって目のまわりがジクジクしている。背高泡立草が枯れた後の空き地で居眠りしていたが、出てくるやひとしきりカメラの匂いを嗅ぎ、ゴロゴロと寝っ転がってポーズしてくれた。撫でるのと写真を撮るのは同時にできないのがもどかしい。彼らにはざくろの家で餌をやっているようだが、ここには内猫もいる。銀鯖の美猫で、以前ざくろの樹に登っている画像をお目に掛けたはず。先へ行った所のTさん宅でも数匹の猫を飼っていて、暖かい日は外に出してくれるが今はまだ寒いし、寒いと私の方も出不精になってしまう。

ミルナくんは抗がん剤治療の最終ラウンド。またゲゲゲの爺と一緒でなければいいが……。前登志夫の『非在』でも差し入れてやろうかと思っている。某君は坐骨神経痛で難儀していると聞く。坐骨神経痛も三叉神経痛も痛みは半端じゃない。

                    
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トランプ・ルイユ 

トートバッグの中に昨年から溜まった写真展案内のポストカードやパンフ類100枚ほどを整理したらすっきりした。いつまで溜めておく気だったんだろう。しかも同じ物が何枚も出てくるのには呆れる。しかしバッグから出したはいいが、行く先は決まっていない。その前のカードもその前の前のカードも山になっている。一応、袋整理法で袋を作っているのだが、作家もギャラリーも写真展もすごい勢いで増えていくのでとても追いつかない。かといって貧乏性の私には捨てることもできないし、時々何十年も前のカードが役に立ったりする。

                
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団地の南側、砂銀への道沿いにありジジイがやってる暗い古本屋。看板がなく店の名前も分からないし普段あまり入ることもないが、ぶらりと立ち寄って思いがけないものを発見した。短歌新聞社の現代歌人叢書が十数冊、@200円で並んでいた。前登志夫の『非在』他、鹿児島寿蔵、柴生田稔、木俣修、佐藤佐太郎などなど。私の知らない歌人も含め、別の棚から無造作に引っこ抜いて持ってきたかのように置いてある。古いが読んだ形跡はなく、隣のビニールカバー(現代歌人叢書はこれが難点)がくっついて引き出しにくい。とりあえず挨拶がてらに高安国世歌集『光沁む雲』を買う。高安は大正2年生まれの獅子座で長男の名前は私と同じだって。
店主に訊くとネットの「日本の古本屋」には入っていないとのこと。店の照明がやたら暗いので、見上げると蛍光管を取り外してあった。
             
              
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今日も世界は戦後秩序をかきまわしてご破算にしようとするトランプに翻弄されっぱなしだ。朝日のオリバー・ストーン監督インタビューでは、リベラルでもなく他の国を変えようという考えのヒラリーよりましと言っていたがどうだろうか。それでもトランプはアメリカ・ファーストという一本柱を掲げているのだからまともだ。安倍晋三は日本第一とも世界秩序が大事とも言えず、トランプの恫喝に右往左往して国内では祖父の亡霊とアホノミクスという下半身に引き裂かれるしかない。
ひどいのはここへきて経済の破綻を覆い隠そうとし、野党の政策を横取りしたかのような空疎なポピュリズム的政策を次々に打ち出していることで、財源は年金引き下げなど社会福祉の切り捨てである。この期に及んで賃金下落と年金支給額をリンクさせるなど、さらなる給与の低下を見込んだ愚策で、アホノミクスが順調ならこんな予防は要らないはずだ。年金は将来3割下がると言われているが、とてもそれで済むとは思えない。プレカリアートの急増に予定調和が断ち切られてしまったのだ。政治・参加・団結などの意味と方法を洗い直さなければなるまい。

亀高神社(左)と荒川辺八十八カ所霊場の1つ持宝院           
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木枯らしの街にて 

自分の仕事が進まない。新聞の山を片付けるつもりだったが、視力が予想以上に悪くなり免許更新でも危うい状況だった。視力を守るにはスキャンと新聞の仕分けを交互にし、しかも時間を制限する必要がある。おまけに安倍政権がへんなことを次々に仕掛けるので、1日の新聞に数個の重要記事が載っていることもあり、まともにやっているとへばってしまう。ギャラリー回りのノルマは何とかこなしているが、このところ本はほとんど読めていない。

                 
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東京の人情のかけらもない木枯らしがこたえる。今年の寒さは格別ではないだろうか。地球温暖化はちっとも進んでいないようだ。おまけにこちらは風邪の後遺症(?)で寒けがヒドい。風邪薬は残っているが飲み合わせがきかないので、バファリンを飲み始めた。少しいいところを見ると、やはり風邪だったのか。36.4度。体温計では熱が下がったようには見えないが……。
私はと言うと、今年は半袖のアンダーシャツの上に長袖のアンダーシャツを着込み、ズボン下はもちろん、セーターの下にチョッキを着込んで使い捨てカイロを持って出かける。めっきり寒さに弱くなった。使い終わったカイロは夜寝るときに敷き布団の足元の一番下に入れると具合がよい。
手の特に指先が冷たくてかなわない。ノブに触りたくない。食器洗いはしたくない。家にいても暖かいのは畳の居間だけで、キッチンもトイレも風呂場も寒いので行きたくない。行動の自由を確保しヒートショックを防ぐには、不経済でももう1つ熱源を据え付けなければならないのかな。

                   
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食生活の改善を図っている。まず、毎朝飲んでいたトマトジュースを止めて、トマトジュースのスープを作っている。肉を使わないスープの素(マギー無添加ブイヨン)と塩少々、コーンスターチ適量を水で溶いたものを混ぜ沸騰したら火を止める。急に吹き上がるのであくまで弱火で熱する。夜寝る前は無調整豆乳を使い同じようにスープを作る。なお、無調整豆乳と酸性のトマトジュースを混ぜると粉っぽくなりうまくない。ヨーグルトを混ぜるのはかまわないようだ。このところ飲み物もコーヒーより紅茶を飲むようにしている。紅茶に迫力を付けるにはポッカレモンを入れるのが効果的だ。紅茶は余り好きではないので、時々コーヒーも飲む。

                           
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ざくろ小路(と名前を付けてみた)の猫たちは元気だが、ちょっと様相が変わってきた。一番愛嬌のあった末っ子の姿が見えなくなり、別の雌猫は離れた場所で小さな子猫を遊ばせている。子猫1匹だけは淋しいが、いささか時期外れの子作りかとも思う。もう少し暖かくなったら確かめてみたい。

                          
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手を切った男 

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11日、運転免許の書き換えで江東試験場へ行く。新年開けの平日はがら空きである。昔は警官上がりの陰険なジジイが無茶な指示を出しイヤだったが、今は妙齢のお姉さんがやさしくやってくれる。免許証の写真撮影はDNPのカメラで行っていた。しかし、視力が0.7ぎりぎりで焦った。前の晩、遅くまで新聞のスキャンをしていたせいか、ランドルト環の切れ目がよく見えなかった。3年後はだめかもしれない。眼科でも毎月の視力測定は鬱陶しいが、検査結果はそんなに悪くないのだ。
30~40分ほど待って出来たものを受け取り、木場へ出て新田橋界隈を歩く。近所には従妹と従弟一家が住んでいるが、敬遠され気味なのでめったに立ち寄ることはない。須崎神社の前に、昔従弟とよく行ったプラモ屋があったけど、今はどうなっているのか。この日、黒猫の姿も見えなかった。

                   
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木場から三ツ目通りをバスで都現代美術館前まで行き、TAPギャラリーで今年最初の個展・佐久間元の『のすり』を観る。カラーによる『そこへゆけ』のシリーズに対し、こちらは6×6でのB/W作品。ノスリとは小型の猛禽類で、捕食の際、野を摺るように飛ぶことからその名前が付いた。ノスリの気分で撮り集めた光景は諧謔味とも言える。次に新宿三丁目のサードディストリクトギャラリーへ立ち寄り、関薫『白い息』を観る。同ギャラリーのメンバーはみな一筋縄ではいかない野武士タイプだが、関作品もある種パラノイア的な視線を貫くものだ。
別の日に観たものも挙げておくと、トーテムポールフォトギャラリー・宛超凡『水辺にて』は若い中国人作家の作品。重慶近郊の河の岸辺に寄る人々の姿を時間の断片として捉えている。この河原は殺風景で整備されているとは言えず、眺望もすっきりしない。とてもリフレッシュできる場所とは思えないのだが、中国人の考えは違うようだ。立ち寄っては去って行く人々を川の流れの喩のように撮ったその意図は伝わる。新宿エプサイト・みうら のりこ『Found Scenes』はピントがすごく浅い。と言ってボケがはっきり分かるような撮り方ではない。その曖昧さがどことない違和感につながる。本人と話をしてみたが、逃げをうつような受け答えが曖昧さに輪を掛け、いささか後味が悪かった。絞りはF11近辺だと言っていた。
今回の展示を最後に営業を終える新宿東口のコニカミノルタプラザ。思えば甲州街道沿いの島津ビルからだから私も二十数年お世話になったわけだ。最終回の3つの写真展では蔵人『さるく長崎-猫街散策II-』と、小池英文『瀬戸内家族』が印象に残った。蔵人の写真は猫をほとんど添景として扱い、猫がどこにいるか分からないようなものもあったが……。小池展はレンズの選択か画像処理の上手さか絵作りが絶妙である。


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誕生日プレゼントというわけではないが、セゾンカードのポイントでジョゼフジョゼフ三徳ナイフをゲットした。イギリスのキッチン・テーブルウェアブランドだとのこと。刃渡り約13.5センチ、グレーコーティングのステンレス刃でケース先端にシャープナーが付いている。切れ味は抜群。早速指を切ってしまった。


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やっぱり猫が気にかかる 

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3日は神社を探しついでに歩き、旧葛西橋まで行ってしまった。いつも夕方は釣り船が帰ってきて賑やかになるのだが、三が日は休みのようで人はまばら。旧葛西橋といっても橋があるわけではなく、旧葛西橋跡が正確なところ。新しい葛西橋は荒川のもっと下流に架けかえられている(2段目の写真、屋形船の向こうに見える)。「旧葛西橋」は清洲橋通りのどん詰まり、都バスの停留所名として、交差点の名前として、かつての都電の始終点名として親しまれている。広い河川敷と堤防に夕陽が落ちかけていた。一家で凧揚げに興じる若い家族がうまい。しかしコンパクトデジカメで撮ろうとすると液晶に凧が全く見えず、当てずっぽうに撮るしかない。お年寄りが支えて凧を揚げようとしてるのを捉え待っていたが、次の瞬間、凧はボトッと落ちた。

                       
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正月早々ポカをやってしまった。いつも日曜日は早朝の「時事放談」から「サンデーモーニング」、「日曜討論」と録画しておくのだが、8日はそれが上手くいかなかった。前夜、ディスクを入れるとデッキが読み取ってくれない。しかたがないので、ビデオテープに録るようセットして寝たのだが、なぜかテープは全然録画してくれなかった。起きたのが10時前だったから「日曜討論」の蓮舫のところからは観られたが、それ以前はパーだ。概要はTVでた蔵で観られるが、細かいところは分からない。なお、TVでた蔵の無料版には検索機能がなかったが、今年になって観たらそれができていた。以前メールで質問したことがあったが、実現してくれたのか。このサイトは放映内容がテレビを観ずに分かり重宝している。「ためしてガッテン」などは結論が分かればいいので、でた蔵を観ればOKである。
ところで録画のトラブルだが、DVDデッキにブルーレイディスクを入れたためのミスだったようだ。錦糸町ヨドバシまで出かけてレンズクリーナーを買ってきてしまったが、レンズをクリーニングできてよかったとも言える。
ところで、ヨドバシからの帰りのこと、バスを待つ間に隣の列などをデジカメで撮っていたら、後からいきなり「それはカメラですか?」との声あり。「はいそうです」と答えると「ずいぶん小さいね」と言う人は80代くらいのお爺さんだ。うーん、現今のカメラの進歩を知らない人が存在したか……。しかし孫でもいなきゃ老夫婦がカメラを使う場面はないかもしれない。

                  
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新聞で天皇陛下の誕生日のお言葉を見てびっくりした人は少なくないだろう。質問は冒頭の一つに集約され、例年の細かな一問一答はなくなった。元日の「新年の感想」も負担軽減という名目で廃止された。どうやら政権は陛下の発言機会を完全に奪ってしまったようだ。退位問題も特例法で決着させられそうだ。これらについては『置文』最新号の桜井論文「平成の玉音放送」を含め、言及したいことは多いが、いまいち気力が湧かない。